葉月晦日
困ったときの天声人語か、質問ドラえもん。
そして今日は「アサヒ川柳」から。
「商店街 からして逃げる大スーパー」
決して大スーパーではなかったけれど、この爺の故郷から、もともと少なかった商店を廃業に追い込み、僅か魚屋さんだけがのこって、そのスーパーもなくなった。限界集落に近い里山で、私自身も年寄りながら、年上のお年寄達が
「八百屋もないんやから、買い物にも行けん。晩御飯の支度にも困る。」
こぼしていらっしゃる。ともかく歩いていけるような場所にある商店は、昔からある魚屋さんで、いやはや困ったものである。かろうじて救われるのは、里山だけに手慰み代わりに畑で野菜を育てている方もいらっしゃって、田舎の村らしく融通しあっているから何とかなっているようだ。
それにしてもスーパーが出来たときには、
「便利になった!」
と大喜び、古くからあった八百屋に足を運ばなくなったそのつけを、20年近く経って払わされているようなものである。
身から出たさびと言えそうながら・・・。

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