2023年02月18日

講演のあり方

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引っ越しのことは、先日来紹介している。
同じマンション内ながら連日の引っ越し作業、老骨のこの身にはやはり堪える。
大物は業者に頼んだとはいえ、当然それだけでは引っ越しは終らない。
それに木曜日、金曜日と会社でセミナーが開催されたので、それに出席したから、疲労は重なっている。。公式の言語は英語ながら、東南アジアの人達の訛りは分かりにくいのが疲労の一因だろう。
加えて速くしゃべりすぎる。一度途中で
「速すぎて理解ができない!」
とコメントしたのだが、参加者が大笑いしただけで、話し手は改めようとはなさらなかった。何のためのセミナー開催かと、本当に講演者の皆さんは考えているのかしらん。
実際セミナーも四分の三ほど終わったコーヒーブレイクに、参加者の数人と話してみたら、案の定装置の機能、誤解したままの人が何人もいた。
今回は会社の、或る意味セールスプロモーションなのだから、自分の理解を話すのではなく、参加者に自分の説明を理解したもらうことに骨を折らねばと思う。
このあたりは大学人とて同じで、学会で発表する研究室の学生さん達には
「自分の研究を理解していただくよう考えて講演するよう。」
と、助言した。だから多くの研究室でやっているという、発表練習は研究室として意図してしないようにしていた。早い話講演をしながら、聴衆の反応を参考に、詳しく説明したりサラリとすませたりが大事というのが、爺の持論なのである。

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2023年02月17日

礼儀と行儀 4

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昨日の花屋さんの態度である。
同じアジア人、ひょっとしたら出稼ぎのワーカーに間違われたのかも知れないが、に対して
「コインはないよ!」
とにべもない態度。少なくともレジスターをまさぐる姿勢でも見せて欲しかった。
だというのに、白人系の大男達には気前よく両替をしてあげる態度、老人の僻みか日本人のコンプレックスかは知らぬが、花屋の対象の行儀の悪さに違いないとは、私の理解である。
それに引き換え、ヘアサロンの女性、多分力なく歩いていたであろう爺を見つけて、走り出してきてくれた。こちらはある意味、礼儀正しいお方というべきなんだろう。それにしても74歳の天邪鬼爺には、地獄に仏の思いであった。
ちなみに走り出てきてくださった女性は、シンガポールの方ではなく、台湾から働きに来ているお方らしい。また花屋の対象は、生粋の中華系シンガポール人。だから
「礼儀を知っているが、行儀の悪い。」
のは必ずしも中華系とは限らない。
礼儀と行儀の話は、以前にも取り上げた。
MRT(地下鉄)やバスの乗り降りの際の、我先にという乗り方。
列車やバスが到着するまでは列を作っているのに、ドアが開く頃には列が見事に崩れてしまう。礼儀よく待つが、行儀悪く乗り込むのである。

