皐月四日
朝食をとっていたら、LINE電話。
故郷の知り合いからで、我が家の裏の畑に植えてあるサクランボの木、実がすっかり熟して、野鳥の餌になっているという。サクランボの写真も添えられていて、赤く色づき見事な様子がよくわかる。実はこのサクランボの木、シンガポールに来ることになった年の春、家人が植えた。植えたときには、親類の
「実のなる木は家の敷地に植えたらあかん。」
と、或る意味おせっかいな言葉も頂いたけれど、今となっては無視して植えておいてよかったと思う。
ただ後機会もなかなか無く、花の満開の様子も、サクランボの様子も見たことがなかった。

そして今年三月中旬、一時帰国で満開の様子を初めて見た。
「毎年花が咲いて、実がいっぱいなってるでぇ。まぁみな野鳥の餌になってるけどな!」
と、写真を送ってくれた知り合いから、からかい半分の言葉で聞かされていた。

ともかく現実に、サクランボの実のたわわを見て、或る意味感激である。

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