一般論ながら
「日本人の外国語修得能力の低さ(特に英語かな)の問題」
が顕在化するに及んで、幼児期から英語教育を開始しようという機運が盛り上がり、小学低学年からのそのカリキュラムが数年前より開始されている。こういった試みに対して、私は懐疑的でこのブログで何度かコメントしている。というのも、私自身の理解として
「日本人は、語学習得力が低いのではなく、議論する習慣が低いことが問題なのだ!」
といったところにあり、
「英語教育の前に、まず母国語で論理を組み立て議論する習慣を身に付けるべし!」
と、主張してきたつもりである。
概して我が国同胞は議論がうまくない。ある意味文化として
「言わぬが花」
「わざわざ言わんでも、わかってるやろう!」
といった具合で、だからというわけでもなかろうが、国会の論戦なども見ていて
「このセンセイ方プロやのに、なんと下手な!」
とごまめの歯ぎしりを感じることも多い。
つまり、母国語であっても議論ができない国民が、他の国の言葉でできるはずがない。そしてこのあたりを理解できない政治家センセイ方が、お役人様方の口車に乗せられてというと、言い過ぎだろうか。英語教育の在り方、真剣に考えないと、将来に禍根を残すことになりはしないだろうかと気を揉む天邪鬼爺である。

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