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2023年02月16日

礼儀と行儀 3

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礼儀と行儀の話題は、昨日で終わるつもりでいた。
ただこの爺自身が被害者になったこともあって、もう一日続けたい。
数日来h引っ越しの作業が続いている。加えて夕立の多さもあって、洗濯物が溜まり気味。それで近くのコインランドリーに出かけた。
洗濯機に衣類を入れ、両替機の前に立ったら、
「洗濯機を使用しない方の両替は、お断りします。」
と貼り紙がしてあって、両替機は使用不可のランプ点滅しているではないか。
どうも不埒な若者達(?とは限らないかな?)が、両替をして店主が迷惑うしているらしい。店主の御苦労はさておき、これでは爺自身が大いに迷惑、本当に困り物である。止むを得ずコインランドリー隣の、アリスやシロが散髪してもらっているグルーマーさんを訪ね事情を説明したら
「あいにくコインは無いですねぇ。二ドル紙幣になら替えてあげられますが。」
とのこと。止むを得ずその隣の花屋さんを訪ねたら
「コインは無いよ。」
とにべもない。結局一軒ずつ訪ねてみたけれど、結果は同じ。そしてヘアーサロンでは
「この界隈ではコインはないだろうから、表通りの中華料理店か中華饅頭店まで行ったら。」
と教えられ、結局自宅近くまで戻って必要最低限を調達できたので、まずは洗濯をとコインランドリーに戻った。
とはいえ乾燥機を使うにはいささか足りないので、洗濯機の動き出すのを確認して、再度コインを求めて「三千里」の行脚に出かけたら、最初親切に教えてくれたヘアーサロンのおかみさんが私を認めて小走りで出ていらっしゃって、
「一ドルコインで10枚集めましたよ。」
と、有難いお言葉。
「これで洗濯が終わるまで少し休めるなぁ。」
と、コインランドリーに戻ったら、残り10分程で洗濯が完了というところであった。
ともかくも一息と椅子に座っていたら、えらく身長のでかい若者二人が覗き込んできたので、
「洗濯をしたいなら、まず一ドルコインを作って来なくてはだめだよ。両替機は稼働していないから。」
と教えてあげたら、いそいそと出て行ってすぐに戻って来た。
「早かったねぇ、どこで一ドルコインに替えたの?」
の問いには、
「一軒向こうの花屋さん。」
と、二人で40ドルほどを持って帰り、洗濯を始めた次第。
聞けば、この若者達アメリカのアラバマから石油関係の仕事で、三か月間ほどシンガポールに滞在とのこと。
「シンガポール人は、西洋人には親切だからねぇ!」
と、素直に喜んでいた。ということで、明日にまた。

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2023年02月15日

礼儀と行儀 2

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気が付けば昨日が、聖バレンタインデーではないか。
チョコレートをもらえなくなって久しいなぁ。

礼儀と行儀、もっともらしい話を今日も・・・。
我が家の大物家具の移動が終わり、ほっとしていたらもう一戸が転居中なのに気づいた。
私の住んでいるマンション、一棟にエレベーターが三台あり、原則共用とはなっているもの、のそのうちの一つだけが出入り業者に使用を許可されている。許可というよりは、いささか強めの推奨で、
「出入り業者の搬入・搬出は、原則このエレベーターにしてください。」
と、使用規定に書かれている。
ちなみに私の住むマンションは、一フロア六戸でその内二戸は専用エレベーターなので、四戸かけるフロア数(30階)の共用という事になろうか。だから繁忙時刻には、私はなるべく業者さんに推奨されている一台は使わないように心配りしている。
さて昨日、エレベーターを待っていたら、高校生風の女性が帰ってきた。そして引っ越し業者が使っているエレベーターに乗り込もうとするのでつい
「業者さんに譲って、私達は別の二台の到着を待ちませんか?」
と声をかけてしまった。
その女性怪訝そうな顔をするので、続けて
「今どなたか引っ越し中で、業者さんが頑張っていらっしゃるから、と考えて・・・。」
と説明したら、納得したのか待ってくれた。ところがその後ろから来た中年の女性、私達の話を聞いていた筈なのに、さっさと乗り込んで上がっていってしまった。
礼儀と行儀の続き話である。

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2023年02月14日

礼儀と行儀

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きのうは、さすがに余力はなかった。
シャワーを浴びて横になったのが、日が変わってしまった一時過ぎ。
それでも今朝は8時過ぎには起床。水道屋さんを待っている。

さて今日の話題は、礼儀と行儀。中国の方を揶揄して
「中国の方は、礼儀は知っているが、行儀は知らない。」
なんぞという。シンガポール人も大半は中華系だから同様だろう。
そう感じさせる要因の一つに、
「中国語の発音の、四声にある。」
と以前に読んだことがある。四声・トーンの上がり下がりで意味が全く違ったりするそうで、だから大声を出して言わなければ、意思の疎通が難しいから、だから我々から見たら、怒鳴り合っているように感じるらしいというのだ。
とこれは全く善意の解釈。
実は昨日興味ある経験をした。
引っ越しの荷物を台車で運んでいたら、同じマンションに住むいつも挨拶を交わす御仁に出会った。だからいつものように気軽に挨拶の言葉をかけたら、
「フン!」
という感じの対応だった。
老人が台車を押しているので、引っ越しの業者とでも思われたのだろう。
ところがエレベーターに乗って行き先階を押したら、そこでいつもの爺と気づいたらしく
「あら、河崎さん。お仕事ですか?」
と。親しげに尋ねてきた。天邪鬼爺の私にしてみればその変わりようが、いかにも不自然で
「このあたりが、中華系は礼儀を知っているが、行儀が悪い!」
と、言われるゆえんなんだろうと、納得した次第である。(この稿続く)
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2023年02月13日

