2020年11月01日

アリス大脱走

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霜月朔日
我が家にアリスというトイプードルの同居していることは、何度か紹介してある。このアリス年明けの1月には、満三歳になるというのに、依然として社会性は低い。つまるところ、臆病者で他の犬との接触はあまり好まない。それに大きいものは嫌いで、例えば散歩中に乳母車に出会おうものなら、尻尾を巻いて逃げ出そうとしたりする。先日も散歩中に、スーパーのレジ袋が飛んで来たら、慌てて逃げようとした程である。
そんな臆病者のアリスの得意とするところは、近所の公園内を「爆走」することである。本当は許されていないらしいが、こっそりリードを外して家人が自転車で疾走すれば、涼しい顔で追い越してゆく。それも少し遅れてスタートをし、瞬く間に距離を詰め追い抜くのである。新型コロナ騒ぎで自宅待機を余儀なくされていた五月から七月毎夕のようにパシリス公園に出かけた。今日では週二三回程度になっているだろうが、ともかく「爆走」好きであることに変わりはない。ただし「爆走」中に他の犬を見かけると、勝手にルートを変え大回りして家人の到着を待っているのが普通である。
ところが数日前、家人はいつもより遅く公園に出かけ例によって「爆走」させていたらしいのだが、追い抜く筈のアリスが現れず、振り返ってみると忽然と消えていたというのである。そもそも犬のくせに暗いところが嫌いという臆病者、黄昏時でもあり大声で呼んでみても現れる風はなく、公園内を探し回っても見つからなかったというのである。
家人にしてみれば、
「あの臆病者のアリスが、一晩暗闇で過ごせるのは無理だろう!」
と、30分近く探し回ったらしいのだが、徒労に終わってしまい途方に暮れていたら、公園内にある行きつけのカフェから
「アリスがお待ちかねですよ!」
と、声をかけられそのカフェを訪ねてみれば、お客さんに愛想を振りまき楽しんでいたという。いやはやちゃっかりしたものだと感心、一挙疲労を感じたそうである。
とんだアリスの逃走劇の顛末である。
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posted by zen at 13:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常生活