スエズ運河で日本のコンテナ船が座礁。幅300mの運河で、幅400mのコンテナ船座礁、だからスエズ運河が航行不能になった。テレビや新聞での報道によれば、世界経済に大打撃を与えると大騒ぎ、一か月航行不能となれば一兆円を超す経済損失だそうな。新型コロナウィルスによる経済冷え込みに加え、まさに弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂である。そして一昨日日本時間午後10時過ぎ、座礁したタンカーが懸命の「救出」作業で無事動き出した。結局六日間運河をふさいだとかで、400隻のタンカーが足止めされた形となり、それでも数十億の経済損失とのこと。船主の言葉によれば、損失分は保険で賄えますとのことらしいが、だからといってこのような事故はこりごりだろう。
テレビニュースの解説では、地中海・スエズ運河航路と、喜望峰航路では、後者が数日間長くかかるのだそうだが、アレキサンドリアにいた頃、沖を航行するコンテナ船の隊列を週に何度も見たっけ。今から思い出すと、砂漠を旅するラクダの隊列のごときで、海のシルクロードと呼ばれる所以なのだろう。
まあいずれにしても、思いのほかの迅速な復旧で、ある意味一安堵しているこの爺である。そして明日から、卯月4月、月が替わる。

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