2020年08月04日

経済成長0でも

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1985年5月、私は一年の予定でスウェーデンを訪れた。
その頃スウェーデンは、確か世界の長寿国の一つであった。早い話すでに高齢社会に突入していた筈である。ただそんなことより、私は多くの建物が結構古いのが気になった。それにもまして、古色蒼然とでもいえそうなエレベーターが、依然として活躍していた。言い換えれば、古い建物を大切に使っていたのである。
一方そのころの日本といえば、経済の高度成長とも関連して、古い建物をどんどん新しいものに建て替えていた。それは建物に限ったことではなく、ありとあらゆる面で消費文明最高潮だった。だから私は、何でもかんでも新しくしていくことが、すなわち国の勢いと受け取っていたところがあった。
当時私は30代半ば過ぎで、いけいけどんどんといった面もあり
「日本に比べ、もはやスウェーデンもおくれているのか。」
としか受け取れなかったというのが正直なところであったろう。
ところが、2000年代にスイスを訪問する機会を何度か持ち、スウェーデンで経験したのと同じ、古い建物や古色蒼然とした関連設備を目のあたりにして、全く異なる印象を抱くようになった。
「成熟した国はかくあるべき。やたらスクラップアンドビルドをするばかりが能じゃない。日本も考えねば・・・。」、
そうすれば、経済の低成長だって国民が満足感を味わえるお金の使い方、早い話税金の使い方ができるに違いない、と考えるようになったのである。
確かに私の印象は一面的かもしれないけれど、右肩上がりを追求するために、背伸びをしているよりははるかに有意義と思えてならないのだが、実際のところは果たしてどうなんだろう?
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posted by zen at 01:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の主張