2023年01月03日

雷放電の観測 31

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東大阪の中小企業製作の衛星はJAXAのHさんの協力を得て、紆余曲折があったとはいえ完成した。そしてまいど一号と名付けられ2009年一月に打ち上げに成功、無事雷放電の観測を行うことが出来た。
アラバマのヒューさんからの事前のコメントは、
「VHF波帯電波での雷観測を、人工衛星でするのは無理だと思う。」
と否定的だったけれど、これが思いのほかうまく受信出来ていた。
そこでMT君とKH君は北海道大や電通大の仲間達と共同で、宇宙ステーションのプラットホームからの観測を計画、光学観測、LF電磁波の観測、VHF波帯の干渉計観測を実施した。こんな風に雷放電の観測は、意外な広がりを見せているが、私としては地上での観測に依然として拘っているというのが本音である。というのも、衛星に関わると実際に動き出すのに思いのほかの時間がかかるからである。だから癇癪持ちの天邪鬼爺の肌には合わないのかも知れない。
おおよそ一月間にわたって、気の向くままに雷放電の観測について披露してきた。そして最後に紹介したいのは、雷放電に伴って放射されるマイクロ波の観測についてである。LF帯から始め、VHF,UHFと周波数帯域まで雷放電に伴って放射され、それを使って放電路の可視化が現実のものとなった。社会人ドクターとして大阪大学で学位を取られたTTさんのガンマ線といったより高い周波数の観測もあるが、それはさておき、最近マレーシアの連中と一緒にマイクロ波(10GHz)帯の観測に手を染め始めているし、日本ではMT君、AM君、TY君らとやはりマイクロ波を測ってみようといった機運が盛り上がってきている。そんな話をすると、故竹内先生からは
「そんなことは昔からわかっていた!」
とおっしゃるかも知れぬが、一方電子機器の長足の進歩により、見えなかった現象が見えるようになってきたという事実もある。それを歴史は繰り返すと理解するのではなく、繰り返しているようながら、螺旋的に上に上にと進んでいて、新しい解釈ができるようになってきているのでと理解したい。(この稿続く)
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posted by zen at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白