アメリカ合衆国の中間選挙、事前の予想とはずいぶんと異なり、大接戦だという。合衆国の民主主義が、かろうじて機能したという事だろう。それでもそもそもあの無茶苦茶な前大統領を、リーダーとして選んでしまったアメリカ国民、確かに
「アメリカ合衆国を世界ナンバーワンの国に!」
との掛け声は、国民にとってわかりやすいだろうが、日ごろの言動を考えれば、アメリカ合衆国のリーダーにふさわしくないことは、ほとんど自明であった。そして今回の中間選挙結果後の大勢、今だ判明していないとはいえ、先に書いたように合衆国の良識が少し働いたに違いない。
それでもこの天邪鬼爺は、あの大国そのものを信じることができない。大国だし自由主義陣営のリーダーに違いないけれど、信頼に足る友人国とはどうしても思えない。私自身、政治家でも何でもない故、何を申し上げても役に立つはずもないが、例えば今日の我が国の政権政党の指導者の諸センセイ方は、
「盤石の同盟国関係!」
と、信頼されていらっしゃる。
太平洋戦争中は、鬼畜米英とこき下ろし、英語すら禁止していた我が国の指導者達、手のひらの返しよう、さすが政治家センセイというべきだろう。
私とて、同盟関係破棄なんぞとは決して考えているわけではないが、何でもかんでも
「お説ごもっとも。」
と、隷属することは、それこそ日本という国の国益を著しく損ないかねない。天邪鬼爺の嫌味な言い方を許してもらえるなら
「アメリカ合衆国への隷属は、日本という国の国益を考えてではなく、ご自身の政治生命を盤石にするための、へつらい、忖度に違いない。」
と、いうのが本日の結論である。

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