2019年12月01日

入学試験騒動考

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センター試験改革のすったもんだの末、多くの国立大学が英語民間試験の導入をやめることにした。ともかく来年の入試では、受験生達はセンター入試の英語科目を受験することになる。個人的にはこの爺は、良い方向に向かったと信じている。とはいえ、この中止決定は問題が顕在化したことによる当面の策で、いずれ民間試験や民間委託試験になっていくんだろう。大学人、いや正確には元大学人としては、悲しいところである。
「我が国の大学教員、高等教育に携わっているという自負心がないのか?」
こういう問いには、
「やるべき業務が多すぎて、時間がない。とても入学試験まで、手が回らない。」
と返ってきそうだし、私も大学人だったからこういった不平・不満は分らないでもない。ただその忙しすぎる膨大な業務は、大学人自身が招いたのも事実である。
気障なようだが、私が大学で教鞭をとっていた時の私自身の思いは
「良い研究をする。そのためには良い弟子を育てる。」
といったところにあり、そのため「セブンイレブン」も辞さなかった。つまり研究室には午前7時ころには行き、午後11時ころまで居ることが多かった。効率が悪いのじゃないかと、問いただされそうだが、大学の事務仕事、学会の事務仕事をそれなりにきちんとこなしていたら、8時間の業務時間が終わってしまう。だから博士課程学生との議論、討論には勢い業務時間外となるし、新しい論文等の調査は早朝にやるしかなく、「セブンイレブン」となるのであった。また学会運営の会議は東京で開催されることが多く、そうなると新幹線の移動ではまる一日かかってしまう。だから出張規定をある程度無視して、伊丹・羽田の航空往復をやっていた。羽田6時発に乗ると研究室には8時過ぎには到着できるので、それから博士課程学生との議論になるのである。そんな時間まで残っているようにと指導したら、今ならパワハラ、アカハラになるかもしれないが、たとえその可能性があったとしても、私なら今でもそうすると信じている。(この稿続く)
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posted by zen at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の主張