2023年02月09日

卒論の頃 2

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卒論のこの時期思い出すのは、
「科目等履修生」
という肩書で、一般企業から研修に来られていた、社会人の方々である。年間一人か二人程度だったろうか。電力関係者が多く、私が助教授をしていた講座が「電力工学」であったこととも関係して、ほとんどが私の所属している講座に籍を置かれた。彼らは当然社会人、工業高校を卒業して就職、数年目の研修というかインターンシップというか、であったろうと記憶している。座学に加え所属講座では卒業研究を、四年生と同じように課していた。私が直接指導したのは10年間の在籍中に数人はいたろうか。ただ卒業研究と言えども社会人の力作だけに、国内の学会の口頭発表には十分耐える内容のレベルまで達することが多かった。
その一人は、東京理科大であったかな(?)大気電気学会に同行した。前日は友人のY君宅に同宿し、馴染の焼き鳥屋で小宴を持った。発表内容は、針端コロナ電流の多地点観測で、雷雲の動きをモニターしようという内容、周波数分解が高くないだけに、パソコンの時刻で秒単位の同期さえあれば、充分であった。この種の研究は、名古屋大学のロケット誘雷グループが1980年代に実施し、電気学会の論文になっているけれど、私達の場合はレーザー誘雷の実施と併せての観測で、技術の新規性というよりは、内容の新規性に意味があったのである。ただ彼が研修を終えて会社に戻ってしまうと、後を継いでやってみようという学生もなく、あれっきりになってしまったのは、今となっては少し惜しい気がしている。高校時代は剣道をやっていたという礼儀正しい若者で、もうそろそろ定年を迎えていらっしゃるかもしれない。(この稿続く)
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2023年02月08日

卒論の頃

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この時期大学は、卒論、修論で忙しい。・・・筈!
さすがに博士論文は、年末頃までにあらかた片付いてはいるだろうが。
大学を離れて、正確には定年退職して、あと二か月足らずで丸十年になろうかというのに、折に触れて思い出す。毎日が日曜日のこの身でも、二月初めの忙しなさが妙に懐かしい。
幸か不幸か、定年の前頃には博士課程の学生諸君が、卒論の下書きを積極的に朱書きしてくれるようになっていたので、ずいぶんと楽をさせてもらったものだが、それでも土日の週末は研究室に出かけて行った。
未だ助教授の頃だったと思うが、学生諸君には提出の締め切りを、わざと十日近くはやめて告げたりもしたが、この種の脅しはほとんど効いたとは思えなかった。
「あれって、何故なんだろう?」
正月三が日が明けての一月初旬、その頃から真面目に取り組めば、締め切りになってバタバタしなくて済むのにと、この年になって考える。私の場合、卒論に使う数値計算は、締め切り一週間ほど前になって
「じゃぁ、河崎君この式の計算、数値で出そう!」
と、直接指導してくれていた博士課程のTKさんに言われ
「でも僕フォートランでプログラム組んだことないですよ。」
と返したら、同じ居室のMN助手から
「T先生だって、自分でプログラミンぐするんだから!」
と、数日でプログラムができるというあんちょこみたいな参考書を手渡された。
ちょっぴり懐かしい思い出である。

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2023年02月07日

地震・雷

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トルコで地震マグニチュード7.8、少なくとも76人死亡との一報。そして昨日夕方には、トルコ、シリアで大地震。死者は両国で併せて、1,800人超かとの続報である。さらに今日には3,800人の犠牲者とある。地震の場合、犠牲者の数が数日間増加するのは常で、72時間・3日が建物などの倒壊で埋もれてしまった犠牲者を助け出しうる期限と聞いている。
阪神淡路大震災以降、あるいはその前後だったかな、
「地球全体の地震、活動期に入った。」
と言われたりしているけれど、トルコもシリアも地震災害の多い国での一つであろう。
何度か書いているように、シンガポールは原則地震や津波がなく、シンガポールの友人達に言わせれば
「自然災害とは無縁の国」
という事らしい。まぁ雷被害を除けば・・。
とはいえシンガポールでは電力ケーブルは、ほとんど地中化しており、落雷による被害も少ない。それでもこの国のルールは非常に厳格で、雷鳴が聞こえたら野外作業を止め、屋内やシェルターに退避することが義務付けられていると聞くが・・・。
とはいえ何年かに一度は、石油備蓄タンクが落雷により火災を起こす。これなど避けようのない自然災害の一つで、耐雷や防雷のための研究は今しばらくは続きそうだ。
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2023年02月06日

