2020年06月10日

解放前の中国

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日本では時の記念日
二時間近くも走ったろうか、私達は陽坊村の、ロケット誘雷実験場に到着した。
そこは何と人民解放軍の、戦車の演習場であった。演習場だけにひたすら広かった。片側には二階建ての蒲鉾型建屋があり、郭教授から私達の光学観測装置はその二階に設置するようにと薦められた。SSさんは
「観測は、誘雷さえうまくいくなら最高の環境だ。ただ毎日通うのは願い下げた。近くのホテルを探してくれるよう、交渉しよう。」
と、スタッフとの紹介も済まぬうちに、私達の意見を郭教授や劉教授に投げかけた。
郭教授は
「この辺りには、外国人用のホテルはないからなぁ。」
と思案顔であったが、二三日内にどうにかするからという返事で、私達はその日の夕方は北京市内に戻った。
ところが翌日郭教授から
「南口村に、人民解放軍の招待所があり、その貴賓室をお二人のホテル代わりに使えるよう交渉した。実験場まではいつもの自動車で15分程度。毎朝迎えに行くし、夜中に雷雨があるようなら、迎えに行くから。」
と話があり、私達は早速に荷物をまとめて「引っ越し」した。
以来おおよそ一ヵ月、私達は南口村と陽坊演習場を行き来することになるのだが、その間天気の良い日には八達嶺長城や明時代の十三陵に連れて行ってもらった。その時の世話役の一人がWDさんなのである。
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posted by zen at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白