2022年07月11日

ハリラヤハジ 犠牲祭

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今日シンガポールは、「ハリラヤハジ」(犠牲祭)という祭日である。
本当の所、祭日であることをすっかり忘れていたけれど、土曜からの三連休。イスラム教の信者は、着飾ってモスクに出かけているんだろう。
ちなみにエジプト滞在中に犠牲祭の事を知ったけれど、あの頃は11月だったと記憶している。何せこの種の祭日は、太陰暦に基づいており、毎年異なるので、我々にはなかなか馴染めない気がする。エジプト滞在中には、ラマダンも経験したけれど、私達仏教徒には断食の義務もなかった。
そもそも断食期間ラマダンに初めて出会ったのは、30年近く昔のインドネシアでの誘雷実験中であった。日本側のスタッフに名古屋工業大学のN助教授が居て、彼はイスラム教の造詣が深かった。そしてあれこれ教えて頂いたものである。それでも私は、
「この宗教には、馴染めない!」
と思ったものである。
それから20年ほどしてのエジプト滞在、インドネシア人よりも敬虔な教徒が多いとの印象が強かった。ところがその頃訪問したトルコ、これは私の眼から見ても俗にいう「ゆるゆる」な信者が多く、お国柄を感じさせた。具体的には例えばエジプト、食事の際に我々がビールを飲むのも認めない風であるのに、トルコではひょっとしたらイスラム教徒かと思える人も、アルコールを口にしていた。
そしてシンガポール、イスラム教徒はマレー系のシンガポール人で、人口比にして10%前後だろうか。だからというあけでもなかろうが、アルコールの席にもイスラム教徒は平気で同席する。現地の人に尋ねたら
「信仰の自由で、酒を飲まない自由も飲む自由も、お互いが認め合う。豚肉だって同じ。」
ということで、平気で同席できるらしい。まぁこの国はそれなりに、割り切っているのだろう。
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2022年07月10日

狙撃事件に想う

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シンガポールの友人達から、お悔やみの言葉が届く。
そしてそのほとんどに
「日本で、こんな事件が起こるなんて、信じられない。」
といった、驚きのことばが添えられている。中に口の悪い心やすい友人は
「日本はもはや、アメリカ合衆国と同じだ!」
と書き添えられていたりする、¥
しかし不思議な事件だ。
何故SPが安倍元首相を持もれなかったのだろう。
一撃目はともかくとしても、二撃目までにSPは行動を起せたのじゃないかと思えてならない。とはいえSPと言えど、テレビドラマの様には動けないのだろうか。
それにこんなことでは、海外の要人は、怖くて日本という国を訪ね難くなりはしないか。
続報では、犯人は前日には岡山にいて、安倍元首相の遊説再起にいたという。岡山では聴衆に指名の確認があったとも聞くが、だから恐慌に及べなかったということだろう。ひりがえって奈良の本部長
「警備体制に問題があったことは事実。」
と認めているようだ。平和ボケしていたということだろうか。
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2022年07月09日

安倍元首相狙撃される

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安倍元首相が、暗殺された。
私にとっては、1963年のケネディー大統領暗殺当時の衝撃に、優るとも劣らない衝撃である。あの時は中学三年生で、確か農作業の手伝いに出ていた畑のあぜ道で、ケネディー暗殺を知らされた。あこがれを抱いていたアメリカという国での事件、言いようのない衝撃であったこと覚えている。
そして昨日、スマホの画面に
「奈良市西大寺で、安倍元首相が狙撃され、心肺停止状態で緊急搬送。」
の臨時ニュースが流れ、
「嘘やろ、なんで日本で!」
の思いである。
安倍元首相の政治姿勢、天邪鬼爺の私にとっては、決して好感の持てる政治家ではなかったけれど、月並みながらテロは容認できない。犯人はその場で逮捕され、思想的な背景は無いとの報道もあるが、私にはすんなりとは受け取れない。それにSPの対応のまずさ、如何に日本と言えども、も少ししっかりと守らねばとの思いを強く抱いた。
テレビ報道によれば、安倍元首相昨日は信州で遊説の予定を、前日になって奈良に変更したともある。因縁めいた話になるが、急な変更さえなければ、こんな事件に会うことも無かったろうに、悪魔に魅入られたかのごとくである。
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2022年07月08日

