2024年02月09日

多民族国家 2

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シンガポールは、多民族国家であることは紛れもない事実。
長く大英帝国の植民地であったこととも関係して、中華系シンガポール人、インド系シンガポール人、マレー系シンガポール人が国民の構成要素となっている。実際街なかのホーカーセンターには、中華料理、マレー料理、それにインド料理が同じように店を開いていて、客が好みに合った料理を注文できるようになっている。それに昨今では日本料理(なんちゃって)や韓国料理のコーナーまであるホーカーセンターもある。
このあたりが、多民族国家の多文化都市と評価される所以なのだろう。
ただ、と天邪鬼爺は考える。
「この状態って、本当に多民族の文化が融合と言えるのだろうか?」
「むしろ、それぞれ独立して存在しているような感じやでぇ。」

つまり、いくつかの民族・文化がまじりあって、融合し新しい文化を創り出しているのではなく、中国、マレーシア、インドがそれぞれ独立し、互いに干渉もしていないといった風に感じてならない。
これが十年ほど前に訪ねたイスタンブールなら、まさに西洋と東洋が入り混じってうまく融合しているという印象が強烈だった。まぁ長く住むのと、一週間程度の旅行とでは、認識の深さは違うだろうが。それを割り引いても、シンガポールの場合いくつかの国の文化・習慣が融合されて新しい文化を形成しているというような印象よりは、それぞれの文化・習慣をそれぞれの人種が守り続けているという印象を強く感じるのは、決してこの爺だけではあるまいと考えている。
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posted by zen at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の主張