2024年09月30日

千客万来

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親友のY 君、G君が貝塚の我が家を来訪してくれた。
ちなみにY君とは、1957年の10月4日に知り合って以来。
一方G君とは1967年4月に同学年になって以来。(網膜剥離のため長期結成したこともあって岸和田高校で三年生を二度経験したので同学年となったという腐れ縁)ただG君とはその後、予備校、大阪大学と一緒で、大阪大学では、学部、学科は当然同じ。卒研の研究室も同じだった。Y君とは67年来、G君とは57年来の「友情」という事になろうか。
Y君は東京から新幹線で遠路はるばる、G君は泉佐野の自宅から車を運転しての来訪で、そのほかお子様二人を連れてのご夫婦も尼崎からやって来てくれたので、まさに千客万来の我が家であった。それに町内では秋祭りの地車試験引きがあり、客を迎えるのに格好の日となったと理解している。
我々三人の語らいは、午後一時頃から五時頃までで、とりとめのない話題での雑談ながら、お互い75歳を越す「後期高齢者」で、となると病気の自慢が話題の中心となる。現時点では高齢によるそれぞれの問題はあっても、ともかくもまぁ自分の意志で動ける程度の問題だけで、とりあえずお互いは「健康」と認識しあい、次の機会を約束しての散会になった。本来なら東京から来訪のY君は、拙宅にて一泊をと考えていたのだが
「今回は帰るでぇ!」
と固辞され、残念ながら「お泊り」は今回見送りとなってしまった。

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2024年09月29日

母の従妹達

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昨日、亡き母の従妹二人との会食の機会に恵まれた。
祖母と彼女達の父上が姉弟の関係で、母の従妹とは言え年齢的にはこの天邪鬼爺に近く、子供の頃はよく遊んでもらったものである。これまでだって決して没交渉という状態ではなかったけれど、それでも私がシンガポールに住んでいる関係上、ついつい疎遠になりがちであった。ところが母の従妹のうちの一人のお孫さんが、大阪大学の理学部物理学科に入学し大学院に進学希望という事で、
「大学院に進学いうんで、相談にのってもらえるかなぁ?」
の依頼があり、昨年八月の一時帰国の折出会ったのが契機で、その後一時帰国の度に集まるようになっていた。そして今回は母の従妹のうちの一人、広島に嫁いでいるのだが、はるばるやって来てくれたのである。という次第で総勢11名の大会食。当然理学部に進学している当人もいて、大学院入試には合格したとの嬉しい報告もあった。
会食の間中、互いの懐かしさも手伝って話が弾んだ。とりわけ二人の母の従妹とこの爺の年齢が近い関係もあって、子供の頃にかえったような錯覚を起こしていた瞬間もあった気がしている。
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2024年09月28日

大学の使命

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昨日の続き。
天邪鬼爺のこの私だって、
「大学生時代は死ぬ気で勉強したもんや。」
なんぞと良い子ぶるつもりはない。実際工学部学生に必修である、図学や一般力学‘(?)は、かなり手を抜いたので、前者は翌年の追試、後者は合格点すれすれだったことからもわかる様に、手を抜けるときは手を抜いたものである。
ただ昨日の御仁のように
「大学は勉強するところではのうて、人との付き合い方を学ぶところ!」
と居直られたのでは、
「なんかちゃうやろ。」
と言いたくもなる。
そもそも論ながら、そして私天邪鬼爺が大学人であったことも関係して
「大学は、人との付き合い方を学ぶところ。勉強するところではない!」
といった一般論としての我が国の風潮が、今日の我が国のていたらくを招いているのではなかろうかと懸念しているのである。例えば相次ぐ大企業のテストデータの捏造事件、この根源の一つも
「大学は勉強するところではない。人としての自立を覚える場所である。」
といった、一般大衆の共通認識が、原因しているのではないかと考えるのである。
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2024年09月27日

