2017年03月25日

競争的資金の怪

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何日か前の国会質疑で総理大臣が激昂した「獣医学科」の話題、社民党党首が公募期間の短さを指摘していた。総理大臣が必死にその正当性を強調していたけれど、実はこの爺も似たような経験をしたことがある。といっても激昂ではなく、公募期間の短さに関してである。
小泉元首相が、「地球温暖化問題解決のための国際貢献!」を旗印に、大型の研究予算をつけたときのことだから、十年以上も昔のことになる。もちろん競争的資金だから、当時まだ研究者としては現役だったこの爺も応募することにした。ただ公募の開始から提出締め切りまではほんの一二週間で、徹夜に次ぐ徹夜、准教授、講師の三人と死ぬ思いで申請書を仕上げた。我なりの力作で、
「採択されへんかったとしても、ええとこまではいくでぇ!」
と、大いに期待していた。
我々大学の研究者にとって、毎年の定番の競争的資金と、政府肝いりの単発型の競争的資金の二通りがある。そして天邪鬼なこの爺でも、定番の競争的資金の獲得率は、相対的に高いとの自負はあったけれど、単発型のそれはなかなかうまくいかなかったのは事実である。早い話、根回しなんてのは全くの苦手だったから。それでもその二三年前に、東大阪の街工場の人工衛星造りをまんまと仕留めた経験があったので、地球温暖化対策のその競争的資金もうまくいけばとの期待を持っていた。
申請書は本省である文部科学省に提出、
「採択の可能性のある時は、ヒアリングに来ていただきますから。」
と言われていた。一二週間ほどたった頃
「河崎さんの申請書、結構評判良いですよ。」
といった風の便りもあり、大いに期待していたのだがヒアリングの呼び出しがない。だから東京出張の日に(といってもあの頃は、毎週のように東京に出向いていたのだが)、本省の受付担当官を訪問した。
「ヒアリングは、どうなってますか?」
とストレートに質問すれば
「まだ確定はしていませんが、多分ご足労には及びません。」
とのつれない返事。
「そうおっしゃらずに、せめてヒアリングだけでもしてくださいよ。審査の先生方には納得してもらえる自信があります。」
と、直訴に及んだ。そしてその時の回答は、きわめて毅然と
「私は、この大型プロジェクトを予算化するために、数年前に他の省からこの文部科学省に出向してきています。当然出向の時点で何をするかも決まっています。河崎さんをヒアリングにお呼びしても、混乱するだけですし、申請の採択はありえませんから。」
と、にべもないのである。早い話競争的資金は、競争的資金で無かったということなのである。
その一二週間後、この申請採択を競っている、いわば「敵方」のリーダーから、
「河崎さんが、おつくりになっている装置で、参加していただく可能性もありますから。」
と、矛を納めよという趣旨の申し出もあった故、何となく解せない気持ちを抑えつつ、結局は断念した。
ただその後10年以上も「装置での参加」は声がかかっていない。
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2017年03月24日

教育勅語考

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何度も同じことを取り上げて恐縮ながら、今や巷で話題の「教育勅語」についてである。教育勅語は、大東亜戦争前の我が国を「軍事色一色」に染めるための、手段の一つに使われた。私が小学生だったころ、亡くなった近所のおばさんが、時折そらんじて聞かせてくれた。ただたとえ聞かされても
「我が皇祖皇宗国を肇ること・・・。」
の意味すら分からず、それでもあの頃はそれなりに覚えていた。
近所のおばさんが「教育勅語」を利かせてくれるようになったのは、小学校の担任の一人が、天皇の名前を初代から覚えるよう生徒に命じ、皆で
「神武、綏靖、安寧、懿徳、・・・」
やっているのをみて
「善ちゃん、ほんならこういうのを知ってるか?」
といった具合に始まったとの記憶がある。
私が小学生6年といえば、大東亜戦争終了後16年、今となって思い起こせば、戦前の教育を受けて育った世代が、息を吹き返しつつあった時代だったのかもと考えたりしている。とはいえ、そんな教育勅語をそらんじるまで覚えたのは数人で、その後中学、高校と進級するうちに
「これは大東亜戦争でわが国を泥沼に引きずり込む、一つの原因になったのだ。」
と理解するようになった。つまり全体主義というか国家主義というかを、ともすれば一般大衆に強いることにもなると・・。
だから私は、政治家それも国を引っ張って行く責務の有る指導的立場のセンセイ方は、教育の場に「教育勅語」を持ち込むべきではないと信じているのである。くどい様ながら、個人的に信奉するのは認めるけれど、指導的立場になったら、それを封印すべき義務はあるに違いないのだ。
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2017年03月23日

