2023年01月05日

雷放電の観測 33

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雷放電は、月並みな修辞法ながら、自然の作り出す最も激しい現象の一つである。だから観測を通じて、その物理的メカニズムを明らかにしようと試みるとき、感度という観点からは比較的容易であるというのが本当のところかもしれない。つまり受信すべき信号の振幅は大きく、周囲の雑音との比較において信号の方がはるかに強大なのである。その一方、時間的な変化は驚くほど速く、そういった意味では観測したり、記録したりする難しさはある。実際我々が長く関わってきたVHF波帯干渉計、マイクロ秒の100分の1以下で移り変わる現象をどうやって画像化するかという点での苦労が、半端なかったし、今でもそれで工夫を重ねているのが正直なところである。くどいようながら、Passive(受動的と日本語表記は何となく白々しいので)なSensor(観測機器)は、感度より時間分解が勝負なのである。
ところで愛弟子の一人UT君は、近年レーダの開発、それもフェーズドアレイレーダの開発に関わっている。そしてフェーズドアレーと言えば、軍事的な意味もあって、メーカーにせよ研究者にせよすべてあからさまにできるわけではない。素人考えながら、こういったレーダーは高速で飛来する敵の航空機をもトラッキングできる筈。だから平和利用の一環として雷放電の観測ってのはどうなんだろう。昨日の続き、初夢の続きなのである。
(この稿続く)
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posted by zen at 02:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白