2020年08月23日

友人の訃報

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先週、15歳年下の友人SY君の訃報が届いた。趣味の澤歩き中、事故に遭ったらしい。享年54歳というから、もう一仕事も、二仕事もできる年齢なのにと、残念な気持ちがぬぐい切れない。
SY 君との出会いは1990年代の初め、この爺が大阪大学に赴任して2〜3年経った頃だったろう。1989年7月の大阪大学への赴任に当たっては、名古屋大学当時ロケット誘雷でお世話になったHK教授(そのころはすでにトヨタ高専校長)から
「河崎さん、阪大にはレーザー研があるだろう。そこのYC名誉教授に、レーザ誘雷をやったらとけしかけておいた。名古屋地区はロケット誘雷、関西はレーザ誘雷で世界をリードしよう!」
と、威勢のいい餞別の言葉をもらって送り出されたのだが、具体的にレーザー誘雷の実験が走り出すまでに2〜3年かかったと記憶している。
レーザー誘雷の実験は、電力会社の高電圧実験室での「室内実験」から始まった。その準備のためにレーザー研にある大出力の炭酸ガスレーザーを持ち出すことになった筈で、その作業の場でSY 君と出会ったというのがこの爺のかすかな記憶である。とはいえこの記憶は、はなはだ怪しい。その電力会社での実験は三年ばかり続いたろうか、その実験に一番熱心に取り組んでくれたのが、SY君でたぶん今日でも世界最長であろう、大出力レーザーによる誘導放電8mを実現させたし、私のイニシャルであるZ型の放電誘導を、レーザー光でおり曲げて実現してくれたのもSY君であった。
これらの成果を踏まえて、福井県三方郡美浜町岳山での野外実験が行われることとなり、その野外実験でも中心的な役割を果たしてくれたのがSY 君で、もはや四半世紀も昔のことである。こんな縁もあって、SY 君はご自身の結婚披露に招待してくれたし、はたまたこの爺の退職記念の会にも駆けつけてくれた。今から考えれば7年前のその記念の会の出会いが最後となってしまったことになる。冥福を祈りながら改めて合掌。
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posted by zen at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白