2020年07月05日

蛇に睨まれた蛙

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先日の「天声人語」氏の内容が面白かった。
「蛇に睨まれた蛙」の話で、本来の意味は
「天敵である蛇に遭遇すると、蛙は恐怖で動けなくなる。」
といったところにあった。そして長くそれは信じられていた。
ところが京都大学の生物学者がその内容というか理解に疑問を持ち、観測を重ねた結果
「どうもそうでないらしい。蛇より先に動くと捕獲されてしまうので、蛇が攻撃に開始する瞬間を図って、その動きと違う方向に逃げる。蛇は飛び掛かるためには縮まねばならないから、一回目の攻撃をかわせば、逃げ切れる可能性が高くなり、それを狙っているらしい。」
ことが分かったというのである。「天声人語」氏は、名横綱双葉山の「後の先」を例に挙げ、蛙が天敵から身を守るための「最良の策」なのだろうと、議論を展開しておらた。
こんな風に考えてみると、野生の動物達にはこの種の生きるための知恵、いや知恵というより生まれながらに備わっている属性があり、我々人間様達が誤解をして、勝手な解釈をしている例も多いかもしれない。
野生ではないが、例えば飼い猫、時折交通事故に遭って命を落とすことがある。私達はこれを
「夜道路で、疾走してくる自動車には猫が身をすくめて動けなくなるから、はねられちゃうんだろう。」
なんぞと理解していた。本当のところはどうなんだろうと、改めて考えてみたくなる。
ついでに、台所に出没する招かざる客のゴキブリ君だって、見つかると逃げるのではなく、身をすくめている。そのくせ人間様の攻撃を巧みにかわし、遁走することが多い。あの一瞬身をすくめるのは、こちらの攻撃を図っているのかもしれない。

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posted by zen at 12:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学一般