2023年01月31日

奈良公園の鹿

⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
正月晦日 
2023年の一月は、行くの通り、あっという間に終わってしまった。


今日の話題は、新聞の記事から。
奈良の鹿(天然記念物)が、紀伊半島東部や西部の鹿とは異なっているらしいことが、DNA判定で確かめられたという科学論文が公表されたという。分かれ始めたのが、6世紀中頃らしく、言い換えれば春日大社創建の頃とあって、論文の著者達が
「歴史との一致に驚かされる!」
と、述べていらっしゃるという。なんとも壮大なロマンを感じる科学論文の内容で、奈良公園で「鹿のせんべい」を強請って、しきりに頭を上下させる鹿達を思い出し、微笑みがこぼれてしまう。奈良市にあって天然記念物だけに、捕獲はき禁じられているので一時は増えすぎて、奈良公園の芝生や木の芽が食べ尽くされるという被害があったと聞く。最近はどうなっているのかは知らないけれど、市境を超えて天理に移動して来る鹿は捕獲しても良いとのこと、ジビエ料理の材料にもなったそうだ。神の使いである天然記念物を食するなんぞ、罰当たりもいいところである。ただこの捕獲が、紀伊半島東部や西部の鹿達との交流を少なくさせたのかと、勝手に思案を巡らしている。

lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 12:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常生活

2023年01月30日

白鵬断髪式

⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
シンガポールは、今朝も涼しい朝を迎えている。
午前11時現在曇天で、さすがに雨は小休止。
でも現時点で暑くなる気配はない。有難いような、何となく寂しいような。

昨日、白鵬の断髪式のテレビ中継を見た。
白鵬の残した記録の多くは、ギネス認定されているというから、相撲はもはや世界標準となったという事か。ギネス認定はともかく、マスコミ報道がバッシングを続けた、白鵬の勝ちにこだわる姿勢、贔屓か否かはともかく、尊敬に値する面もある。照ノ富士との全勝対決、土俵に上がる前に土俵に額をつける白鵬を映していたが、当時は報道されていなかったような。それにしても執念というべきか、なりふり構わず張り合い、最後は小手投げで照ノ富士をやぶった一番も流されていたが、私はあの対戦をテレビ観戦しており、勝った時のあの顔を見て
「あぁ白鵬はこれで引退だなぁ!」
としみじみ考えた。一緒に観戦していた友人は、
「さすがに白鵬は強いな。まだ続けるんだろうなぁ!」
と、つぶやいたけれど、私はそのつぶやきには、何も反応をしないことにした。自身の印象に自信がなかったからではなく、敢えての評価は不遜だと考えたから。そして二か月ほど後、九月場所で照ノ富士が優勝、横綱昇進を見届けて、白鵬は引退を表明した。
月並みながらこんな横綱は、いましばらくは出ないのだろうなぁ。
(この稿続く)
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 12:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 時の話題

2023年01月29日

涼しい春節祭 2

⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
日本は、10年に一度の寒波に見舞われている、と書いた。
ところがこのシンガポール、春節祭前後の長雨は何と20年ぶりだと、シンガポールの友人から聞かされた。ほぼ赤道直下のシンガポールだというのに、この涼しさなのである。ちなみに、アメリカや欧州でも超寒波で、何人も犠牲者が出ているという。だから世界中「気象異常」といったところ。少なくとも北半球の冬は、地球温暖化の中にあって、猛烈に冷えているようだ。偏西風の蛇行が原因しているとの理解もある様ながら、天邪鬼爺なりに気になっている。
蛇行と言えば、黒潮の蛇行も何やら気がかり。大阪湾にクジラが紛れ込んだり、東京湾にイルカの群れが現れたりと、最近のテレビ報道がかまびすしい。
それでふっと思い出したのが、20年ほども昔のアメリカ映画、「The day after tomorrow」。温暖化の筈の地球が、大気の流れが変わってしまってm氷河期を迎えるという、これまた温暖化に警鐘を鳴らす映画だった。残念ながらどういう結末だったかまでは覚えていないものの、ハリウッド映画らしくともかくハッピーエンドだったような記憶が残っている。エネルギー浪費の大国アメリカ合衆国としては、温暖化は気にしなくともいいよという意味だったのかと、考えている涼しいシンガポールの日曜日夕方である。
(この稿続く)
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 時の話題