ジョンソン辞任

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大英帝国・イギリスのジョンソン首相が辞任した。

与党保守党の議員数は、労働党を大きく引き離し優に過半数を占めているので、ジョンソンに代わる新しい党首が決まれば、首相となって大英帝国を引っ張っていくのだろう。それにしても今回の辞任劇、あれこれ不祥事が続いたし、ロックダウン中のパーティー開催なども、辞任の一因となっている。
こんな大英帝国の辞任劇を聞けば、つくづく羨ましいなと考える。というのも、我が国元首相在任時の、森友問題、加計問題、桜を見る会問題、どの一つをとってもジョンソン英国首相の辞任劇の原因と同じくらい深刻なのに、と考えるから。今回の英国の場合、与野党ともに辞任を求める声が上がったというのに、我が国の場合与党の議席の多さからだろう、与党側からは一切そのような声が上がらなかった。
いうなら自浄作用皆無だったのである。自浄作用のない政党って一般大衆にとっては有り難くない。それでも政権政党の勢いが衰えないのは、選挙民たる我々に自浄作用が無いということかもしれない。本質的にわが国民は、専制主義の好きな国民なのかと、暗鬱になるなぁ。

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2022年07月07日

コロナ第七波

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今日は七夕

日本では、新型コロナ感染者数が、ここにきて急増、第七波がという情報もある。シンガポールでも新規感染者数は多いのだが、この国はもはや「コロナとの共生」に舵を切っており、あまり話題とはなっていないし、取り締まりを強化する風もない。ただマスクの着用が、建物の中、公共交通機関の乗車時に義務付けされている程度。
Volume off, Mask On
の貼り紙はバスの中でも目に付く。
そんな中、保健省から四度目のワクチン接種を奨める電話がかかって来て、月曜日に近くの接種会場に足を運んだ。受付では、予約をしたかと尋ねられたので
「予約をしていないと、待ち時間が長いのか?」
とちょっぴり気になったけれど、結局のところ予約なしの方が圧倒的大多数で、取り立てて遅くなることもなかった。この国の有難いところは、以前にも書いたと思うが、我々外国人を差別することもなく、シンガポール人と同じように扱ってくれるところである。

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2022年07月06日

間もなく投票日

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参議院議員選挙投票日が迫っている。
ネット新聞の情報によれば、一人区は圧倒的に政権政党が優勢だという。
何度かこのブログにも書いたけれど、天邪鬼爺の選挙投票の基準は
「政権政党への批判票。だから野党に一票。」
である。かかる立場からいうと、今回の参議院選挙(まだ結果は出ていないけれど)を含め、最近10年間の選挙結果は、実に面白くない。
どうも我が同胞の多くは、批判ということを忘れてしまったのじゃないかと不安になる。
そして批判することを忘れた社会は、悲しいことながら、繁栄は期待薄となる。
そもそも論ながら、我が同胞に「批判」することを諦めさせたのは、10年ほど前の民主党政権、さらにその政権時の最後の総理大臣、彼の責任は重大だろう。安倍元首相に解散を迫られ、解散権なんて総理大臣の専権事項であるというのに、潔ささを見せることが格好良いことだとでも考えたのだろう、小学生並みの正義感を示して、結果国民の多くに
「この方たち民主党には、政治は任せられない!」
と、思いこませてしまったのである。
以来政権与党の独壇場、誰も批判しなくなって、困ったものである。
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2022年07月05日

JETRO訪問

ラッフルズキーにある、JETROを訪問した。ちなみにJETRO、詳しくは以下の通り。
JETRO:日本貿易振興機構 Japan External Trade Organization
愛弟子M君のプロジェクトで、何年か後にマレーシアに観測装置を輸出することになる筈で、そのための手続きを教えて貰うための訪問。
ただ事はそんなに簡単ではなく、輸出しようとする装置のコード番号を調べろとのこと。それも輸出される側、早い話マレーシア側の分類番号を調べねばならないとのこと。つまり関税をかける側の国、今回の場合マレーシアということになり、
「それなら定例のリモート会議で、マレーシアの連中に頼んでおきます。」
と私なりの安請け合いをして退散した。
「それにしても日本貿易振興機構、さすがにええところに事務所置いたぁるなぁ!」
というのが率直な印象で、高層ビルの38階
「こうやってみると、落ち目の日本ちゅうけどまだまだいけそうや。」
と、考えた次第。
聞けばシンガポール駐在の職員は38名なのだそうだ。
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2022年07月04日

右肩下がり 2

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かつて官吏養成学校、まぁ早い話東京大学ですが、を学業を終えてお役人になろうとするw若者達は、

