M君の乗った航空機は、今頃(17日23時頃)どのあたりを飛んでいるんだろう?出発して一時間程だから、まだベトナムのあたりかな、何ぞと考えながら今日のUTeM訪問を思い出している。
UTeMの福副学長にあたる方との面談は、こちらが期待していた以上にこのSATREPSに期待しているようで、ある意味大いに頼もしく感じられた。30分ほどの面談だったというのに、リデユアンさんの示すパワーポイントを真剣に見ながら、あれこれ質問や助言をしていたのには、大いに驚かされた。あれでは表敬訪問以上で、真剣に取り組むぞという姿勢が見られた。ところがである、その後UTeMの考えている実験場の視察となったのだが、小高い丘の上という触れ込みながらジャングルの中で、かつてよくあった原野商法のごときではないか。しかし600mほどあるジャングルを伐採して、実験場にするというから、再び驚かされた。9月のJICAの訪問時までにきちんとやってくれるのでしょうなぁ。
そして午後はマラッカ海峡近くの、実験予定地を訪問したのだが、これは思いのほか時間がかかった。地元の日本でいう短期大学の協力を巻き込んでの実験を計画しているようで、ここでも結構広大な敷地が考えられているようだった。
M君も最後の実験場は大いに気に入ったようで、アマールさんから
「近いうちにドローンをもってやって来て、空中から撮影しておきます。」
といった提案があったほどである。
そしていよいよ空港に向かうこととなったけれど、アマールさんのいう30分で空港にはとても到着せず、二時間前ギリギリに滑り込む羽目となった次第である。
ただその後M君からは
「空港は拍子抜けするほど、すいていました。」
と知らされ、無事搭乗されたであろうことが確信できた。
三泊四日、私は四泊五日の視察旅行、ほぼ大団円を迎えている。

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