2023年01月28日

涼しい春節祭

⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
春節祭を迎えて一週間、シンガポールは雨天の日が多く、肌寒く感じる日が続いている。昨日金曜日は、久しぶりに晴れたとはいえ、それでも暑いというよりは、吹く風に心地好さを感じる程であった。北緯一度、ほとんど赤道直下だというのに・・・。
例年11月の中頃から二か月間程度は、夜間の冷房は必要ないことが多いので、今年の涼しさは驚くにはあたらないかもしれない。まぁ原因としては、エルニーニョやインド洋ダイポールの悪戯が、例年より長いのかもしれないと勝手に考えている。一方日本では、10年に一度の寒波とやらで、列車に数時間も閉じ込められた気の毒な乗客や、10時間以上も高速道路で立ち往生したトラックの運転手もいたそうだから、それに比べるとここシンガポールは
「例年より涼しくて、しのぎやすいだけ!」
という事になろうか。
昨日お世話になったグラブタクシーの運転手さん、
「日本は超寒波だそうですね。ここシンガポールは自然災害はまず無縁ですからね。」
と、得意気に話されていた。シンガポールにまでそんな日本の寒波のニュースが届くのだから、同じアジアの国とはいえ、災害大国日本の名に恥じない(?)、10年に一度の寒波なんだろう。
なんて自虐的に感心している。

lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 15:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 時の話題

2023年01月27日

雷放電の観測 51

⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
昨日、電荷保存則を取り上げ、電磁気学の基本法則の一つと書いた。
電荷は素電荷−1.6×10−19クーロンの集合帯だから、細かい点に拘るなら、数学的な意味で必ずしも微分可能ではない。ただし私達が学んできた巨視的電磁界理論(対象とする電流、電圧等の諸量は原則微分可能という意味において)は、少なくとも日常生活に不都合は生じない。つまり巨視的電磁界理論に基づき、電荷保存を取り上げてあれこれ書いてきたのである、ところが、最近の観測結果では、雷放電に伴って負電子と陽電子(電子の反粒子)が一緒になって「対消滅」を起こしているらしいといった報告もあるに及んで、私・天邪鬼爺のよって立っている「双方向性リーダーの進展」も、研究が進み全く新たなる知見が得られる頃には、もしかしたら否定されるようになるかも知れない。つまりくどいようながら、私の述べてきたのは、巨視的電磁界理論を是とする限りにおいての、雷放電の観測を通じての解釈であることを、ご常連様方には納得しておいて頂きたいのである。
(この稿続く)
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2023年01月26日

雷放電の観測 50

⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
電荷保存則。電磁気学の基本的法則ひとつ。
これが絶対的な真実だから、雷雲の電荷分離が起こる。
ハワイ大学・高橋さんの実験によれば、霰と氷晶が接触し周囲に過冷却水滴があれば、霰が氷晶から負の電荷を奪い、その結果霰が負に、氷晶が正となる。霰は原則下降しており、上昇流にかろうじて支えられ形式的には適当な高度で浮遊している。
話が前後したけれど、この浮遊している高度が、気温にしてマイナス10度〜15度(摂氏)の時、電荷分離の効率が高いようであるとは、高橋さんの実験の示すところである。高橋さんは、ゾンデによる観測を実施し、御自身の室内実験や推論の正し事を、証明していらっしゃる。世にいう、着氷電荷分離機構である。天邪鬼爺の私は、霰と氷晶の接触の際の電位差(接触電位差)で理解できるのだろうと、勝手に考えているが、これはあくまでも私の夢想である。ただ温度、湿度含め要因がたくさんあるだろうが、接触電位差と考えれば、湿度の高い際の電荷極性の逆転現象(霰が正に帯電)も何となく説明できそうな気がしてならない・・・。
(この稿続く)
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2023年01月25日

