2022年11月20日

世界トイレの日

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昨日の天声人語氏によれば、昨日は「世界トイレの日」だという。
世界人口80億人、そのうち4億9千万人が、トイレの無い生活を強いられているという。この6%強を多いとみるか、少ないとみるか。
尾籠な話ながら、1990年代中頃まで参加した、石川県の獅子吼高原でのロケット誘雷実験、用を足すのにスコップを担いで林の中に行ったものだ。同じころ実施したインドネシアでの誘雷実験の時も同様であった。両実験とも10日間余りの山籠もり生活で、文明社会とは隔絶された環境下だったのでやむを得ぬ仕儀だったということになろうか。
これを遡る10年余、九頭竜川河口での雷観測、この時は近くの発電所にお願いして、トイレを利用させてもらった。近くといっても車で5分はかかる距離だったと記憶している。
その前後に行ったノルウェーでの雷観測、この時は20年近く前に亡くなられた空電研究所の竹内先生とご一緒した、正確には連れて行ってもらったという事になろうが・・・。ノルウェー国内での道中はノルウェー人のヒュッセさんの運転で、空港から数時間の移動中、三人ともどうも我慢できなくなり、俗にいう立○○を強いられたことも覚えている。
世界トイレの日の話題から、古い思い出にいきなり飛んだのは、雷放電の野外観測というと、生活権を担保するという意味から、トイレの確保はいの一番い考えねばならぬという理由からである。
さらに忘れてはならないのは、確保したところで行きたいときに自由に行けるという環境は必ずしも保証されないことで、だから腹具合には可能な限り注意しなければならないというのが、長年の積み重ねによる知恵。野外観測にかかわって40年余、胃腸の状態管理には一日の長ができているという事になろう。
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2022年11月19日

侵略をやめさせよう

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ポーランドにミサイルが落ちて、住民が数名亡くなったという。
ウクライナの大統領が、最初ロシアのミサイルだと非難していたが、どうもウクライナが迎撃用に発射したミサイルとの報が正確らしい。どちらのミサイルにせよ、犠牲になった方々には言葉もない。
何度も書いてきているように、ロシアの侵攻(侵略)は何としても許しがたい。しかしだからと言って欧米から武器の支援をもらって対抗するウクライナ大統領の姿勢も、皮肉屋爺には受け入れがたい。ウクライナのボランティア団体たったかなぁが、ロシア軍の戦争犯罪の証拠集めをしているそうだが、戦争すること自体犯罪であるというのが爺の理解で、良い戦争・悪い戦争なんて分類はそもそもできない。許される人殺しなんてある筈がないのだから、対抗して戦う以外に、ロシアの侵攻を止める手立てを考えるのが、人間の知恵ではないのか。
最近ロシア軍がウクライナのエネルギー関連施設を破壊し、ウクライナ軍に抵抗を諦めさせる作戦という。つまるところロシアだって、侵略を続けたくないというのが本音なのだろう。
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2022年11月18日

翻訳は誤解すること 4

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「翻訳は誤解すること」の話題に戻る。
これまで何回か行きつ、戻りつしながら、言語の壁を越えての意思疎通の難しさから話を始め、その後同国人同士でも議論のかみ合わないことが起こりうることにも言及した。
ちなみに天邪鬼爺の持論は
「会議の結論は、積集合ですべし!」
で、この持論は信念と言ってもよいほどこだわるようになってきている。
2010年から始まった異国での暮らし、最初の二年間はエジプト・アレキサンドリア、そして2013年9月からは、ここシンガポールでの九年間、何度も似たような失敗の繰り返しを経験してきた。
最大の屈辱感は
「河崎は、前回の議論でOKし、今回だめだという。お前さんはうそつきだ!」
と非難されることであろうか。
私にしてみれば、非難されるようなことはしていので
「お前さんたちの方がうそつきだ!」
とさえ言いたいくらい。ただ私の反省点は、
「どうもお互いに誤解したまま、結論を出してしまったに違いない。」
にあり、
「責任は両方にある。」
と言いたいのだが、彼らの方が多数で、そのほとんどが同じ理解のだから、多勢に無勢で、私の方の責任と結論されてしまうのである。
それゆえ今回天声人語氏の内容を見て、ようやく我が意を得た次第。
言葉の壁を越えての議論は、翻訳の専門家ですら難しいと知ったのである。
いみじくも今G20 の機会を利用して、米中の首脳会談、日中の首脳会談が行われ、専門の通訳がついているから問題は起こらないのだろうかの取り越し苦労を懸念する天邪鬼爺なのである。
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2022年11月17日