バブルの頃

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昨日昼下がり、ひょんなことから話をすることになった行きずりの夫婦連れ。御夫婦とも全くラフないで立ちなので、話の最中に
「話の腰をおるつもりではありませんが、日本の方ですよねぇ?」
と尋ねたら、
「もう定年して自由の身だから!」
とあっけらかんと応えられた。それがきっかけで、年齢に話題が及んだら、この天邪鬼爺より6歳若いことが分かった。途端その御仁
「あなたたちの世代の学園紛争で、私達の世代は非常な迷惑をこうむったんだ!」
とおっしゃり、続けて
「あのバブルも団塊世代が得をして、わたしたちの世代はやはり犠牲になった。」
と愚痴を述べられた。
「ただその代わり、大学では勉強なんぞしなくてよかったし、人との付き合い方を学んだ。今の子供達は勉強、勉強で気の毒だ!」
と、教育論にまで話が及んでいった。
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2024年09月26日

彗星物語

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宮本輝さんは好きな作家の一人であることを、何度もこのブログで述べてある。
そして先日、日本人会の図書館で「彗星物語」の文庫本を借りてきて、それこそ一気に読んだ。五時間か六時間ぶっ続けて、読破してしまった。これだけ集中しての読書は久しぶりであるが、やはり宮本さんの作品は面白いので、波長が合うという事に尽きる。
シンガポールに住んで11年、新刊書の出版に気付くことも少ないのも事実だが、この彗星物語は1990年代初めに上梓されているので、30年も前の作品という事になる。今まで読む機会のなかったのはなぜだろう?例えば大作「流転の海」は新刊として出るたびに、早い機会に手に入れるよう努力してきたのに、「彗星物語」は、何かの拍子にエアポケットに入り込んで、気付かずにいたという事になろう。ファンと名乗るには、若干恥ずかしい気もする
天邪鬼爺の私が宮本輝さんの作品を好きだと感じるのは、内容やその展開もさることながら文自体がきちんとしていて、「日本の文学!」をしみじみ実感させるから。宮本さんが作家を目指すようになったのは、まだ作家となる前ふと呼んだどなたかの作品の文があまりにもひどかったので、
「これなら私も作家となれるかも?!」
と考えたからと、どこかに書いておられた。実際どの作品を読んでも、文がきちんとされていて、素人ながらに感心させられるのである。
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2024年09月25日

劣等民族

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「劣等民族」とテレビのコメンテーターが言ったとかで、問題になっている。
いやなに、「日本人はなぜ政権政党を応援する人が多いのでしょう?」という質問に対して、そう答えたらしいのだが、この天邪鬼爺だって似たような意見である。
何がって、政権政党の長が、
「太平洋戦争中に、日本軍の中国人虐殺は無かった!」
と平気でおっしゃるし、そしてそんな指導者の率いる政党を応援するのだから、やはり「劣等民族」自虐的に言いたくもなる。余談ながら、私は決して日本人は劣等民族とは考えていませんが。
天邪鬼爺の私とて、決して理想主義者ではなく、だからひとたび戦争という事になれば。お互いの鬼のもなれば蛇にもなって、ついつい無辜の民を虐殺してしまう可能性のあることは分かっている。つまるところ戦争が異常な雰囲気造り出してしまうので、戦争はしてはならないのです。だから常にそのことを反省して、可能な限り殺し合いという手段で、国際間の紛争を解決してはならないのである。
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2024年09月24日

勝てば官軍

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この時期シンガポールのお日様はほぼ真上。
秋の彼岸とそれから春の彼岸。
だから陽射しは、鬼のようにきつい。
ひなたに出ると、頭がくらくらっときそうになるで!