雷放電の観測 49

⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
昨日の内容に戻って考えている。
雷雲内の電荷の担い手である霰(原則負に帯電)や氷晶(原則正に帯電)は物理的に独立していると書いたけれど、現実には同極性の電荷なら引き合うし、異極性なら引き合うので、物理的には決して独立しているわけではない。それゆえ空間的観点からは、離れて存在しているという方が正確だろう。
さらに考えたいのは、上昇流や下降流という力学的力と、クーロン力の双方が、これらの霰や氷晶に働いており、力学的(物理的)には極めて複雑なんだろう。ただ力学的力とクーロン力を比較すれば、力学的力の方がクーロン力に比べ数段強い。だからクーロン力は、雷雲の中にあっては「摂動」なんだろうと、天邪鬼爺は考えている。雷雲となるための電気的二重層は、そう言った天の配剤(神の悪戯)ともいうべき、微妙な摂動の上で出来上がっているのだろう。そしてひとたび放電開始となれば、摂動であるクーロン力が無くなり、電気雪崩もレインガッシュも起こるのではないだろうか。
なお力学的力の方がはるかに大きいことは、以前話題に挙げたスパイダーライトニング、雷雲アンビルの正電荷が、反発もしあわずに存在しやがてスパイダーライトニングとなることからも理解できるのではないだろうか。
(この稿続く)
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2023年01月24日

雷放電の観測 48

⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
雷放電は、まぎれもなく高電圧現象である。
しかし電力工学などで扱う、高電圧や放電と根本的に異なる点がある。
それは電荷を蓄えている雷雲内の霰や氷晶が、非常に多数で構成されているうえ、それぞれが独立しかつ物理的に離れて存在しているという点であろうか。従って雷放電を模擬するのに、平板電極や棒電極を用いて行う室内実験では、電気・電力機器の耐雷試験には意味があるだろうけれど、放電現象そのものを模擬できるわけではないのである。それゆえこういった実験を「模擬雷」と呼ぶのは、いただけないと私は本音で信じている。雷雲は蓄電器という理解も、蓄電器が絶縁された二枚の電極で構成されているのが普通なので、これまた正しくはないというのが私の主張である。確かに雷雲と大地は、巨視的には蓄電器に等価と思えるけれど、ひとたび雷放電となれば、どのような過程を経て孤立して存在している電荷が一塊となるのか、そのことを理解しない限り、雷放電現象を理解したことにはなりえないのであろう。そしてそのカギを握っているのが、双方向性リーダの進展というあの仮説だろうと、この天邪鬼爺は信じている。双方向性リーダ進展は、放電開始点の電荷保存則という、至極単純で当たり前の物理法則に基づいて解釈できるだけに、この上もなく面白い。リーダも、帰還雷撃も、K変化も、その他の現象も、同様の論理でに説明できるに違いない。
(この稿続く)
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2023年01月23日

雷放電の観測 47

⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
春節祭Chinese New Yearの大騒ぎが続いている。
そんな中そろそろ、しばらく中断していた、雷放電の観測に話題を戻す。
何度も行ったり来たりしているが、「落雷や雲放電」に伴って放射される電磁界、観測機器の進歩に伴って、かつては見えなかった現象まで、見えるようになってきた。だから大先輩の先生方の皮肉を込めた
「河崎君達のやっていることは、昔我々がやっていたことを繰り返しているだけだよ!」
という言葉は、決して当たらないと私は信じている。
例えば、LF/MF波帯の多地点測定で、リーダー進展様相に加え,雲内の進展様相、雲内電荷分布の推定等々が可能となっている。K変化なども完全とはいえないまでも、発見されたブルック-北川両先生の推論が、どこまで正しく、どこからが不足していたかがわかるようになった。さらにこれは天邪鬼爺の理解ながら、VHF波帯の干渉計観測を重ねることで、さらに完全なシナリオを、完成させることが出来ると信じている。はてさて
(この稿続く)
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2023年01月22日

初デート

⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
春節祭 Chinese New Year
猛烈な寒波が日本を襲っている。
そんな今日、シンガポールで親しくなった友人家族と奈良で出会うことになっている。
表題の初デートで,ギョッとされたご常連様もいらっしゃるだろうが、残念ながら色っぽい話題ではない。本帰国されてほぼ一か月、7歳のお子さんの一か月間の成長が興味深い。
というのも、帰国されてそのお子さんのおっしゃったのが
「どうしてみんな日本語しか話さないの?」
であったと聞かされたほど。
数年ぶりの日本への帰国で、彼にとってすべてが新しかったのだろうから。
初デートの模様は、夜にでも再掲したい。
(この稿続く)
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常生活