2021年08月31日

甘噛み Play-biting

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葉月晦日
またまたながら、朝日新聞天声人語の話題から。
先日「ティラノザウルスの甘噛み」が、取り上げられていた。
ティラノザウルスといえば、肉食の大型恐竜で、映画ジュラシックパークでは逃げ回る自動車を追いかけまわした、あの恐竜の筈。そのティラノザウルスの化石、とりわけ顎周りを詳しく調べ、血管の様子から甘噛みの可能性が確認されたというのである。トラやライオンといった猛獣が、自分の子供を咥えて運ぶ、あれが甘噛みだし、仔犬達がじゃれ合って遊ぶ時も甘噛みをしている。つまり咥えられたり噛まれたりする相手が傷つかないような、微妙な噛み方をいう。そして肉食の大型恐竜が、甘噛みするなんぞとは、ある意味驚き。というのも恐竜は卵を産むのだから、子育てなんて考え辛い。ちなみに天声人語氏によれば、ワニは甘噛みが得意で、卵の孵化を手伝ったり子供を運んだりするそうだが。それでも同族同士で遊ぶことがあったりして、甘噛みしあうのかもしれない。恐竜のじゃれ合う様子なんて可愛くもないだろうが。
それから、走る速度これは最大40q程度だろうと推測されるらしいが、あの映画で爆走する自動車を追いかけるシーンは、まさに絵空事らしいとなれば、名画の魅力も半減である。
ついでにいうと、これは天声人語氏の受け売りではないが、恐竜の体表は羽毛でおおわれていたのではといった議論もどこかで聞いた。
こういった新しい解釈は、恐竜のイメージを大きく変えてしまいそうな気がしている。
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2021年08月30日

心配の種

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先日ある友人から
「72歳になりました。」
と知らせてきた。
「そういえば彼は、8月が誕生日だったなぁ!」
と思い出し、
「お互い16歳の時からの友情だから、半世紀以上の付き合いになるなぁ!」
と、一人感慨に浸った。
ところが続くLINEメッセージで
「何日かすると、自分が何歳だかあやしくなります!」
と書き添えられていて、
「まぁ冗談なんだろう。」
と読み流しておいたが、二三時間して急に気になりだした。
そういえば、二三ヵ月前のおなじくLINEメッセージで、
「職場に行かなくなってから、曜日が時々怪しくなります。」
とも書いてあったっけ。
「まさかアルツハイマーの初期症状ではあるまいなぁ?」
と、いささか不安もつのってくる。
心配したところで、私達の年齢ともなれば、致し方のない面もあり、
「これからは、今まで以上に連絡を密に取ろう。」
なんぞと、自身に言い聞かせている。
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2021年08月29日

パルスオキシメーター

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昨日の朝日新聞天声人語から。
天声人語氏も、最近知ったと述懐しておられた。
例の「指先の命綱」パルスオキシメーター、その発明は我々の同胞だそうな。
日本起源であることは、私自身も全く存じ上げなかったし、そもそもあの装置を知ったのがアメリカ合衆国制作のテレビドラマERを通じてだから、ある意味恥ずかしい。そして言葉の意味するところはともかく、長らく酸素飽和度をつい最近まで酸素Forward だと信じていた。(門外漢とはいえ、全くお恥ずかしい限りである。)
ところが昨年初頭来の新型コロナウィルスの爆発的流行で、重症患者が肺炎を引きおこし呼吸困難になることが顕在化し、酸素濃度の測定がマスコミ報道でも取り上げられるようになって「指先の命綱」が脚光を浴びるようになった。さらにはここシンガポールでは政府が一家に一台パルスオキシメータを配布してくれて、この爺なんぞ一日何回か指先をはさんで、酸素濃度を測定しながら、楽しんでいる有様である。ちなみに爺の酸素飽和度は、時間帯にも依存して、99%から96%の間で、スマホに直結したアプリケーションでは
「酸素濃度もパルス数も、健康の範囲内!」
だそうなから、現時点では新型コロナに感染はしていないに違いない。
こんな話を見聞きすると、日本の技術もまだまだ捨てたものじゃぁないなと、ほっこりしたきもちになっている。ちなみに発明されたのは、小林直樹さんで、昨年4月鬼籍に入られたそうだ。享年84歳。合掌
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2021年08月28日

