2023年01月12日

雷放電の観測 40

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雷放電は、大気の絶縁を破って大きな電流が正負両電荷群を流れる放電現象である。電流が流れるのだから、観測する一つの方法は、伴って放射される電磁界を捉えることである。一方大電流が一瞬のうちに「放電路」が過熱することで、電光を放射するので、光を観測することも、一つの手である。さらにもう一つ、大電流により加熱された放電路が作りだす雷鳴も、観測の対象である。つまり、電波、電光、そして雷鳴の三要素が「観測を通じての雷放電の研究」の対象という事になる。忘れてならないのは、放電は一秒にも満たない現象であるから、当然高速で稼働可能な観測器が必要となって来る。かかる意味で、電波の観測は近年の電子機器の長足の進歩により、いろいろなことが可能になってきている。一方電光の観測、電磁波同様瞬時の現象ながら、カメラという武器があり、比較的早いうちから、例えば機械的にフィルムを移動させる流しカメラが、興味ある結果を提供してくれている。さらに近年の電子工学の進歩による高速度カメラが、我々が気付いてなかった現象を写し出したりしている。さらに雷鳴、これは時間的には秒程度の時間分解で十分だったことから、1960年代にはアメリカで、1980年代になっては我が国内でも研究の対象となり、放電路の三次元画像化を提供している。
私、天邪鬼爺は最初光学観測に関わったけれど、すぐに王道(かな?)である電磁波観測に力を注ぎ、今日に至っているのである。
(この稿続く)
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posted by zen at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白