何度か似たような内容を揚げてきたが、今日もまたまた繰り返してしまう。
それは大企業の認証試験データ捏造の不祥事である。
数か月前だったか、子会社となっているダイハツの検査データ捏造事件が明るみに出たとき、
「まさか親会社のトヨタはやってないだろうなぁ?」
といった考えが頭をよぎった。
なんといっても世界一の自動車販売数を誇る、大会社である。そんな世界に誇れる世界有数の大会社が、検査結果を捏造とは・・・!
ものつくり大国日本の誇りはどこへいってしまったというのだろう?
この種のスキャンダル、この爺が大阪大学で「工学倫理」を担当するようになった2000年以降、いやはや切れ目なしに次から次へと出て来る。
そしてこの爺は、
「失われた10年から失われた20年。さらには失われた30年に!」
と、自戒を込めて反省している。自戒の意味は、
「こんな社会になったのは、我々世代の責任でもあるから。」
の意味なのである。
爺一人ではどうにもならないことは自明ながら、団塊世代の一人として
「この体たらくを招いたのは、我々世代の責任もある!」
と、考えている。
だからと言って解決策があるわけではないのだが。

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