今朝早く、多分雨でも降っているのだろう、何やら薄暗い。
日本にいた一週間は、ほぼほぼ五時過ぎには目覚めていたというのに、シンガポールでは午前七時がようやくという有様。太陽の光が覚醒させるといった話をかつて聞いた気もするが、本当のところは知らない。ともかく今朝は、うつらうつらしていたら、いきなりの雷鳴である。それもゴロゴロといった雷鳴ではなく、それこそダイナマイトでも爆発させたかといった具合で、ドカンときた。そしてそばで寝ていた、アリスもシロも飛び起きた。当然爺も、確実に目を覚ませた。
この落雷、今住んでいる界隈には、高層のマンションが多いので、そのどれかに落ちたのに違いない。というよりこの爺、雷放電・大気電気学の専門家として、トリガード雷(上向き放電で開始する落雷)に違いないとの印象を持っている。残念ながら今日までのところ、観測を通じて確認したわけではないので、科学的な議論はできないけれど、いずれ観測的な証拠を上げて、どこかで発表できればと考えている。
さて先に述べた印象、上向き放電で開始する落雷の印象は、単に雷鳴から来たもので、多くの場合日本語で表現するなら、
「ゴロゴロ、ドン!」
が普通なのに、いきなりドカンとくるから。初めて聞いた時、付近でやっている地下高速道路の工事現場の爆発かと思ったほどである。
いずれにしても、観測を通じて確かめることが出来れば、新しい知見になるかもしれない。

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