「日本という国を、世界に冠たる国にするぞ!」

という、強い意志があった。

いやそれが生きがいだったというべきかもしれない。

それが1980年代、世界第一位にはならなかったと言え、Japan as number one や電子立国日本の呼称を得たり、ニューヨークマンハッタン島の多くのビルが日本資本の傘下に取り込まれるようになった。だから

「お役人となって日本のために。」

と考えていた若者達の意識がすっかり変わってしまった。

例えば世界に出て活躍したいだとか、ビジネスチャンスを生かして起業したいだとか言った風に・・・。

つまり霞が関を目指していた若者達の眼が、違った世界をむき出すに至って、お役人様の質が若干というべきか大いにというべきかはともかく、悪くなってしまったのが、ここ20年あまり。だからというと言い過ぎかもしれないが、政治家センセイの顔色ばかりを見るお役人様ばかりなったのじゃないだろうか。<a href="http://blog.with2.net/link.php?226990" target="blanc">

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2022年07月03日

右肩下がり 1


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いささか古い話から始めたい。

大凡150年程昔、我が国は明治維新を迎え、国策として近代化に舵を切った。欧米列強に習っての教育制度は、

「西洋に、追いつき、追い越せ!」

の目標を達成するのに、必要不可欠な要因だった。

日本という国は、実に不思議な国で、日本独自の教育制度を発達させてはいて、江戸時代の識字率は世界でも有数であったという。とはいえ近代化いや富国強兵という目標には、明らかに寸足らずであったというべきだろう。

一方官僚制度もまたそれなりに確立させてはいたけれど、新しい教育制度に基づいての官僚制度を整える必要があった。

そしてその目論見は見事に結実したというべきだろう。

早い話、明治維新から100年も経たないうちに、欧米列強と対等に戦のできる国になったのである。まぁあの戦争は、今になって振り返れば、全く馬鹿げた思い上がりによる戦争だったのであるのだが。

戦争の反省はさておき、日本という国の官僚組織に、明治以降最も貢献してきたのは官吏養成学校であった東京大学では無かったろうかと、私は理解している。だから太平洋戦争の敗戦後も、確かにアメリカ合衆国の思惑もあってなのだが、世界が脅威を感じる程の速さで復興し、世界第二位の国となるまでに30数年しかかからなかったのである。

ただその世界第二位から滑り落ち、今日では世界五位とも世界六位ともいわれる経済力、ただし勢いでいうとベスト20に入るかどうか、怪しいものである。この没落の原因かどうかはともかく、上級職公務員に占める官吏養成学校の比率は、下落しているとの報がある。早い話政治家センセイの手伝いをして、この国を引っ張っていく上級職の公務員の出来が悪くなっているのかも知れないのである。

(この明日に稿続く)<a href="http://blog.with2.net/link.php?226990" target="blanc">

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2022年07月02日

実効支配

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今日の政権政党の議員センセイ、総じてお隣の国を好きでないようだ。
それはそれとして、そのセンセイ方の一人が、最近ロシアのウクライナ侵攻を評して
「領土は、一度実効支配されたら、返っては来ません!」
と仰っているという報道を読んだ。
北方領土の事も、頭の隅っこにはあるに違いない。
そしてこの件、仰る通りだと天邪鬼爺も思う。
一方我が国は過去の歴史において、他の国を実効支配したことがある。
それは戦争の結果の「戦利品」であったこともあるし、今のロシアと同じく侵略して一方的に取り込んだこともある。言い訳をするようだが、19世紀末頃までは、褒められたことではないものの、国際間の力関係である意味常態化していた、というのが実際のところである。だから我が国が実効支配していなければ、ロシアや欧州が実効支配していただろうという解釈も分からいではない。しかしながら、されていた国にとっては、さらには母国語まで禁止されたりして、許し難い屈辱であったろうと、私は理解している。確かに太平洋戦争の敗戦で、我が国は戦後賠償を済ませているとはいえ、それはあくまで事務的な観点からの解決で、被害者意識という心の問題の解決とはなっていないというのが爺の理解である。
そしてここで、文頭の一文である。
議員センセイの本音
「日本は謝ったんだから、もう済んだろう!」
といった意識が見え隠れし、いつまでたってもお隣の国とは和解できないでいるのじゃないか。本当に申し訳なかったという気持ちを、表せない限り真の意味での雪解けは遠いのである。
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posted by zen at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の主張