素早く去るの三月もあと四日。
瞬くうちに、一年の四分の一が過ぎる。
昨日は久しぶりに職場に顔を出した。
CEOのアンドリューさんにあれこれ報告。
家人の具合と私の眼の具合は、いずれも気に懸けて下さっている。
一方ではご本人も
「時折胸が痛む!」
とおっしゃっていたが、これは心労からくるものだろうとは、この天邪鬼爺の直感である。気を付けて観察してみるに、素人目には悪いとは思えない。
実際昼前には、颯爽として外出なさっていたほどだから。
ただ来月半ばに精密検査をするとおっしゃっていたほどだから、ご本人には気懸かりなのだろう。
一方天邪鬼爺の観察によれば、三年間のコロナ禍で会社の資金繰りがすっかり悪くなり、さらには設備工事を主体とする会社だけに受注も目減りしてしまったよう。さらに悪かったのは、コロナ禍の直前に会社を買い戻され、大手企業の傘下から外れてしまったこと。まさか新型コロナがここまで社会を疲弊させるとは、だれも予想していなかった。
くわえて、ロシアのウクライナ侵攻。これは戦争がらみで武器産業には潤いがあるのだろうが、一般企業とりわけ設備工事をする会社には、あまりにも重い。一刻も早く侵攻の中断をと願うものの、大国の身勝手や思惑は、一般人のことを肯んじる筈もない。
いずれにしても爺の眼とCEOの胸、気懸かりは続く。
(この稿続く)

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