2022年07月25日

SATREPS 14

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「科学的、技術的な観点から、機能検証のできていない装置の販売に関しての警告を、電気関連学会の重鎮が出したようだ。」
というのが、ちょっとショッキングな情報の内容であった。そしてそのことと関連して、日本の本社の方針が大きく変わった様だというのだが、私にとってはまさに寝耳に水であった。
ただ会社の方針が変わろうが変わるまいが、私にしてみれば成し遂げたいことは
「雷放電の観測網を実現する。」
事にあるのだから、営業方針にあれこれ口をはさむ気も、アドバイスする気もないことは当然である。ただ同じ頃、日本では大手企業のデータ改竄が話題となっており、学者仲間としては、同様の問題として放っておけないと考えたのに違いない。
さて私の懸案事項である。
「何故私の赴任前に、会社としての方針転換を、伝えてくれなかったのか?」
という問いには、いつまでたっても
「申し訳ありません。」
という回答だけで、一向に拉致のあく気配はなかった。
まぁおかげさまでというべきだろうが、議事録だけはどんどんたまった。
それにしても大企業で「偉くなる人」ちゅうのんは、厚顔というべきかな。こうでもなければ、なかなかえらくなれへんのかも知れへん。大学定年してきた爺には正直に対応せんでもええと,鼻でくくってるようなもんや。まぁ爺も64年生きてきてるんで、会社の都合でという意味は理解できるけど、一方では不誠実に過ぎるやろうちゅう気持ちがぬぐえへんかったんや。翌年の夏頃までおんなじことの繰り返しが続いたけど、現実問題としてアメリカ人のポスドクを4月から雇わなならんので、爺の苦労が始まったんや。
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posted by zen at 14:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷の研究