2022年08月21日

新型コロナのお話

シンガポールで知り合った、御家族が来星した。
ちなみに、御主人がシンガポール人、奥様が日本人、そして御子息は将来はシンガポール国籍を洗濯されるという。一週間程の滞在で、私のマレーシアからの帰りを待っての会食と決めてあった。
ところが会食の時間となって、日本に向かう便の72時間前のPCR検査で陽性が出たという。
当然予定していた帰国便には奥方は乗れず、父上とお子様の二人だけが、予定の便での帰国となった。そして奥様は、独りシンガポールに残されたのである。
その後うかがえば、7月に一度罹患しており、陰性になっていたのだが、今回のPCR検査で運悪く陽性となったらしい。新型コロナウィルスの、PCR検査ではこういった例は少なくないようで、次の日の検査では陰性となるという。そして陰性が確認されたら、翌日の航空便に乗ることができるというのである。
奥様は翌日再検査を受けられたが、都市伝説かも知れない
「検査前に、鼻を洗えば陰性になるらしい。」
の風評を実行し、見事陰性を獲得。めでたく今日の関西空港行きに乗られるという。
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2022年08月20日

遠隔会議

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昨夕午後6時(シンガポール時刻)、大阪、筑波、そしてシンガポールの三か所を結んでの遠隔会議。会議というより議論というべきか。大阪、つくばはそれぞれ愛弟子である。
議論の内容はともかく、若い仲間達との語らいは、大いに楽しい。彼らが現役の博士課程学生だった頃には、昨日ほども熱い議論を戦わせたものだと、ふと思う。
私が教授で大阪大学で研究室の運営をしていた頃には、
「議論にあっては、教員も学生も上級生も下級生も無い。遠慮することなく意見を主張しよう!」
が、本音であった。昨今の流行り言葉でいうなら
「忖度はしない!」
事を、守る様務めたものだ。
だから研究室に所属する学生が、他の研究室の友人から
「あんな言い方で、先生に怒られへんのか?」
と、忠告を受けたと聞かされたものである。
別に我田引水のつもりはないが、その話を聞いたとき、自分の方針の正しさを認識でき嬉しかったことを覚えている。
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2022年08月19日

野外観測の実施

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今は、シンガポールの自宅にいる。
マラッカ界隈を、観測場所や実験できそうな場所を探し回って、雷観測を始めた若かったころをついつい思い出した。名古屋大学の空電研究所にいた頃は、先輩の仲野さんについて行って、あれこれ学んだものだが、大阪大学に席を得てからは、自分の責任で決断する義務が付いて回ったものだ。インドネシアのロケット誘雷、バンドン近くのチアタ村やボゴール近くのプンチャ峠、名古屋大学名誉教授の堀井先生がリーダーだったけれど、まぁ御高齢で諸事決定は、我々に委ねられたものであった。その後のアメリカでの観測、さらには長年に及んだオーストラリア・ダーウィン郊外での観測は、責任は私自身の肩に完全に乗っていた。若い学生さん達と相談はするものの、最終判断は全て自身でする必要があった。
今更ながら、学生さん達にけがもさせることなく遂行できたのは、何にもまして幸運だったというべきだろうか。そしてその観測の成果で、両手に余る工学博士も輩出できた。その半分は新しい道を見つけて進んでいるし、残りの半分は未だに雷放電の研究に携わっている。だから今回のM君のこのプロジェクトは、ある意味私にとって集大成で、手放しで喜んでばかりはいられない。老骨に鞭うって、若い仲間と、さすがに山野は駆け巡れないけれど、可能な限り貢献したいと、改めて自身を鼓舞している。
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2022年08月18日

プトラジャヤからマラッカへ 2

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M君の乗った航空機は、今頃(17日23時頃)どのあたりを飛んでいるんだろう?出発して一時間程だから、まだベトナムのあたりかな、何ぞと考えながら今日のUTeM訪問を思い出している。
UTeMの福副学長にあたる方との面談は、こちらが期待していた以上にこのSATREPSに期待しているようで、ある意味大いに頼もしく感じられた。30分ほどの面談だったというのに、リデユアンさんの示すパワーポイントを真剣に見ながら、あれこれ質問や助言をしていたのには、大いに驚かされた。あれでは表敬訪問以上で、真剣に取り組むぞという姿勢が見られた。ところがである、その後UTeMの考えている実験場の視察となったのだが、小高い丘の上という触れ込みながらジャングルの中で、かつてよくあった原野商法のごときではないか。しかし600mほどあるジャングルを伐採して、実験場にするというから、再び驚かされた。9月のJICAの訪問時までにきちんとやってくれるのでしょうなぁ。
そして午後はマラッカ海峡近くの、実験予定地を訪問したのだが、これは思いのほか時間がかかった。地元の日本でいう短期大学の協力を巻き込んでの実験を計画しているようで、ここでも結構広大な敷地が考えられているようだった。
M君も最後の実験場は大いに気に入ったようで、アマールさんから
「近いうちにドローンをもってやって来て、空中から撮影しておきます。」
といった提案があったほどである。
そしていよいよ空港に向かうこととなったけれど、アマールさんのいう30分で空港にはとても到着せず、二時間前ギリギリに滑り込む羽目となった次第である。
ただその後M君からは
「空港は拍子抜けするほど、すいていました。」
と知らされ、無事搭乗されたであろうことが確信できた。
三泊四日、私は四泊五日の視察旅行、ほぼ大団円を迎えている。
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2022年08月17日

プトラジャヤからマラッカへ

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京都・五山送り火 三年振りだそうな
とはいえ日本の、新型コロナ新規感染者は高止まりで、まだまだ沈静化はしそうにない。ただ日本も、コロナとの共生 With Coronaに舵を切っているよう・・・。

