2019年04月20日

日本人の英語下手 1

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困ったときの、「しつもん!ドラえもん」か「天声人語」。
実際いままで何度かお世話になっている。
さて昨日の天声人語氏、明治期の英語習得術に言及されていた。辞書を一頁ずつ暗記しては、そのページを食べたという、まぁ伝説みたいな話も披露していた。それもこれも、我が国の語学教育、それも初等、中等教育における英語教育の見直し、抜本的改革と関連してのことである。
言い古されたことながら、我が国日本では中学に入学して以降英語の授業が課されているが、仮に最高学府まで学んだとしても、英語の会話能力がお粗末であるとされてきた。そして何度か効率を上げるための英語教育の改革がなされた筈なのに、いやはやいまだにお粗末なのである。そして今や少子高齢社会で、我が国の生産性を上げ活力ある社会にしていくためには、海外からの人的資源に期待するほかに妙案はなく、そのためには海外からの人達が、英語でも生活できるようにとの配慮もあっての、今回の取り組みなのだろう。
ただとこの爺は皮肉っぽく考えており、それはまた明日にでも。
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2019年04月19日

夢の中で枕草子

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昨夜というか今朝というか、夢の中で枕草子の書き出しが浮かんできた。あの、
「はるはあけぼの ようようしろくなりゆくやまぎわ すこしあかりてむらさきだちたる」
という下りである。半分覚醒・半分まどろみの中で、何回も繰り返した。何故枕草子か、夢の前半(?)は覚えてはいないが、ともかく枕草子の書きはじめを、飽きもせず繰り返したのは事実である。そしてこれまた半分夢中で
「シンガポールの人には、こういった機微は理解できないのだろうなぁ!」
とも考えていた。くどい様ながら夢の中と覚醒のはざまであった。ただ「むらさきだちたる」の先がどうしても出てこず、そこまでを何度も繰り返したのである。
それで朝起きだしてから、さっそくネット検索した。
「むらさきだちたるくものほそくたなびきたる」
なんのことはない、記憶通りなのに、あの時どうして思い出せなかったのだろう。
それにしてもなぜ枕草子だったのだろうと、その点はいまだに気にかかっている。
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2019年04月18日

ノートルダム大聖堂火災

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パリのノートルダム大聖堂で火災、尖塔が崩落した。
大聖堂は改修工事中で、出火は夜が更けてからだそうで、火災報知機もなったというのに、いやはやなんとも・・。日本の国なら、東大寺の大仏殿か、宇治の平等院が火災に遭ったようなものだろうとは、私の勝手な印象である。
私がノートルダムの大聖堂を初めて訪れたのは1983年11月24日。初めての海外出張でノルウェーに行く途中で立ち寄った。成田を夕方に出て、金浦、アラスカを経由して、早朝パリに着いた。出張は、もはや鬼籍に入っていらっしゃるT先生のお供であった。ただ11月下旬のパリは時雨空で、おまけにT先生が雲助タクシーに法外の料金を取られたりしたので、第一印象は非常に悪かったというのが正直なところ。
二度目に訪れたのは、1年半後の6月ICOLSE (雷と静電気に関する国際会議)で、モンパルナス付近の安宿に一週間滞在して初夏のパリを経験した。この時は晴天が多く、おまけに日も長くで、悪かったパリの印象がすっかり払しょくできた。そしてこの会議で知り合った数人と永く関わっていくことになった。だからノートルダム大聖堂は、何度も訪れている。
こういった経緯で、第一印象とはすっかり変わってしまって、フランスはお気に入りの国になっている。最近はパリもご無沙汰で、6年か7年は出かけていないけれど、大聖堂の火災は大いにショックである。
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2019年04月17日

シンガポールの風 3

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通勤のバスでの話が続く。またまた昨日のことである。
隣席には昨日は年配の女性がいらっしゃった。
年のころなら、還暦・60歳前後だろうか。
昨日の男性のようにこの爺を見て
「あなたは日本人ですか?」
と語りかけてきた。そうですと答えると、
「私の三人の甥は日本の大学を卒業して、そのうちの一人は日本に住んでいるの。」
と仰る。三人とも結婚は日本の女性だともおっしゃり、日本にいる甥っ子の奥さんはヨーコさんとまで教えてくださった。女性はさらに
「そして、尾道という街まで訪ねて行ったわ!」
とのこと。その際東京、京都、大阪と旅されたらしいが、すべて好印象だったと、えらく親日的である。前日の男性の辛辣な日本批判とは、いやはや好対照といったところ。
それにしても尾道訪問とは、いささかマニアックな訪問先ながら、甥っ子さんが住んでいるからの訪問なのであろう。190417 シンガポールの風.JPG
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2019年04月16日

