2020年09月21日

ダーウィンでの雷観測

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こんな経緯もあって、NKの卒業研究のテーマは、いやおうなしに雷放電ということになった。
この年から、オーストラリアダーウィンでの野外観測が始まる予定だったこともあり、NK君には
「10月末ごろから、ダーウィンに出かけるので、一緒に連れてゆくよ。パスポートはあるかな?ただし大学院に合格できなければ、この話はご破算だよ。」
と伝えた。余談ながら私の大阪大学での教員生活24年間で、配属先が自分の意志に関係なく決まってしまったのは、このNK君ともう一人、現在近畿大学で教鞭をとっているMT君の二人だけだったろうと考えている。
今日はともかくNK君についてである。
ともかくもNK君は、8月末の大学院の入試では無事合格。
だから、10月末には一緒に出かけようと、9月中旬ごろから観測機器の整備は輸出手続きの準備を始めた。出張手続きの書類も無事事務室に提出して、順風満帆だった筈だったのだが、10月10日過ぎだったろうか、事務室の担当から呼び出しがあり
「4年生の学生さんは、科学研究費の費用で、海外出張はさせられません。工学部事務の回答です。」
と聞かされた。
「物見遊山に連れて行くわけでもなし、本人も大学院進学が決まって、今年から少なくとも三年間は観測に参加できるのに!」
とお願いしたけれど、
「規則ですから!」
と取り付く島が無かった。
私にしてみれば、約束をまるで反故にしたことになり、NK君に合わす顔もないといった具合だったが、本人はあっさりしたもので、
「じゃぁ来年連れて行ってください。」
とあっけらかんとしていたのは、有り難かった。
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posted by zen at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白