昨日の朝日新聞・天声人語氏によれば、「段駄羅」という一種の言葉遊びがあるそうな。
石川県能登地方の輪島塗の職人さんの間で、流行ったことがあるとのこと。
俳句や川柳同様、五七五の文字を並べるそうだが、真ん中の七を二通りの意味を持たして楽しむという。大阪人の地口とはまた違った趣ながら、天声人語氏の紹介していた例を掲げてみれば
愛してる 私と居てよ/渡しといてよ 請求書
能登地震 予期しなかった/良き品買った 朝市で
といった具合である。
エスプリの利いた、フランス人好みの、言葉遊びといった印象で、日本人もなかなかやるなぁと感心した。輪島塗の職人さん達の文化人としてのレベルの高さに打たれながら、一日も早い復興を願う。かの地の130年分のごみを憂いつつ。

クリックして投票を!