2021年09月11日

祖母の事

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ニューヨーク世界貿易センタービル、グランドゼロから20年
我が家のアリス、ベランダを自身のトイレと理解していて、限られた場所で用をたす。現時点では失敗しない。それはそれで有り難いのだが、それでも日に二三度は、後片付けをしなくてはならない。
さて今朝そんな後片付け中、何の脈絡も無しに祖母の事を思い出した。
祖母は私が小学校4年生の年末に他界した。晩年は今日でいう認知症に近いものがあったのだろう、時折粗相した。アリスの排泄の後片付けから、祖母の事を思い出すなんて、いささか不遜かもしれないが、人間の記憶なんてそんなものだろう。
祖母は、若くして未亡人となり、女手一つで一男二女を育て上げた。ただ長男は第二次大戦末期徴兵にとられ、ビルマのインパール作戦に参加、戦死してしまった。私の伯父にあたる人ながら、私は戦後生まれ故、あったことはない。戦死した伯父は、生まれたとき股関節脱臼だったということだし、近視の上体も弱かったと聞く。そんな一人息子の長男が、徴兵される筈もないと聞かされていた祖母なのに、結局は「靖国の母」になったしまったのである。祖母の無念は、いかばかりだったろうと思うが、明治生まれの祖母は気丈に振舞って、長女、次女を育て上げた。そして二女が私の母で、色々あった末我が家を継ぐことになった。そして生まれたのが私で、祖母は私をこの上なく可愛がってくれた。ただ私が幼稚園に通いだした頃には、認知症が始まっていたようで、私の記憶に残っているのは、そんな頼りない祖母の姿なのである。
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posted by zen at 12:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白