2022年05月25日

爺版・折々のことば 20

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シンガポールは、年中夏ですから!
ここシンガポールに住んでおおよそ九年、そして時々日本の友人から尋ねられるのが
「シンガポールは、今季節なんなの?」
といった質問。
シンガポールは、ほぼ赤道直下とご存じの方は、そんな質問をしないけれど、四季のある日本に住んで、国の位置関係に無頓着な知り合いは、時候の挨拶のつもりで尋ねられるのだろう。いやむしろ、日本人気候の挨拶を、会話のきっかけとする習慣が高いのだろう。
堂々巡りのようになるが、季節感の豊富さが、こういった会話の「枕詞」を日常化させたに違いない。
「今朝は、本当に冷えますねぇ!」
「梅の香りがしてきますなぁ。」
「いやぁ、昨晩の暑かったこと。熱帯夜だったみたいですねぇ。」
「本当に、すがすがしい季節になりました。紅葉までにはもう少しでしょうが。」
等々、といった具合である。
ところが私が年中夏ですからと応えると、大概の場合会話が途切れてしまう。私はある意味そのまの悪さが楽しくて、確信犯的に
「シンガポールは、年中夏ですから。」
と、応えることにしている。
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posted by zen at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白