お引越し

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今日は引っ越し。
シンガポールにやってきて、3回目の引っ越し。
10年弱の間に3回とは、やはり多いに違いない。
が、シンガポールのお国柄なのだろうか、引っ越しの多いのは私には限らない。
雨が降りませんようにと期待しており、現時点では湿度が高いだけで、かろうじて持っている。ワンコたちはクレートに入って、ともかくも静かにしてくれている。
最近シロは、知らない人に対してやけに攻撃的だから、・・・。
まぁともかく、静かにしてくれているので、引っ越し屋さんも気兼ねなく作業ができ、大助かり。そして引っ越しの顛末は、今夕か明日にでも(余力があれば)
(この稿続く)
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2023年02月12日

軽いやぶにらみ

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小学校6年生の頃だったと思う、級友の何人かから
「善ちゃん何處見てるんか、わからへんなぁ?」
と、指摘されるようになったことを覚えている。
今から考えると、あの頃から左眼の近視が進みだし、俗にいう軽いやぶにらみになり始めていたのだろう。結果的には、高校2年生の1月に左眼の網膜剥離を患うのだから、まるで無縁ではなかったのかもしれない。手術前には利き目は右眼となっていたので、高校に進学する頃はかすかにある自身のやぶにらみが、コンプレックスとなっていた。テレビタレントには軽いやぶにらみの方も少なくなく、かえってそれが人気の一つにもなっているようだから、コンプレックスを感じることなどない筈なのに、とりあえず多感な高校生だった私としては、避けてはは通れない身体的弱点の一つだったのかもしれない。ただ網膜剥離の手術に続いて右眼の近視も進みだし、結果的には眼鏡をかけての毎日となった。そして眼鏡はかすかにあるやぶにらみを隠してくれるので、コンプレックスはすっかりなくなった。
以来半世紀以上を経て、数か月前に私は白内障の手術を受けた。
白内障の手術では、目のレンズを切除し、人工レンズに変えてしまうのだが、老眼の矯正を人工レンズですることになり、近くは左眼を効き目とし、右眼を遠距離用の利き目とするようになった。それゆえ高校生の頃気にした軽いやぶにみはすっかりなくなったけれど、困ったことが起こった。それはパスポートの顔認証が、うまくいかなくなったのである。顔認証の一つの要因は、多分瞳の間隔なんだろうと思案をしてみると
「なるほど!」
と合点がいく。合点がいっても現実には、少しだけ厄介な問題なのである。
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2023年02月11日

建国記念の日

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建国記念の日

朝日新聞昨夕の夕刊・四コマ漫画に、
「なぜ『建国記念の日』と「の」が入るのか?」
と、取り上げていた。
四コマ漫画の内容はともかく、その意味は
「2月11日は、日本書紀の記述を暦に当てはめ、神武天皇即位の日が旧暦(太陰暦)の2月11日にあたるので、『いわゆる建国の日』としようと。」
昭和40年代に建国記念日を決めた、その議論に基づいているに違いない。
というのが、天邪鬼爺の理解である。
そもそも論ながら、我が国のような長く支配層が続く国にあっては、何月何日が建国記念の日に当たるのかは、定かでないのは当たり前。ただ天邪鬼さを発揮するなら、例えば江戸末期の大政奉還の日でもいいし、終戦記念日でも良いような気がするが、そんな提案は政権政党には即座に却下されるのだろう。だからと言って、神武天皇まで持ち出すのは、いささかどうかとも考えるけれど、半世紀以上も続けている「建国記念の日」が覆る筈もない。さらに今日の若者達は、訳も分からずこの祭日を享受しているのであろう。
シンガポールやアメリカ合衆国の独立記念日は分かりやすいけれど、果たして大英帝国にはあるのだろうか?そう考えるとき、何故我が国にそんな日が必要なのかと、ついついはすかいに構えてしまいたくなる。
そしてともかくも明日は、「建国記念の日」、シンガポールでしみじみ考えているのである
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2023年02月10日