記憶違い

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東京で桜開花宣言、平年より5日は早いという。
日本人だけに、こんな便りを聞くと何やらウキウキしてくるけれど、残念ながら今年も花見はできそうにない。鬼に笑われたとしても、
「来年は花見の時期に、一時帰国したいものである。」
さて今日の話題は、国会の答弁についてである。おりしも今日は、大阪の小学校問題でその代表が、国会に証人喚問される由。ただ今日の話題は、証人喚問についてではなく、国会議員同士のやり取りについてである。

ここ数カ月、防衛大臣センセイが集中砲火を浴びて、発言を二転三転することが多い。そしてその理由が
「記憶違いでした。」
という免罪符である。不思議なのは、記憶違いという免罪符が、それこそ印籠のごときで、責任を一切追及されない点。なぜ不思議かというと、国会の野党からの質疑に関しては、前日までに質問事項が回答すべき与党の大臣センセイ達に示されている筈であるから。だからその時点で記憶があいまいだったり、自信が無ければ確認しておくのが当たり前の神経だろうと考えるから。確かに完全無欠というのは不可能だろうが、それでもここ数カ月の防衛大臣センセイの答弁はひどすぎる。確信犯だとしか理解できない。ただそれでも100歩譲って、確認を怠っての記憶違いであったとしたら、国会議員センセイとして職務怠慢というほかはないのではないか。
古くには、ロッキード事件やリクルート事件での国会喚問で
「記憶にない!」
が流行語になったけれど、あの時「記憶をなくしていた」のは、喚問された一般人であった。同じように考えてもらったのでは、片腹痛いのである。
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posted by zen at 09:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 時の話題

2017年03月22日

何のためのオリンピック開催

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2020年の東京オリンピック、2025年の大阪万博(こちらはまだ確定していないが)、天邪鬼のこの爺はいずれの開催をも快く思ってはいない。というのも、わが国のような成熟した社会にあって、
「何故右肩上がりの経済成長の象徴である、オリンピックや万国博覧会を開催する必要があるのか?」
と、反語的意味をこめて疑問に思うからである。
1964年の東京オリンピック、大東亜戦争の敗戦からようやく復興し
「もはや戦後ではない!」
が流行語になった1956年、池田内閣の所得倍増計画とあったけれど、政治家センセイの達成感は、必ずしも一般庶民の実感ではなかった。そして東京オリンピック開催の成功は、高速道路、東海道新幹線、さらにはカラーテレビ放送の充実等々、目に見える形で庶民の手の届くところとなり、国民全体を高揚させることとなった。それから6年、大阪での万国博覧会は東京の繁栄ぶりを関西地方にももたらすこととなったというのが私の理解である。実際あの頃楽隠居の身となり旅行三昧していた祖母が飛行機に乗った時の印象として、
「東京の夜景はすごいけど、大阪に着いたら暗い感じや!」
とこぼしていたのが、やがて
「大阪も明かるなったでぇ!」
と吹田万博の頃からいうようになっていたので、私の理解もまんざらではないと信じている。くどい様ながら、この種の企画は経済発展途上にある国にとって、確実にカンフル剤的役目を果たすことは間違いない。
がしかしである。
今日の日本に、本当に必要だろうか?確かに国民全体の意識高揚に役立つことは認めるとしても、オリンピック特需、万博特需は必ずしも後に続くわけではない。
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2017年03月21日