民主党かろうじて

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アメリカ合衆国中間選挙、上院ではかろうじて現政権が主導権を握ることができたという。上院の定員100名で、民主党が50議席確保。いまだ決着しない州がもう一つあるけれど、たとえ議員数が50:50の同数になったとしても、上院議長の民主党副大統領がもう一票を投じることになるので、大統領側つまり民主党の意向が通ることになるそうだ。
それにしても、なぜ他の国の選挙なのだから構わなくてもよいようなものの、太平洋戦争の敗北以来、我が国はアメリカ合衆国の51番目の州と揶揄されるほどだから、運命共同体というよりは、腰巾着に近い状態故やむを得ぬ仕儀といったところなのだろう。
そんな塩梅なのに、共和党のトランプ元大統領が二年後の大統領選挙に立候補すると、重大な発表をなさった。6年前の大統領選挙の時は、ほとんどの評論家がトランプ元大統領の当選を予想しなかった。今回の中間選挙でも、トランプ元大統領は言いたい放題の態度は変わっていないけれど、半数のアメリカ合衆国国民には、ああいった態度の方が受けるらしい。良識派の評論家先生方には、一般大衆にとって判りやすいあの態度が、受け入れられなかったからの予想だったという事だろう。つまるところ、合衆国の大衆は、自分達が信じているほど、民主的ではないという事と、私は理解している。
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2022年11月16日

九州場所

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大相撲・九州場所が始まっている。
独り横綱の照ノ富士が、10月中に膝の手術を受けたとかで休場。
だから今場所最高位のお相撲さんは、大関の貴景勝と正代で、おまけに正代はカド番。先場所大関だった御嶽海は関脇に陥落して、10勝しなければ来場所の大関復帰はかなわない。初日、二日と大関相撲を取っていた、貴景勝は昨日負けてしまって、またまた混戦模様の雰囲気である。
いずれにしても、ここ数年平幕力士の優勝が目立つ。白鵬の後確かに横綱照ノ富士が頑張ってはいるものの、膝に古傷を抱え大相撲ファンとして見ていて痛々しい。モンゴル出身力士が長く大相撲を引っ張て来たものの、照ノ富士に続くのは豊昇龍か霧馬山か?先々場所優勝の逸ノ城は、あれこれ問題もあるようで、私個人的には期待できないだろうの、印象である。
混戦模様かの今場所の賜杯レース、初日に負けたカド番正代、頑張って絡んでほしい。それに謹慎が解けて三場所目の元大関の朝乃山、順調に行けば来場所は十両復帰、二三場所すれば幕内に戻ってきて盛り上げてくれるだろうと、これは期待している。いずれにしても大相撲狂の皮肉屋爺ながら、気をもんでいる次第である。
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2022年11月15日

翻訳は誤解すること 3

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今日15日は、日本では七五三。着物の日でもあるらしい。
(なんで着物の日なんやろう?)

さて複数人で構成されている会議での、意見一致の難しさ。ここでいう一致とは、真の意味での合意のことである。構成員が同一国からでない場合から話を始めたけれど、全員が同じ国の出身であっても、似たような問題が起こることもありうると、天邪鬼爺は信じている。いわんや言語の障壁を越えておやである。
九年に及ぶシンガポールでの経験から
「河崎は、前回の会議でYESといったのに、どうして今日はNOなんだ!」
と、詰問されることが多い。私にしてみれば
「考えるから時間をくれ!」
と反応したはずなのに、
「理解するために時間が欲しい!」
と取っているようで、理解するすなわち肯定と短絡して、私がYESといったというのである。さらに
「少しわかりにくいなぁ!」
という私の言葉に反応するのは
「Never mind, Never mind!気にするな!」
という打ち切りの言葉で、これでは議論にならないのである。だから、仲間とはなかなか実のある議論ができず、忸怩たる思いなのである。
(この稿続く)

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2022年11月14日

翻訳は誤解すること 2

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もう一つの例を付け加えることを忘れていた。
それは第二次の湾岸戦争の折だったと思う。
アメリカ合衆国大統領が、我が国の首相に
「合衆国の兵隊が、世界平和のために血を流している。日本も出すべきでは!」
と詰め寄り、我が国首相が、
「それはDifficult!だ!(難しいですね!)」
と応じたときのことである。
アメリカ人の多くは、
「難しいのは分かっている。でもその難しさを解決し、出兵して協力すべきだろう。」
と考えたという。ただ日本語で、
「それは難しいですね。」
と応じることは、
「不可能です。」
という意味だという事を、われわれ日本人は理解しており、大統領の要請をやんわりと断ったと、判断するのである。
まぁこんな風に思案を巡らせば、こういった話は翻訳に限ることでもなく、一つの言語による会話だって起こりうる。その例が
「Don't you mind if I join the meeting?」
であろうか?
つまるところ、他の人との意思の疎通の難しさという事になろうか?
たわいない日常会話なら、たとえ誤解があったとしても大問題になることは少なかろうが、ビジネスの場合、国対国の場合はそうはいかない。
一般論ながら、日本語の場合主語を省いての会話が多い。いや書き言葉だって、往々にして主語の省かれることがある。これが英語の場合、話し言葉はともかく、書き言葉の場合、まずもって主語の省かれることがないだろう。ただ「翻訳による誤解」はそんなところにあるのではなく、他人との意思疎通の在り方を、われわれが理解していないからというのが、天邪鬼爺の主張なのである。(この稿続く)
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posted by zen at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の主張