M君とのクアラルンプール滞在四日目を迎えた。
今日はこれからマラッカのUTeMを訪ね打ち合わせ。そして今夜半にはM君はクアラルンプールを離れる予定。UNITENとの打ち合わせは、期待以上の歓迎ぶりで、SATREPSの先行きを明るくさせている。UTeMのリデユアンさんだって当然前向きだから、多分大した問題は無かろうと、天邪鬼爺は相変わらずの気楽蜻蛉である。いずれにしても来月のJICAの調査団の打ち合わせも大過なかろうと夢を膨らませている。

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2022年08月16日

プトラジャヤ官庁街

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弟子のM君とクアラルンプールの南に位置する、プトラジャヤにいる。
プトラジャヤと言っても日本の御常連様にはピンとこないかもしれない。
かつて長期政権を維持したあのマハティールが突然ジャングルの一角を開発し建物を建て始めたのが、このプトラジャヤの起源だそうな。ちなみにプトラは、息子という意味のマレー語で、ジャヤは幸運という意味のマレー語だという。
「子孫に幸運を」
といった意味合いでつけたのかも知れない。
町の名はともかく、今や政府機関がすっかりこの地に移転され、国民の称賛を得ているそうである。その官庁地帯をアマールさんが案内してくれ、
「まるで、霞が関か虎ノ門やなぁ!」
といった印象を得た。マハティールさんは日本贔屓だそうだから、意図的に日本御官庁街の機能を実現したかったのだろうと、勝手な理解をしている。
ともかく第一棟目を立てたときは
「こんなジャングルに、こんな建物を建てるなんて!」
と顰蹙ものであったというから、先を見据える政治家の慧眼だったという他はない。日本の官庁街と異なるのは、道路の広さと建物の新しさで、なんとも羨ましく感じる。
ともかくしっとりとした良い街に出来上がったというべきだろうか。
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posted by zen at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外生活

夜に更新を

朝更新の時間がないので、夜に更新をいたします。
ご不便をおかけしますが、午後8時以降にもう一度お尋ねください。
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2022年08月15日

77回目の終戦記念日

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終戦記念日 77回目の!

江戸から明治になって、第二次大戦の終戦まで77年、そしてその終戦から今年は同じく77年目となるのだそうな。天邪鬼爺としては、この77年に何やら意味を感じてならない。
77年という歳月をかけてほぼゼロに近い状態から作り上げた大日本帝国をぶっ壊し、次の77年間でこれまた戦後の復興から築き上げた経済大国という繁栄をぶっ壊したのが我が同胞。一回目はあの馬鹿げた戦争であり、二回目はバブル崩壊に続く経済戦争とでもいえようか。こう考えるとやや宗教めくが、賽の河原の餓鬼の「徒労」を彷彿としてしまう。
だから次の77年は、果たしてどうなるのか大いに気にかかるものの、残念ながら私には見ることがまずできまい。同じ失敗とは言えないまでも、例えば今の若者世代は憲法改正に肯定的という結果が出ては、老婆心ながら一言も二言も言いたくてむずむずするのである。ただ先にも書いたように、私には多分見ることができない次の77年だから、到底責任は取れないので、次の世代の若者達に任す以外どうしようもない。ただ戦争だけはして欲しくはない。
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posted by zen at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の主張

2022年08月14日

親ガチャ考

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「親ガチャ」、多分今年の流行語になるんやろうなぁ。
せやけど、わいはこんな流行り言葉好きになれへんなぁ。わいは運命論者ちゃうし、かちゅうて神さんや仏さんを信じてるわけちゃうけど
「子供には、その親の子として産まれてくる理由がある。親には、その子供の親として子を成す理由がある。」
と、信じとる。
この言葉は、少し言いまわしはちゃうかも知れへんけど、芥川作家の宮本輝がよう言うてはる言葉なんや。こう思うようになったんは、このブログで何回か紹介しているんで、ご常連さんは御存知かもしれへんなぁ。せやからもう一回書くちゅうようなことはせぇへんけど、ちゅうもんが、あるように思えてならへんね。
例えば、今うちで飼っとるアリス、ブリーダーを訪ねたら、最初に目ぇつけてたワンコがもう売れてしまってて、その代わり売れ残ってたのが一匹おったんや。そのワンコが、わいらが近づいたら、柵に手ぇ掛けてまるで、買うて欲しいちゅうようなしぐさや。
せやから思わず
「この犬にしょう!」
ちゅうことになったんや。
最初思うてたワンコは、確かに可愛らしかったのに、二三日考えるちゅうて帰ったのに、アリスの時は即断即決やった。今から考えても、なんか考えるところあったわけでもないし、せやから「縁」やったと理解しとるんや。
人間の社会も、似たようなもんなんやろうから、「親ガチャ」なんちゅう言いまわしは、わいには、どうも納得でけへんね。
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2022年08月13日

雷鳴

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昼食後、リモート会議の始まる前だったから、多分二時頃だったろう、何度か雷鳴を聞いた。ちなみに私の居室は西向きなのだが、少なくとも雷雲無しきものは目に入らない。間もなく会議が始まり、インドの出席者からいきなり
「天気はどうだい?」
と尋ねられた。まるでこちらの様子が見えているようである。とりあえず
「雷鳴が聞こえるけど、晴れているよ。」
と通り一遍の返答をしていたら、数人がネットにつながって来て会議が始まった、
そして三十分弱の会議の終わる頃には、すっかり雷鳴も聞こえなくなり、
「さっきのは何だったんだろう?」
と自問してみても日射しはますます強く、大快晴の午後四時となっていた。
当たり前のことながら、なんと言っても熱帯は暑い。
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posted by zen at 01:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常生活