2023年01月16日

雷放電の観測 44

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「雷放電に伴って放射されるVHF波を測定して、放電の進展様相を可視化することを目的として干渉計を設計・製作した。」
というのが、正直な表現である。最初は狭帯域干渉計、のちに広帯域干渉計という事になろうが、足掛け30年近くに及ぶのだから、なるほどと考えるほかはない。私がこのように拘ってきたのは、雷放電の開始から終焉までを理解するのに最適な方法と考えたからである。確かに我々の分野の大先輩である南アフリカのプロクターは、1970年代の労作(大作)して、複数の点で記録したVHF波に時間作法を適用して、極めて詳細な放電の様相を発表している。彼の仕事を労作(大作)と表現するのは、1970年代の研究だからであって、今日ならGPSがあり、ずいぶんと速いAD変換器がありで、時間差法による位置推定は、比較的容易に実現できるようになってきている。しかしプロクターが理解しえなかった、バースト状のVHFについては、残念ながら時間差法では今日の技術と言えど、いかんともし難く、だからこそ我々は狭帯域から広帯域へと干渉法を根本的に見直しての努力を続けているのである。そして愛弟子のAM君は、バースト状のVHFパルスの放射源を明らかにしようと、頑張っている。
(この稿続く)
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posted by zen at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白