卒論の頃 3

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卒論の頃の思い出、私が博士学生だったころにまで戻って、あれこれ思い出している。
博士課程学生は教員ではないので、本来は卒研生指導の義務はないけれど、四年生の下書きに眼を通し、朱書きすることがある意味慣習化していた。実際私が三年間で面倒を見たのが、T君、O君、そしてK君だった。
T君は地元茨木高校の出身で、高校時代は水泳だったか、水球だったかをやっていたと記憶している。当然のように大学院に進学を希望したが、夏休み中も大学のクラブ活動や七帝戦に熱心で、受験勉強に身が入らず、一年目は見事に失敗した。そしてT君は卒業を選ばず、卒業論文がほぼ出来上がっていたのに、留年する道を選んだ。いわゆる「院浪」という事になるのだろうが、人生は皮肉なもので、またまた大学院入試に失敗。さすがに二年も遅れることはかなわないと、京都にあるM製作所に就職した。ところが30年以上もたって私が教授に昇進して後、偶然会う機会があった。その時彼は高校の教員となっていて、
「会社勤めより、高校生を育てる方が性に合ってますから!」
と、数年の会社勤めの後転職したと教えてくれた。T君は、受験戦争時代真っ盛りに高校生活を経験し、その経験を高校生を育てるのに役立てたかったのだろう。
次の年のO君は配属されてきたころから、なぜか大学院進学はしないと決めていた。そしてM電機を就職先と選んで、残念ながら卒業以来会う機会が全くない。ただ卒業研究には熱心に取り組み、成果も立派のもので、その一部は電子情報通信学会の論文に公表されている。進学していたらと、ふっと思うが、今はどうしているんだろうか?
もうひとりのK君。比較的優秀な成績で大学院入試を突破し、最終的には地元の電力会社に就職した。だからその後の付き合いは、長い。京都での結婚披露にも招待されたと記憶している。彼の修士二年目に、私は名古屋大学に籍を得たので、修論の面倒は確か同じ居室の助手MNさんが見てくれたのじゃぁなかったろうか。
いずれにしてもこの三人、私とは10歳も歳の差はないので、皆さん定年退職され毎日が日曜日を楽しんで(いや退屈かな?)されているに違いない。
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2023年02月09日

卒論の頃 2

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卒論のこの時期思い出すのは、
「科目等履修生」
という肩書で、一般企業から研修に来られていた、社会人の方々である。年間一人か二人程度だったろうか。電力関係者が多く、私が助教授をしていた講座が「電力工学」であったこととも関係して、ほとんどが私の所属している講座に籍を置かれた。彼らは当然社会人、工業高校を卒業して就職、数年目の研修というかインターンシップというか、であったろうと記憶している。座学に加え所属講座では卒業研究を、四年生と同じように課していた。私が直接指導したのは10年間の在籍中に数人はいたろうか。ただ卒業研究と言えども社会人の力作だけに、国内の学会の口頭発表には十分耐える内容のレベルまで達することが多かった。
その一人は、東京理科大であったかな(?)大気電気学会に同行した。前日は友人のY君宅に同宿し、馴染の焼き鳥屋で小宴を持った。発表内容は、針端コロナ電流の多地点観測で、雷雲の動きをモニターしようという内容、周波数分解が高くないだけに、パソコンの時刻で秒単位の同期さえあれば、充分であった。この種の研究は、名古屋大学のロケット誘雷グループが1980年代に実施し、電気学会の論文になっているけれど、私達の場合はレーザー誘雷の実施と併せての観測で、技術の新規性というよりは、内容の新規性に意味があったのである。ただ彼が研修を終えて会社に戻ってしまうと、後を継いでやってみようという学生もなく、あれっきりになってしまったのは、今となっては少し惜しい気がしている。高校時代は剣道をやっていたという礼儀正しい若者で、もうそろそろ定年を迎えていらっしゃるかもしれない。(この稿続く)
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