2022年07月03日

右肩下がり 1


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いささか古い話から始めたい。

大凡150年程昔、我が国は明治維新を迎え、国策として近代化に舵を切った。欧米列強に習っての教育制度は、

「西洋に、追いつき、追い越せ!」

の目標を達成するのに、必要不可欠な要因だった。

日本という国は、実に不思議な国で、日本独自の教育制度を発達させてはいて、江戸時代の識字率は世界でも有数であったという。とはいえ近代化いや富国強兵という目標には、明らかに寸足らずであったというべきだろう。

一方官僚制度もまたそれなりに確立させてはいたけれど、新しい教育制度に基づいての官僚制度を整える必要があった。

そしてその目論見は見事に結実したというべきだろう。

早い話、明治維新から100年も経たないうちに、欧米列強と対等に戦のできる国になったのである。まぁあの戦争は、今になって振り返れば、全く馬鹿げた思い上がりによる戦争だったのであるのだが。

戦争の反省はさておき、日本という国の官僚組織に、明治以降最も貢献してきたのは官吏養成学校であった東京大学では無かったろうかと、私は理解している。だから太平洋戦争の敗戦後も、確かにアメリカ合衆国の思惑もあってなのだが、世界が脅威を感じる程の速さで復興し、世界第二位の国となるまでに30数年しかかからなかったのである。

ただその世界第二位から滑り落ち、今日では世界五位とも世界六位ともいわれる経済力、ただし勢いでいうとベスト20に入るかどうか、怪しいものである。この没落の原因かどうかはともかく、上級職公務員に占める官吏養成学校の比率は、下落しているとの報がある。早い話政治家センセイの手伝いをして、この国を引っ張っていく上級職の公務員の出来が悪くなっているのかも知れないのである。

(この明日に稿続く)<a href="http://blog.with2.net/link.php?226990" target="blanc">

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posted by zen at 11:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の主張