2020年09月28日

情熱大陸

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ダーウィンの雷観測がらみで、自慢話を披露したい。
1998年の4月か5月だったと思う。
東京のテレビ制作会社というのディレクター人からから電話が入って、落雷事故について取材したいという。偶然翌日、私には東京出張の予定が入っていたので、
「来阪には及びませんよ。明日は早い目に上京するので、午前中にどこかで会いましょう。私の会議は新宿の工学院大学で、午後一時からですから。」
と午前中の取材を約束した。
翌日赤坂見附の喫茶店で、予定通り取材に応じたところ
「大阪の箕面市に、落雷にあっても命を落とさなかった方がいるのです。その方は生涯で二度も雷に撃たれたそうで、ご本人は高電圧体質を自認していらっしゃいます。是非取材に同行して頂いて、解説してください。○○テレビの番組で紹介したいのです。」
という申し出であった。
「私は、こういったきわもの番組には加担したくないなぁ。番組を作る自由まで縛る気もありませんが、高電圧に強い特異体質なんてありませんよ。落雷にあっても助かることもありますが、それはいろんな幸運が重なっての事ですよ。まぁ私は協力をお断りしますから、他の雷研究者を探してください。まぁ協力する人はいないでしょうが!」
と、言い残して十分足らずで席を立った。その後その番組制作がどうなったのかは知らないけれど、一週間ほどしてその上司というMSさんの訪問を受けた。MSさんは
「うちの若いものから報告を受けました。大変失礼なお願いをしたそうで、視聴率狙いというのもありますし、あの件はお忘れ下さい。ところで河崎さんは、どんな研究をされているのですか?雷の研究とは聞いていますが、一度真面目な観点から雷の研究を取り上げてみたいと考えています。」
とおっしゃり、私はダーウィンでやっていることをあれこれ話した。
「へぇ、二か月近くも現地で学生さん達と一緒に・・・。」
とやけに感心され、二時間程で帰っていかれた。
そして一か月ほど経った頃、例のMSさんから電話があり
「今年もダーウィンに行かれますか?一か月間の同行取材させて頂きたいのですが。情熱大陸という番組で、先生の研究を紹介したいのです。」
という申し出を頂いた。真剣な取材ドキュメンタリーとなれば、私には断り必要もなく、11月12月と取材して頂いて、1999年1月24日に全国放送されたのである。あの当時はまだ情熱大陸という番組の知名度は高くなかったが、今日20年を超す長寿番組にまで成長している。
ともかく情熱大陸で取り上げて貰ったことは、今でも私には自慢の種なのである。
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posted by zen at 12:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白