2022年11月18日

翻訳は誤解すること 4

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「翻訳は誤解すること」の話題に戻る。
これまで何回か行きつ、戻りつしながら、言語の壁を越えての意思疎通の難しさから話を始め、その後同国人同士でも議論のかみ合わないことが起こりうることにも言及した。
ちなみに天邪鬼爺の持論は
「会議の結論は、積集合ですべし!」
で、この持論は信念と言ってもよいほどこだわるようになってきている。
2010年から始まった異国での暮らし、最初の二年間はエジプト・アレキサンドリア、そして2013年9月からは、ここシンガポールでの九年間、何度も似たような失敗の繰り返しを経験してきた。
最大の屈辱感は
「河崎は、前回の議論でOKし、今回だめだという。お前さんはうそつきだ!」
と非難されることであろうか。
私にしてみれば、非難されるようなことはしていので
「お前さんたちの方がうそつきだ!」
とさえ言いたいくらい。ただ私の反省点は、
「どうもお互いに誤解したまま、結論を出してしまったに違いない。」
にあり、
「責任は両方にある。」
と言いたいのだが、彼らの方が多数で、そのほとんどが同じ理解のだから、多勢に無勢で、私の方の責任と結論されてしまうのである。
それゆえ今回天声人語氏の内容を見て、ようやく我が意を得た次第。
言葉の壁を越えての議論は、翻訳の専門家ですら難しいと知ったのである。
いみじくも今G20 の機会を利用して、米中の首脳会談、日中の首脳会談が行われ、専門の通訳がついているから問題は起こらないのだろうかの取り越し苦労を懸念する天邪鬼爺なのである。
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posted by zen at 13:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の主張