2022年11月26日

音位転換

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今日は数日前の天声人語氏が紹介している、音位転換について。
普通に使われているうちに、音がひっくり返る(音の順序が逆転する)現象をこう呼ぶとは、国学者・金田一春彦氏の教えである。
例えば山茶花は、本来ならサンザカと発音すべき、
さらには、あたらしいは本来あらたしいだったとの事。
ちなみに天邪鬼爺の私は、この音位転換の呼び名を聞くはるか以前から、
「秋葉原を『あきわばら』とよぶのはおかしい、『あきばはら』だ!」
とかたくなに言い続けてきた。
実際東京の友人も秋葉原を縮めて言うときにははっきりと
「あきば」
とおっしゃるではないか。絶対に
「あきは!」
ではない。
ほかには、泉州南部から紀ノ川水系の方言には
「かだら」
というのもある。標準語なら「からだ」なんだろうが。
こう思案するとき、音位転換は結構あるもんだと感心、発音のしやすい順に変わってしまうのだろう。
まぁどうでもいい話ながら、
「あきばはら」
に固執していた天邪鬼が少しうれしくなっている週末である。
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posted by zen at 13:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白