今年のツクツクボウシ

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九州在住の知合いの学者さんが、フェイスブックに
「夏休みの終わりには、寂しい思いをしたものです。」
と書いておられた。
大仰にいうならあの寂寥感は、多くの人に共通のものらしい。
言い方を変えるなら、祭りの後の寂しさとでもいえようか。
その学者さん
「八月の長雨が続いたせいか、ツクツクボウシを聞いていない。」
とも書いておられた。今夏八月の九州の豪雨は、蝉の世界にまで影響を及ぼしており野かも知れない。同じ学者さんでも、大阪在住の友人は、立秋の頃に
「ツクツクボウシを聞いて、秋の訪れを予感します。」
と知らせてきてくれている。
九州のツクツクボウシは、大雨で流されてしまったのか、地上に出てくるのを一年延期したのか、本当のところを知りたい気がしている。
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2021年08月27日

英語での意思疎通 2

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シンガポールの若い人達との、意思の疎通の難しさを実感している。
ただし、日常の会話で困ることはまずない。
現実に問題となっているのは、技術的な意見交換においてである。
とにかく、シンガポールの人達の話しぶりは速い。語数に直せば、同じ時間で私の三倍か四倍の単語数を、まくし立てているだろう。
おまけに彼等独特のアクセントや、意味不明な接尾辞が付くので、内容を考えていると、次に進んでいる。
その一方、彼らは思いのほか語彙が豊富でなく、私の発音の悪さも影響しているのだろうが、こちらの言うことを半分あるいはそれ以下しか聞き取ってい無いようである。それでも適当に判断して、あいずちを打ってくるので、一週間程間が開くと、まるで頓珍漢なことを言い出してくる。
だから私から見れば、そして彼等から私を見ても、双方同様に
「あいつらは平気でうそを主張する。信用できない。」
ということになる。それでも彼等には彼らの論理があって、こうなるとまるで聞く耳を持たない振舞をしてくる。
と言っても、全員が全員というわけではなく、私と話すときには少し話すスピードを落としてくれる同僚もいる。そういう同僚に限って、シンガポール訛りの英語ではない。
例えば、先日接地抵抗計の議論になり
「測定原理を理解しているか?次回の議論までに、原理(principle)を理解しておいて欲しい!」
という私の要求に、明確に分かりましたという返事。ところが翌週の会議では、とうとうとマニュアルに書いてある、測定器の使用法を説明するので
「私のお願いしたのは、測定原理の復讐であって、測定器の使用法ではない!」
と批判すると、激高して収拾がつかなくなってしまった。まぁ、一事が万事こんな調子で、「Face to face の会議をしたい!」
と思う、コロナウィルス禍の8月下旬である。
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2021年08月26日

英語での意思疎通

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シンガポールに来て、ほぼ8年が経過した。
もともと英語での意思疎通には、それなりの自信があったし、8年の経験でシンガポール英語にも随分なれたと考えていた。
が、である。
新型コロナウィルス禍で、色々な会議が遠隔で行われるようになり、その自身も最近大いに揺らいでいる。というのも、今日一日3回ぐらいに分けて、職場の若い人に電力線に重畳されているインパルス波を、データとして取り込むためのAD 変換を説明したのだが、どうにも理解してもらえなかったからである。会社の首脳陣たちからは
「可能な限り取りこぼさない形で、四六時中計測すること。」
が、必要条件として与えられているのに、彼の提案してくる取得法のフローチャートが、結果的には求める信号が発生したとき、トリガーをかける通常のAD変換となっており
「このアルゴリズムでは、データ欠損の可能性があるよ!」
と説明しているつもりなのだが、どうも要領を得ないのである。
確かに連続してAD変換していることは事実だが、信号が入って来た途端に、取得のためにわずかな時間だが欠損が生じる可能性がある。運が良ければ欠損時間中に信号が入らないこともあろうが、それは可能性の問題であって、困るというのが私の主張なのだが、その説明が分かってもらえない。フローチャートを示しながらの説明、結局ほぼ一日がかりで解決できたはずなのだが、はてさて・・・。
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2021年08月25日

パラ開催に想う

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我が祖国ながら、日本という国の指導者達は、という気がしてならない。
つまり、新型コロナの第五波が国土を襲っているというのに
「ハンデキャップを抱えているアスリートの頑張りを、子供達に見せれば、きっと得るものが多い筈!」
と、パラリンピックを挙行してしまったから。
おっしゃっていることには、確かに一理あるけれど、この新型コロナウィルス禍に、それを期待して挙行というより、強行するとは。感染する危険を冒してまで、子供達をわざわざ蜜の状態に置いてよい筈がない。
オリンピック同様、無観客が原則なら、テレビ観戦してもらえば良い。
ただしテレビ観戦なら、臨場感も半減以上で、インパクトの少ないことは事実だろう。だから堂々巡りとなるが、オリンピック同様パラリンピックもこの時期開催すべきではなかったというのが、天邪鬼爺の主張なのである。
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2021年08月24日