シンガポールの風 2

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昨日バスに乗り込んだら、隣に座った男性から声をかけられた。
「お前は日本人か?」
どう見ても私より年長の風である。
「そうです。」
と返すと、さらに居丈高になり
「1941年日本軍が、このマレー半島に攻め込んできた。」
と続けてきた。
「いやぁ、この種の御仁はホンマかなわんなぁ。」
と考えたが、バスの中故逃げ出すわけにもいかず、おとなしくお説を伺うしかない。
「攻め込んできたと思ったら、あっという間にマレー半島を制圧。ところがその軍隊たるや、野蛮そのもので、小さな子供を死刑にし、若い女性を凌辱し、とやりたい放題。いま日本がそんな目に逢ったらどうする。」
と、追い打ちをかけてきた。
こうなると毅然として謝る以外妙案はなく
「申し訳ありません。ただ戦争って、正常な人間も狂わせてしまう環境ですから、私は戦争には大いに反対です。」
と返せば
「そうだろうなぁ。上官が殺せと命じたら、従う以外ないものなぁ。ただし凌辱は赦せない!」
と、物わかりの良い反面いささかくどい気もする。
それにしても戦後70余年を経て、いまだにそんな思いを街角でぶつけられるとは・・・。
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2019年04月15日

シンガポールの風

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昨日曜日、リャンコートに出かけた。
そこで出会った、シンガポール人の話である。
たまたま隣の席となり、この爺は一人で紅茶を楽しみ、彼らは二人連れで何やら楽し気に話し合っている。とくに彼等の会話を意識していたわけではないのだが、不意に京都とか大阪という地名が耳に入ってきた。それで顔を上げると、たまたま男性と目が合ってしまった。当然互いにアイコンタクトで、この爺はやり過ごそうとしたのだが、その男性
「あなたは日本人か?」
と声をかけてきた。そして
「先週日本に行ってきて、いまその思い出を話し合っていたんだ。」
と付け足した。さらに
「あなたの出身は、東京か大阪か?」
とまで踏み込んできて、やむなく会話に引き込まれることに相成った。やたらと日本好きであることを強調するけれど、最後には
「私たちは茶道仲間で、それで京都に行ってきたんだ。」
とおっしゃる。習っているのは表千家とのこと。日本人ながらこの爺は、この種の風流には全く無縁で、ただただ感心するばかり。
さらに男性は機械工学が本職で、長く石川島播磨(IHI)で働いたそうで、今はその経験を生かして私立大学で教鞭をとっていらっしゃるとのこと。そこまで話されるとこちらも隠し立てはできず、
「当年70歳。気象関係、正確には大気電気学が専門の研究者!」
と自己紹介すれば
「今日は時間がないけれど、一度話し合いたい。」
と仰る。この種の申し出は、その後往々に忘れられてしまうことが多いけれど、それでも電話番号をお互いに教えあって、その場はお開きとなった。
シンガポールの街角、いや喫茶店での出会いであった。
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2019年04月14日

日清カップヌードル

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昨日スーパーマーケットに行くと、あの、日清カップヌードルを店頭販売していた。NHKの朝ドラで取り上げられた世界・世紀の大発明である。この爺個人的に生前の安藤百福氏を存じ上げており、朝ドラ・まんぷくは、欠かさず観るようにした。そんな思い入れもあってだろう、ついつい日清カップヌードルを買い求めてしまった。
いや正確に言うなら、
「久しぶりに昼飯代わりに食べてみよう!」
と考えたいうべきかもしれない。いずれにしても買い求めて家に帰った。
そしてランチタイム、三分待っての出来上がりは、なんと日本カレーの味ではないか。となると大阪人のこの爺は、カレーうどんをおかずにご飯を頂かずにはいられない。早速茶碗にご飯をついで、ふうふうカップヌードルを吹きながら、昼食を摂った次第である。
いやはやさすがに世界・世紀の大発明。満足度200%といったところ。
ただカップヌードルでも東南アジア仕様なのだろう、味の濃いのは事実で、だから大阪人のカレーうどんをおかずににはぴったんこであった。そしてしみじみ年間世界中で何億食(?)と売れるわけが分かったような気がしたのである。
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2019年04月13日