子育て支援 2

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ブログを更新した後読み返してみて、言葉足らずを痛感する。
例えば昨日、何を言いたかったのかと自問してみて
「子供を育てるというのは、自分の子供であれ他人さんの子供であれ、未来への投資!」
なのだから、国(政治)のサポートは当然のこと、社会(コミュニティ)もその責務を担っている筈。コミュニティのサポートは、わざわざ言わなくとも、ご近所さんが地元のガキ大将に眼を光らせていたし、そのガキ大将は子供ながらに、近所の子供を束ねていた。だからというべきかな、両親共働きの「鍵っ子」も、私のような母子家庭も、放課後家に帰って寂しい思いをすることなど、稀であった気がする。確かに近所の友人家族が、どこかに出かけてしまった日何ぞ、所在がなくてしょんぼり感じることもあったけれど。
一方ガキ大将、隣の村のガキ大将にからまれでもしようものなら、体を張ってというと大仰ながら、仲間を守ってくれた。隣村とのいざこざにでもなるようなときには、大人達がうまい具合に両方の顔を立て、「手打ち」にと導くこともあった。
ともかく巧まずしてうまく機能していたのは、日本という国が「村社会」から成り立っていたからだろうとは、言い換えれば「村社会」の集合体であったろうとは、74歳の爺の理解である。
「懐古趣味」とそしられようとも、かつての日本はそうであったのは間違いなく、それが核家族化が進み、昨日も書いたと思うが、近所の子供に声をかけようものなら、
「知らないおじさんと話してはいけません!」
と、ご両親が子供にくぎを刺す。
「ご両親が知らなくても、お子さんとは顔なじみですよ!」
と申し上げ、未来への投資に貢献とは言わぬまでも、僅かばかりの寄与さえと考えるのも、難しい時代になっている。
もしそうなら、都会化なんて必要はないとは、爺の独りよがりである。

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2023年02月05日

子育て支援

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子育て支援の論戦が、国会で盛り上がっている。
政治家センセイ達の論戦は、彼らに任せておいて、天邪鬼爺なりの存念を披露する。
かつて、そう爺がまだ子供だった頃だから半世紀以上も昔、家庭と言えば二世帯、三世帯同居が当たり前だった。だから子供は、爺や婆が世話をするのが普通だったし、近所の子供達もお世話になったものだ。いたずらっ子は近所の大人達に叱られもした。ただあの頃、つまりもはや戦後ではなくなった頃、集合住宅が多く建てられるようになり、都会の子供達の中には、「鍵っこ」と呼ばれる共稼ぎ夫婦の子供が現れ始めた。ちなみに田舎育ちの私の町内では、夜間以外は鍵をかける習慣などないのが普通だった。それに私など母子家庭で、母は小学校の教員をしていたので、放課後帰宅しても誰もいないのが普通であったので、「鍵っ子」と呼ばれたいと考えたりもしたものである。
いずれにしても社会情勢はすっかりあの頃とは変わってしまい、今日近所の子供に声をかけようものなら、変なおじさんと恨まれたりしかねない。
ただ私個人としては、子供は社会が共同して育てるものと認識している。
(この稿続く)
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2023年02月04日

活字離れの時代に

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そして今日は、立春。
暦の上では、春ながら日本はまだまだ寒く、シンガポールは例年と違って雨が多い。

昨年下半期の、芥川賞と直木賞が発表されたのは、数日前。
これが国内にいたら、どれか一冊を買って読むところなのだろう。ただひところ受賞者と言えば、女性が圧倒的に多かったが、今年は何やらバランスが良く二人ずつ。ついでに言うと、日本人以外の受賞者のいたこともあったっけ。
こう書いたからと言って、必ずしも日本人でなければというつもりではなく、むしろ日本人の活字離れが気になってのこと。
身内の一人が新聞販売店を経営しているけれど、先日
「新聞販売は、将来性がない!斜陽産業やで。」
とこぼしていた。その際
「新聞社に入って筆の立つ優秀な人は、すぐにフリーの記者になってしまうからなぁ。」
としみじみ述懐していた。フリーの記者になることと、若者の活字離れは、直接の因果関係にはないとはいえ、優秀な記者さんがやめてしまえば、ますます新聞離れが進むことになるのでは。なんといっても新聞記事は、読者に読もうという気を起こさせなければ、どうしようもない。確かに今日、テレビ以外のメディアからもニュースが入って来るので、新聞に頼らなくてもという意見もあろうが、記事の重みを考えるとき、天邪鬼爺はやはり新聞記事を第一に考えてしまう。
なんやかなわん時代にますますなるなぁ。

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2023年02月03日

雨季は明けたか?

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節分 シンガポールでも恵方巻 
今年の恵方は南南東らしい。