IR反対

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横浜市長選挙、現職総理大臣の推す候補が敗れ、野党共闘の推す候補が勝利した。
争点はいくつかあったのだろうが、総合型リゾート(IR)と聞こえの良い賭博場誘致だったと聞く。それに昨年来の新型コロナウィルス禍、その蔓延下での東京五輪開催の賛否も、影響したに違いが無い。
マスコミ報道では、最近の現政権の支持率急激な低下と併せて、「遠心力が増した」なんぞと面白おかしく書き立ててはいるものの、最大派閥や幹事長の後ろ盾を背景に、もうひと踏ん張りと考えているに違いない、とは天邪鬼爺の理解である。
政権政党や総理大臣センセイの思惑はさておき、私は選挙の投票にあたっては、主義主張、支持政党はさておき、
「批判の意味を込めて、野党に投票!」
という、まさに天邪鬼的な行動規範を信念としている。
さらにいうなら、いつも書いているように
「マスコミ報道の使命は、常に政権に批判的であること。」
を、強く信じており、かかる意味から今回の結果は、いやはや本当にうれしい限りである。とりわけ現政権は、
「私が総理大臣だから、悪いことをするわけはないんです。」
と言い切った前総理大臣センセイはじめ、
「選挙で勝ったのだから、思いのまま、意のまま!」
と考えられ、それを指導力と誤解されているようで、太平洋戦争の敗戦76年を経て、民主主義の何たるかをすっかり誤解されているような気がしてならない。
話がとんでもないところに広がってしまった。
ただ今回の選挙で、全て良い方向に進むとは思わないが、ちょっとだけ希望の灯がと、少し楽天主義の今日である。
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posted by zen at 12:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 時の話題

2021年08月23日

60年前 2

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私は、母が危険な状態であるらしいことを医師に告げ、急ぎ自宅に戻るべく診療所を出た。自宅と診療所は走れば10分とかからない距離にあったと記憶しているが、帰宅途中で戸板に母を乗せて運んでくる大人達に出会った。その中に、私が兄ちゃんと呼んでいた母の従弟がいて、私に
「診療所には僕が行くから、家に戻っておき。懸田(自宅のこと)には誰もいてへんから、帰って待ってなさい。」
と、言い聞かせるように告げた。姉ちゃん(母の従弟の奥さん)が私を待っていて、
「善ちゃん、晩御飯食べるか?風呂に入るか?」
と尋ねてくれたが、とても食事をする気にはなれなかった。
ともかく必死で走ったからだろう汗びっしょり、それで風呂に入って横になっていたら、いつの間にか眠ってしまった。次の朝早く目が覚めたら、不思議なことにおばあさんはいなく、所在なくごそごそしていたら、兄ちゃんが起きてきて
「善ちゃん、朝ご飯食べたら懸田に行こう。お母さんに会えるけど泣いたらあかんで。」
と私に告げた。そしてその一言で私は母の死を知ったのであった。
ちなみに私は、祖母、母と私の、母子家庭であった。そして祖母は、私の小学四年生の12月末に他界していたので、12歳の夏に私は天涯孤独となってしまったのである。
その日の夕方から、私は40度近い高熱を出し寝込んでしまった。
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2021年08月22日

60年前

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今年もまた8月の下旬となった。
この時期になると、どうしても思い出すのは母の突然の死である。
母は、その三年前から入退院を繰り返していたので、「突然」のという形容は当たらないかもしれないけれど。
それにしても今年で、60年となる。
あの日、自宅に干していた布団を、日暮れ前にかたずけに行ったまま、日がすっかり暮れてしまっても戻ってこない母を、母の叔母(私はおばあさんと呼んでいた)と一緒に迎えに行った。
おばあさんは
「善一郎は家で待ってなさい!」
といったけれど、私は何故かおばぁさんについて行ってしまった。
自宅の障子や戸は開けられたままで、それでも電灯は一切ついていなくて、真っ暗だった。
おばあさんは、入り口あたりから
「壽和子いるんか?壽和子どこや?」
と声をかけ、私と母が寝室にしている部屋に歩を進めた。
部屋の障子を開けると、母はあおむけになって眠っている風だった
おばあさんは少し強い口調で
「壽和子、壽和子!」
と二度声をかけたが、母は応える風もなかった。
おばぁさんは、慌てて母に近づきしゃがみながら肩に手をかけ、母の名を呼び揺さぶった。
母は、力なくなされるままであった。
おばぁさんは、
「しもた。善一郎!川崎の診療所に走れ。すぐ連れてくるからちゅうて!」
と私に命じ、私は一目散に診療所に向かった。
60年も経ったというのに、あの時の記憶は未だに鮮明である。
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