鬼も18

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愛犬アリスのことである。
生後15か月に余すところ10日ほどである。
人間の年齢に換算すれば、10代も後半から20歳。
「鬼も18番茶も出花」
ということにでもなろうか。
そのアリス、一週間前ごろから、振る舞いが妙であった。
元気がないというのではなく、何かといえば横になってゴロゴロ。
そして数日前、無事、人間でいうところの「初潮」を迎えた。
これでめでたく成犬である。
今にして思えば、あのゴロゴロは、なんとなく気分がすぐれなかったのかもしれない。
知り合いの多くは
「散歩させるときには、牡犬には気をつけねばいけないよ!」
と注意してくださる。
家の中で飼っているので、散歩時以外にはめったにと他の犬と遭遇する機会はない。
それにアリスは内弁慶で、散歩時に犬に出会っても、ただ逃げ惑うばかりだから、妊娠することもないだろうと高をくくっている。獣医さんによれば、生理の期間は二週間程度
「この間は、特に配慮を!」
ということらしい。明日一年毎の予防注射に連れて行くので、あれやこれやと相談してみるつもりである。
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2019年04月12日

植物園

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所用で街中に出かけた。
その帰り友人にちかくのMRT(地下鉄)の最寄り駅まで車で送ってもらった。
ちなみに最寄り駅は、この地の名所の一つの植物園である。
ここシンガポールは一時停車禁止地域の取り締まりが厳しく、当然ことながら正規の下車位置で降ろしてもらって、入り口までの50mほどを歩いた。まぁこれはいつものことである。歩いてゆくと、女性二人連れが地図らしきものを見ながら右往左往している。
「こちらに歩いてくるあのおじさんに尋ねよう!」
という話声まで聞こえる。これも運命(さだめ)かなにかの縁(えにし)と腹をくくり、
「なんでも尋ねてもろうてええよ!」
と開き直り、視線を彼女たちに向ければ、はたして
「おじさん、植物園の入り口知ってますか?」
と間の抜けた質問である。
思わず笑ってしまって、
「植物園はこの通路の左側全体やから、MRTの階段を登りきったあたりであった筈やで。さぁ戻って戻って!」
と急き立てれば、10歩も歩かぬうちに入り口が見つかった。入口とはいえ、特に入場券売り場があるわけでもなく、自然と入っていく形になっているので、気づかなかったのだろう。
「ほらな!」
という私に、
「正式の入り口じゃないんですね?だって門らしきものがないもの。」
とまだこだわっていらっしゃる。
私は、うっちゃっておいて
「ほんじゃさいなら。」
とMRTに向かった。下りエスカレータに乗る前に振り返れば、二人はまだ地図を見ながら、ようやく入っていくところであった。
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2019年04月11日

卒業式

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先日朝日新聞インターネット版で読んだ記事。
中学1年の中頃から引き込もってしまって、登校できなくなった女子中学生、それでも今年三月無事ではなかったにせよ卒業の運びとなった。
担任の教師は
「卒業式にだけでも出ておいで!」
と勇気づけたそうだが、その女学生が学校に現れたのは、卒業式が滞りなく終わった午後になったという。やはり皆の前に出てくる勇気が出なかったのだろう。
そして一人だけで卒業式をしてもらって、そのあと校庭に出たら遠くから呼ぶ声が聞こえたそうだ。よく見るとそれは入学の時仲の良かった5人組の友達4人で、卒業式の終わった後も彼女の来るのを待っていたというのである。新聞の記事ゆえある程度は脚色もあるのだろうが、それを割り引いても良い話だと、思わず眼がしらが緩みそうになった。
ちょっとしたことがきっかけなのだろうが、中学生や高校生の不登校が絶えないときく。卒業式だからできた思いやりなのかもしれないし、もしかしたら教師の指導なのかもしれないが、それならなぜ不登校の始まった時に、この種の思いやりをできなかったのかと歯がゆく思う、春の午後である。
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