昨日、午後三時ころから出かけた。
午前中晴れていたので、雨のことを全く気にかけておらず、出かけようとしたら、道路が濡れていて、知らぬ間に雨の降っていたことを気づかされた。
幸い傘を持って出かけたので、
「まぁ降っても大したことはなかろう!」
と、高を括っていたのだが、MRTを降りて地上に出たら、それこそ篠突く雨。幸い訪問先は、シェルター沿いに歩けるので、傘のお世話にはならなかった。いや実際傘を開けたところで、用をなすとは思えないほどの土砂降りであった。
訪問先での用は十分足らずで終えることが出来たけれど、訪問したYさんは
「河崎さん、まだまだすごい雨ですよ!」
と、忠告してくれた。
「MRTまでは、シェルターで行けるから。それにこの雨じゃぁ傘は役に立たんでしょう。」
と、潔く辞去することにした。
までは良かった。
MRTに揺られて、最後はバスに乗り継ぎ、自宅まで500m程のバス停に付いたら、さらに激しい雨。バス停は屋根があってしのげるが、交差点はさすがにシェルターがない。おまけに直角にわたらねばならないし、
「これはたまらん!」
と雨の止むのを待つこと10分。小雨にはなるが止む風もなく、諦めて歩き出したら間の悪いことに、交差点辺りでまままた激しく振り出した。
おまけに雷鳴まで聞こえ出し、クワバラクワバラ。
ちなみに昨夕は、きれいな夕焼け。そして今朝からは快晴。
してみるとあの雷鳴は、季節代わりの雷鳴だったか。雨季は終わったのだろうか?
(この稿続く)
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2023年02月02日

しつもん!ドラえもん

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二月の声を聴いて、連日の雨がぴたりと止んだ。
本来ならシンガポールでは、一番晴天日が多く暑いこの季節、毎日夏の国ながら、それでも
「夏が戻って来た!」
とひと安堵。雨が戻ってこないようにと、少しばかり心配して。


朝日新聞「しつもん!ドラえもん」から。
最近は「あぶら」を取り上げている。
ちなみに今日は、オリーブオイル。地中海料理にかかせないとあって、この爺にはむつかしくはなかった。
ただ先日の、ラスコーだったかアルタミラだったかの壁画に、けだものの油で灯りをとっていたと知り、大いに感心させられた。それこそ太古の昔に、もはや灯りとりをしていたとは。
日本国内の話題としては、植物油の灯りとり。平安時代9世紀に京都の離宮八幡宮で始まったとあった。材料は荏胡麻だったという。
以前にも書いたと思うが、子供に新聞を開く習慣をつけさせるという意味で、このコーナーはよく考えられている。解答場所を求めて、自然に新聞を開くようになる。そして開くたびに眼から入って来る情報、意図的ではなく意識はしていなくても、なんかの形で頭の隅に残る筈である。たくまずして記憶に残るというのが、教育的にも意味があると、信じている。
年寄りの懐古趣味とからかわれそうながら、こんな効用の無いタブレットやスマホは、個人の意見としては認めたくない。便利には違いなく天邪鬼爺も使って入るけれど。(この稿続く)
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2023年02月01日

アリスとシロ

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如月朔日
逃げる二月の始まりである。野球狂には、待ちに待った二月ということになろうか。プロ野球の春季キャンプが行われ、球春三月を迎える。それに今年はWBCがある。個人的にはWBCにはあまり興味はないけれど。


春節祭頃からの、涼しいシンガポールが続いている。
毎日のように雨が降り、我が家の二匹のワンコ達は散歩が出来ず、フラストレーションが溜まっている。一日一度芝生の上を、気儘に二三十分疾走するのが大好きな二匹で、娘犬のシロは、母犬アリスの犬に噛みつきながら走る。シロが足に噛みつくのは、父親犬のチンチン譲りで、アリスは嫌がってはいるがそれでも真剣に怒る様子を見せないので、ある意味興味深い。娘に対しての教育なのかもしれない、何ぞと思案を巡らしている。
ところが家で食べ物を与えた際、シロがちょっかいを出すと、激しくかみつきシロはシュンとなってしまうし、眠っているときにシロが近くを横切りでもしようものなら、これまた唸り声をあげて叱るしぐさを見せる。野生あるいは習性とはいえ、なかなか曰く言い難い。どのあたりまでが母犬としての振舞で、どのあたりまでが野生の本性としての振舞か、素人観察を続ける爺である。

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2023年01月31日

奈良公園の鹿

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正月晦日 
2023年の一月は、行くの通り、あっという間に終わってしまった。


今日の話題は、新聞の記事から。
奈良の鹿(天然記念物)が、紀伊半島東部や西部の鹿とは異なっているらしいことが、DNA判定で確かめられたという科学論文が公表されたという。分かれ始めたのが、6世紀中頃らしく、言い換えれば春日大社創建の頃とあって、論文の著者達が
「歴史との一致に驚かされる!」
と、述べていらっしゃるという。なんとも壮大なロマンを感じる科学論文の内容で、奈良公園で「鹿のせんべい」を強請って、しきりに頭を上下させる鹿達を思い出し、微笑みがこぼれてしまう。奈良市にあって天然記念物だけに、捕獲はき禁じられているので一時は増えすぎて、奈良公園の芝生や木の芽が食べ尽くされるという被害があったと聞く。最近はどうなっているのかは知らないけれど、市境を超えて天理に移動して来る鹿は捕獲しても良いとのこと、ジビエ料理の材料にもなったそうだ。神の使いである天然記念物を食するなんぞ、罰当たりもいいところである。ただこの捕獲が、紀伊半島東部や西部の鹿達との交流を少なくさせたのかと、勝手に思案を巡らしている。

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