公文書を破棄するな

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国会での論戦が燃え上がりそうで、何やらきな臭い。気の早い御仁など、「すわ衆議院解散か?」なんぞと云ったりもしている。
大阪の小学校開設の問題、愛媛県の大学獣医学科の問題、スーダンに派遣されている自衛隊の日報破棄の問題と盛りだくさんなうえ、答弁が二転三転してマスコミ報道を喜ばせるネタが次から次から。まぁ討論は国会に任せておけばいいのだし、解説はマスコミ各社にお任せして、私は私なりの存念を披露したい。
それは「公文書破棄」の問題。
わが国、大東亜戦争で無条件降伏を受け入れたとき、軍部では証拠書類を燃やしてしまったと聞く。実際そんな光景を、終戦のドラマで取り上げられていることが多い。海軍はどうだったのかは知らないけれど、真偽のほどはともかく軍幹部は関連書類を破棄して焼却処分にすることを命じたのだろう。穿った見方ながら、国際法に基づいての戦争なら、関連書類の焼却処分なんぞは必要なかったに違いない。そしてこれも穿った見方ながら、まっとうに振る舞っていた方々は、敗戦時にうまく立ち回れず、貧乏くじを引いてしまったのではないか、いい加減にやっていた連中は、戦後も上手に生き残ったのではないかと思う。人間 間の悪い者、間の良い者実際おりますからねぇ・・。
それにしてもと思う。
あの時焼却処分などしていなければ、今日問題が顕在化している
1. 南京・大虐殺
2. 慰安婦
の両問題、黒白もっと早く着いたろうにと残念に思えてならない。
今回の騒動に関していうなら、どなたかが「戦闘」の二文字を隠したかっただけの事だろう。ともかく公文書は、破棄するな!
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2017年03月20日

片田舎にも

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今日は立春、シンガポールは明け方から雨である。
昨日信じることにできないような青空を紹介したのに、今は雲が低く垂れこめる感じで、青空のかけらさえ見えない。まぁこれがここシンガポールの「普通」なのだろう。
普通といえば、シンガポールではいわゆる「日本食」が普通にある。正確には、ちょっとしたブームである。シンガポールに限らず、2020年東京オリンピック招致のプレゼンテーションで「お・も・て・な・し」をやって以来、さらには世界無形文化遺産に選ばれて以来、人気はアジア中、いや世界中でかも知れない。
話をシンガポールに戻せば、1990年代に本当に多かった和食レストランが、不景気とも関連して2010年にやってきたころには、激減していた。それが「和食」人気と相まって、確実に増えてきている。そして私の住んでいるシンガポールでは「片田舎」に近い新興住宅街にも、大阪王将がやってきた。王将の料理は、私の感覚なら「日本風に修正した中華料理」なのだが、ここでは日本食として大威張りしている。
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2017年03月19日

青い空

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数日前の朝、空がとんでもなく青かった。
さらには、雲一つないという表現がぴったりという感じであった。思わずスマートホンで写して、最近始めたフェースブックにあげたら、
「日本ではこんな空はない!」
といった反応があった。とりあえず
「いつもというわけではないんですよ。」
と返しておいたが、妙な誤解を与えたのではと気がかりである。
何せこのシンガポール、夜の星の見えないことは、間違いなく世界一二だし、隣国の焼き畑の頃(多分10月から二三カ月程度)にはヘイズで煩わされていて、今日ご覧頂いているようなシンガポールの空は、本当のところ奇跡に近いのである。
ただ今日あたり太陽は真上で、お昼頃には自分の影が自分の足元にしかできない筈だから、そんな季節の巡り合わせても関係して、かくも青い空なのかもしれない。
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2017年03月18日

軍国主義教育反対

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以前から何度も書いているように、多様性のある社会は発展性がある。
だから右寄りの方から、左寄りの方まで容認される社会が望ましいというのが、私の持論である。もっと極端な例を挙げるなら、個人的に教育勅語を信奉する人がいたって良い。天皇を崇拝する個人がいたって、個人的には良いと考えている。かくいう私は、いささか左寄りながら、今日のわが国の天皇制には、肯定的ですらある。
ただ、教育勅語を教育現場に持ち込むのは感心しない。というのも、教育勅語自体、本質的には社会の多様性を認めないというのが、根本理念だからである。大東亜戦争が、間違っていたか聖戦だったかはともかくとして、その戦争に突入していった背景に、あの時代が言論統制含め多様性を全く容認しない社会であったことは事実であろう。こんなことを申し上げると
「あなたは、愛国心を否定するのか?あの合衆国だって、学校では愛国心を教えているぞ!」
と切り返されそうだが、私は愛国心を決して否定しない。ただ大東亜戦争当時は、国を愛するという意味から一色に染まってしまったのではなく、
「我々日本民族の父は天皇で、その天皇に殉じてでも国のためになれ!」
という、いわば妄信的な教えの下に染まってしまったので、私は否定するのである。それにあの時代は不幸なことに、民族主義が台頭、排外主義が世界のいろいろな国で幅を利かせていたのである。
かかる意味で、私は今日大阪・豊中で問題になっている私立小学校は、絶対に認可すべきではないと信じている。そしてそれに消極的に加担したであろう、総理大臣センセイに対しても、申し訳ないことながら、責任を感じて欲しいと考えている。ただあの吾人は、まずは責任なんぞ感じまい。感じまいというよりも、私の今日の主張をご理解できないだろう。一国の宰相が悲しいことである。(この稿続く)
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2017年03月17日

