2022年07月02日

実効支配

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今日の政権政党の議員センセイ、総じてお隣の国を好きでないようだ。
それはそれとして、そのセンセイ方の一人が、最近ロシアのウクライナ侵攻を評して
「領土は、一度実効支配されたら、返っては来ません!」
と仰っているという報道を読んだ。
北方領土の事も、頭の隅っこにはあるに違いない。
そしてこの件、仰る通りだと天邪鬼爺も思う。
一方我が国は過去の歴史において、他の国を実効支配したことがある。
それは戦争の結果の「戦利品」であったこともあるし、今のロシアと同じく侵略して一方的に取り込んだこともある。言い訳をするようだが、19世紀末頃までは、褒められたことではないものの、国際間の力関係である意味常態化していた、というのが実際のところである。だから我が国が実効支配していなければ、ロシアや欧州が実効支配していただろうという解釈も分からいではない。しかしながら、されていた国にとっては、さらには母国語まで禁止されたりして、許し難い屈辱であったろうと、私は理解している。確かに太平洋戦争の敗戦で、我が国は戦後賠償を済ませているとはいえ、それはあくまで事務的な観点からの解決で、被害者意識という心の問題の解決とはなっていないというのが爺の理解である。
そしてここで、文頭の一文である。
議員センセイの本音
「日本は謝ったんだから、もう済んだろう!」
といった意識が見え隠れし、いつまでたってもお隣の国とは和解できないでいるのじゃないか。本当に申し訳なかったという気持ちを、表せない限り真の意味での雪解けは遠いのである。
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posted by zen at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の主張