2020年01月05日

文を読む力

⇒⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
文を読む習慣を持たずに、読解力のつく筈がない。
そんなことは言わずもがなだろうに、国語の受験指導に、
「文を読むことは後回し。設問にまず目を通す。」
と教えるらしい。実際You Tubeなんぞでは、そのような指導をしているのを、現実に見かけることが多い。そうすることで得点力が向上するらしいので、実力がついているということになるのだろうが、私には全く合点がいかない。いやずっと危惧すら覚えていた。そして案の定、
「日本の高校生の文章読解力が、OECD諸国の中で20位。」
という報告である。
先日、漫画やコミックは見て楽しむが、小説や物語を読まないそんな子供達が多いことを、日本の高校生の文章読解力の低下の因として取り上げた。私が小学生の頃週刊の漫画雑誌が発売されるようになり、漫画の功罪が活発に議論された。漫画亡国論を訴える識者もいたようながら、私自身はそこまでは考えることはない。本になじむという意味では、確かに意味があるとさえ思う。ただ漫画を見る習慣を、上手く本を読む習慣に移行できなければ、大仰ながら漫画依存症になってしまう危険性がある。そして現実に、例えば何かの取扱説明書だって、今日では漫画仕立てになっていることが多い程だから、ますますである。
上手いたとえ話かどうかは分らないけれど、柔らかい物ばかり食べていると、噛む力が発達しない、そういったごときなのではなかろうか。世界的な、漫画ブーム、コミックブームで、その発信元である我が国の文化とさえ持ち上げられ、日本という国の政策の一部に取り入れられるほどだから、読解力低下の歯止め策はなかなか実を結ばないような気がする。
議論を最初の話題に戻すなら、設問分をまず読んで試験問題で高得点を得るという術は、第三者の読解力をあてにした方法で、如何に高得点を得ろうとも、それは個人の読解力では、決してないのである。
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 12:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の主張