一昨日の続きを少し。
「勝てば官軍」という言葉がある様に、戦争はどちらが正しく、どちらが悪いとはいえない筈ながら、敗戦国はそれでも賠償金を要求されたり、戦争犯罪の追及を受ける。天邪鬼爺の記憶によれば、東京裁判でインド人の判事が独り全員無罪を主張している。無罪を主張と言っても、決して日本のとった行動を正しかったと認めているのではなく、
「戦争は、どちらが正しいとか間違っているとかいうのでは無い!」
という理念、「喧嘩両成敗」といったところであろう。
しかし現実には「勝てば官軍」がまかり通るのである。
くどいようながら、それでも「歴史修正主義」は、この爺は容認できない。
おりしも中東では、ポケベル爆弾が多くの犠牲者を出している。
悲しいというべきか、人間の性というべきか・・・。
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2024年09月23日

弱り目に祟り目

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秋の彼岸の中日
だから赤道帯のシンガポールは、ここ数日鬼のような強い日照りである。

「弱り目に祟り目」とは、今回の能登豪雨の事だろう・
何故元旦の大地震の同じ地域に、「線状降水帯」が発生したのだろう。
いやはや自然は不思議で、意地悪でと考えずにはいられない。
記憶によれば、確かダボスの会議(IAMASだったかIAMAP)で、「気象を変える」といった決議がなされ、天邪鬼爺の私でも
「それは無理やろう!」
と思いながらも、その決議に賛成した。
ただ今年のように、何度も同じ地域を災害が襲うという事実をみて、
「本当に気象を変えれるものなら、それもまた必要かな?!」
と、ついつい考えたくなっている。

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2024年09月22日

タイの文字 2

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一昨日の話題を続ける。
インドネシアもマレーシアも、本来固有の文字を持っていたと聞く。
ちなみにタイの、「ミミズの這ったような文字」は合計44文字あって、表音文字である。いわば日本語のカタカナやひらがなと同じ。インドネシアもマレーシアも多分同じように表音文字だったろうとは想像に難くなく、だからあっさりと西洋のアルファベットに簡単に切り替え得たのだろう。彼らの言語をけっして捨てたわけではない。
余談ながら、彼らは英語で話すとき「Tomato」を「とまと」と極めて日本語に近い発音で話し、「トメイトー」と発音すると不思議そうな反応である。
話題を本題に戻す。
だから一昨日書い、「太平洋戦争後、敗戦を機に日本も日本語を捨てて、英語を公用語にしたらよかったのです。」と同じ選択をしたわけでは決してないのだろう。西洋のアルファベットの方が、使い勝手が良かったのかも知れない。確かに合理的とも考えられるが、それでも私天邪鬼爺は、
「捨てて欲しくなかった!」
と,お節介にも考えているのである。
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2024年09月21日

深センの事件を考える

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中国南部の深センで、日本人学校に通う小学生が、現地の中国人男性に襲われ死亡したというニュースが流れた。反日感情もあっての事だろうが、月並みな言い方ながら、こんな暴力は決して許してはならないし、こんな事件があってはならないことは当然だろう。悲しいことに江蘇省でも今年の6月に似たような事件があって、この時は日本人をかばった中国人が亡くなっている。太平洋戦争の終結から来年で80年も経とうというのに、いまだに反日感情の高い人がいるというのは、困ったものである。
シンガポールの国是のように
「日本軍のやったことは赦すが、忘れない。」
とあって欲しいと願うのは、「加害者」側の国民として虫が良すぎるのだろうか。
ただくどいようながら、それでも今回のような不幸な事件は、二度とあってはならないと、念じている天邪鬼爺である。
翻って「被害国」の立場に立って考えてみる。
我国の政治的指導者で政権政党の中にあって右寄り「歴史修正主義」のセンセイ方は、靖国神社に参られるし、南京の虐殺は無かったとおっしゃる。そして
「国を守るために戦争で命を亡くされた方々に手を合わせて何が悪い。どの国にだって無名戦士の墓はある。」
と、主張される。が、我が国の靖国神社の問題は、太平洋戦争の戦犯として死刑になった方々を合祀(1970年代になって)してあることではないのか。
戦争は一方的にどちらかが悪いというわけではないにしろ、敗戦を認め戦犯として裁判で刑が確定していることも事実である。
だから「戦争犯罪人」に手を合わせる指導者達を見たら
「あぁ、日本はやはり反省してなかったんだ!」
と短絡してしまう一般大衆もいるに違いないのである。
だからと言って、今回の暴挙はあってはならないし、許してもならない。
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posted by zen at 13:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の主張