2018年02月20日

ライバル

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朝日新聞天声人語氏から。
500mスピードスケートの、小平選手と李相花選手の友情に繋がるライバル心の話題を読んで、思い出したのは40年近い昔の事。
それは「Rival〈ライバル〉」に関して、というよりはむしろ単語に関してである。名古屋大学に職を得て、大気電気学に取り組みだした頃、ある国際会議で当時すでに著名であったユーマン氏やクライダー氏に会う機会があった。今日でもそうながら、あの頃の私の英語は、関西弁訛りのひどい英語であったが、それでも大家とそれなりの会話を楽しめた。(と一方的に私が思っていただけかもしれないが。)そして会話の終わりに
「この分野は初めて数年の半人前ですが、ライバルになれることができるよう研鑽します。」
と告げたら、怪訝そうな顔をして、意味が分からないとおっしゃるではないか。
どうも「ライバル」が通じてないらしく、日本人にありがちな「lival もしくはlibal」という発音になっていたのだろう。そうRの音がLに、Vの音がBになっていたのだろう。「敵と味方」を例に挙げて説明したけれどやはり通じない。それどころかますます話がこじれる有様で、やがてようよう
「Oh, Rival!」
の声が上がるまで4〜5分近くもかかったろううか。何がきっかけでRivalに到達できたのかは今となっては覚えてはいないけれど、少なくとも「敵(Enemy)」を出したのはまずかったことだけは間違いない。日本語では「好敵手」なんぞと云ったりして「敵」の意味をも含んでいるけれど、Rivalにはそういった意味合いはなく、競い合ってお互いを高める相手というのが第一義、あの日以来私はライバルの意味をしっかりと理解している。
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posted by zen at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白