2019年06月05日

地球温暖化と雷活動 3

⇒⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
エルニーニョの発生は、地球の温暖化の影響は何らかの形で受けるのだろうが、温暖化そのものでないことは当然である。だから一昨日の内容を、短絡的に温暖化と結びつけているわけではない。ただ一方で、温暖化を考える上の一助になるかもしれないと考えたのも事実である。加えてレーダ観測と雷放電の観測が、同一の地域を秒の単位で同時に観測ができるというのは実に有り難く思われた。というのも雷放電そのものは一雷撃一秒か二秒程度、一方地上設置のレーダでなら一度スキャンするのに、フェーズドアレーレーダであったとしても30秒はかかるため、秒単位まで時間を一致させて観測することは、よほど運が良くない限り起こらない。それがこのTRMM,LISではいとも簡単にできているのである。
話がついわき道にそれてしまったようだ。話を本題に戻すなら、雷放電の起こった瞬間の、さらには放電している場所の、積乱雲の立体構造がほとんど全ての雷放電に関して得られているのである。解析を担当してくれたエフリナさんは、そんな雷雲の立体構造と雷放電を一つずつ比較し、
「この間の雷放電数は通常年より多いけれど、それらは雷雲の高く発達しているときに集中している。雲頂の低いときには、雷放電は起こっていない。」
という報告をしてくれたのである。このことはある意味ちょっとした発見なのだが、温暖化が進んで積乱雲がより高く成長するようになると、雷活動もより活発になるという傍証にはなるに違いないなんぞとも考えたりしたのである。
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷の研究