2022年11月13日

翻訳は誤解すること 1

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昨日の天声人語氏の紹介している名言、
「翻訳とはしょせん誤解である。」
は、評論家の柳父章さんの言葉だという。
一か月半前から。天邪鬼爺の私が何度か主張している、
「会議では、和集合ではなく積集合で合意するべき。」
に通ずるところもあって、
「わが意を得たり。」
と、一人悦に入っている。
話に飛躍があるので、分かって頂けないかもしれないので、他の例を挙げさせて頂くと、
「I love you を、月が綺麗ですね。」
と訳した夏目漱石の件も、通ずるところがある。
七年か八年前、英国人の友人に「忖度」の意味を聞かれ、
「目上の人の本音を慮って、目下の者が自ら目上の人の希望するようにふるまう事。」
と説明したら、
「意味は分かるし、そのような行動をとる人もいるれど、英語には一語で現すことのできる単語はない。」
と、教えられたことも同様。
さらにここシンガポール人との会話で
「Don’t you mind if I join the meeting?」
という問いかけに、YESと応えて参加を許す者が多い。EnglishではなくSinglishと揶揄されるゆえんなのだろう。
という事で、二三日この話題を続けたい。
(この稿続く)
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2022年11月12日

小心者

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我が家の周囲には、ほぼ等距離に三か所のバス停がある。
このうち街の中心から帰るのに利用するのは、トムソン道路沿いにあるトムソンクリニックセンターのバス停である。シンガポールのバス路線の、豊富で便利なことは何度か紹介している通りなのだが、同じバス停から乗っても路線番号を間違うと、とんでもない方向に向かうことになる。だから乗る前には、やって来たバスの番号を確認して、乗り間違え無いように気を使っている。ただそれでも、バスの路線番号を見る暇のない時も少なくなく、そんな時には
「このバスは、トムソンクリニックセンターを通るのですか?」
と運転手に確認するようにしている。
ところがである。
私はそのバス停を経由しての路線か。と確認したいだけなのに、バスの運転手さんは私が外国人であることから、クリニックセンターに行きたいのだと誤解して、バス停につくとわざわざ席を立って、
「あの建屋が、クリニックセンターだよ!」
と教えてくれるのである。私としては、さっさと交差点を渡って家に向かいたいのだが、そのためには降りたバスの前を通らねばならず、そうすると教えてくれた運転手さんに悪い気がして、みすみす信号を一つやり過ごしてしまうことになる。そのバスの前を横切ったところで、親切に病院を教えてくれた運転手さんが、怒る筈もないだろうが、親切を無駄にしてはならないと、私としては大いにばばかられるのである。まぁ私が、意外と小心者であるという事だけなのだが・・・。
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2022年11月11日

インド人の僧侶

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先日ネット新聞の記事で、9歳の時に単身でインドから日本にやってきて、比叡山で修業し僧侶になった人の記事を読んだ。サンガラトナ・マナケ師で当年60歳、インドに仏教寺院禅定林も建立されているという。その記事によれば、仏教発祥のインド今日では多くはヒンズー教徒で、仏教徒だった御父上の方針だったという。新型コロナ流行で往来が困難となっていたけれど、それまでは一年の3分の2はインドで、3分の1は日本で過ごしていらっしゃったそうだ。そして今回の規制緩和で、久し振りに日本、というより比叡山にやって来られた機会に、インタビューを受けられたらしい。つけても発祥の地のインドから、比叡山で修業をつまれ僧侶になられたというのは、最近は日本人ですらあまりお寺に出向かないという御時世を考えると、いかにも痛快(?)な気がする。
この天邪鬼爺の故郷の小学校の3年先輩に僧侶となられた方がいて、何年かインドに出向いて修行され、京都にある仏教系の大学で長く教鞭をとっておられた。私の母が小学校の教員をやっていたこともあって、子供の頃はその先輩と一緒に遊んだ、いや正確には遊んでもらったものだが、新聞記事とは真逆の修行で、
「いい僧侶になるには、発祥地のインドでの修行が大切なのだ!」
と理解していた。その先輩とは、10年近くお会いする機会がないけれど、次回の帰国時に一度訪ねて確かめてみたい気がしている。ちなみにその先輩には、夏の宿題の昆虫採集を教えてもらったのだから、子供の頃は殺生しまくりの「生臭僧侶」だったという事になろう。
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posted by zen at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白