2019年11月06日

英語修得 8

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中国からのある留学生のことも、言葉の修得という意味で結構印象的な思い出がある。ちなみに大阪大学在職中に、私の研究室で直接面倒を見た外国からの留学生は、多分20人近くだろう。そんな留学生に
「日本語はあえて覚えなくても良い。研究は英語で議論できるから。」
と、研究室内の公用語を英語としていた。ただそれでも、日本語の国語辞典は自由に使ってもいいようにとの配慮だけは、怠らなかった。
そして文頭の中国からのある留学生である。実はこの留学生は女性で、工学部電気系というとあの当時はある意味「男社会」であったこともあって、はなはだ存在感が低かった。雑談に参加することも少なく、物静かだったとのである。そんな彼女だったのだが、修士課程の終わり頃ともなると、学生たちの馬鹿話を聞きながら、くすくすと笑ったりするようになったのである。私は彼女の日本語能力がかなりのものになっていることを確信、果たして貸してあげていた国語辞典は、ものの見事に使い込まれていたのである。笊で水を掬うことを惜しまなかった、一つの成果だろうと今でも信じている。彼女の場合、中国語を母語として、日本語とのバイリンガルを実現したということになろうか。(この稿続く)
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posted by zen at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の主張