蜂の一刺し2

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やはり一刺しありましたなぁ。
蜂と違うてカバドンみたいなおっさんやよって、一刺し違うて体当たりかも知れへんけど。こともあろうに、
「100万円の寄付金貰った!」
暴露しやったんや。ほんまにもろうたんか、もろうたちゅうのは嘘なんかは、判らへん。そいでもここまで言われたら、国会に呼んで質問せんわけにはいかんやろ。
「総理大臣センセイの名誉にかかわる。」
ちゅうような妙な言い訳で、国会に呼ぶことに決定したみたいや。
カバドンのおっさんは
「国会で、なんでも申し上げる。」
ちゅうてはるから、ほんまに楽しみやで。
そいでも国会に行ったら、カバドンのおっさんは縮上がってまうかも知れへんなぁ。
ここから先は、全くのフィクションやけど、本当のところはどうなんやろ。
政権与党の議席数、安定多数中くらい多いねん。
そいでこの際懸案の憲法改正をちゅうて、与党の面々考えてんのやろ。
大体今の政権与党は、どっちか言うたら右寄りやもんな。
せやから総理大臣センセイや防衛大臣センセイなんかは、大東亜戦争以前の教育に戻そう考えやったんやろ。すっくり初等教育の学校を変えるんは無理やろうけど、一校でも二校でもそんな学校できたら、だんだん増やすことができると考えやったんや。
ほんでその考えに乗ったんが、カバドンの幼稚園や。
「総理大臣センセイの名前を冠した小学校つくります。ほんで教育勅語を基礎とするような小学校つくります!」
ちゅうてアドバルーンあげやったんや。
せやけどや、気楽に総理大臣センセイの教育理念に沿った学校作りますちゅうても、先立つものがいささか足りへんね。早い話空手形や。
せやけど総理大臣センセイの名前冠した学校が、設立でけへんちゅうのは困りもんや。せやからそらお役人様「忖度」するわなぁ。総理大臣センセイが、あれこれ口利きせえへんかってもや。まぁ、この「忖度」は、言い換えたら「未必の故意」やで。「未必の故意」があって、あれこれ進みだしたら、どこぞのテレビ局がすっぱ抜きやった。それが今の大混乱ちゃうんかなぁ。
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2017年03月16日

蜂の一刺し

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ほんまにあほちゃうか思うなぁ。
総理大臣センセイの奥様、閣議で「私人」と決定したんやて。
昨日の続きみたいやけど、閣議で決めるこんなん決める内閣ほんまに気持ち悪いなぁ。
ほんまやったら、大阪の小学校や愛媛の大学の話がや、こんなけからんだら、内閣にしても政権与党にしても、だれか
「おかしい!」
ちゅうて言わんと、あかんやろ。せやのに、それを閣議で決めて蓋するちゅうんやから、なんちゅう国になったんや。こんなん、戦争前の思想統制と一緒やんか。ほんまに気持ち悪いで。
それからや、大阪の小学校で問題起こしやった理事長はん、
「お役人様から、ほとぼり冷めるまで身ぃ隠せ指示があった!」
ちゅうて爆弾発言。ほんでもって今日外国人特派員協会で記者会見や決まってたのに、急に記者会見中止としやった。記者会見したら、総理大臣センセイやその奥様、ほてから防衛大臣センセイに、あれこれ都合の悪いことでやるんやろから、またまた行政指導やできっと。行政指導のあること織り込み済みやけど、そんでも黙ってるマスコミや政治家のセンセイ方々、ほんまに気持ち悪い国になったなぁ。
この調子やたら、毎日言うてるけど、戦争前の体制に回帰しやるで。
誰か蜂の一刺しやらんかなぁ。理事長の奥さん、浪華女の心意気見せてぇな!
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