2024年09月20日

タイの文字

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4泊5日のタイ・バンコック、チョンブリ、ラヨーンの滞在を終えて、シンガポールに戻っている。タイでは、失礼ながらミミズの這ったようなタイ文字に悩まされながら、いらぬことを考えた。マレーシアやインドネシアは、本来固有の文字(日本の仮名に近い表音文字があったとも聞くが、今日ではアルファベットで「ローマ字」表記に近い記述をしている。いつの頃彼ら自身の固有文字を捨ててしまったのか知らないが、余計なお節介かもしれないけれど、本音で「もったいないことをしたなぁ!」と考えている。インドネシアからの留学生に、もう20年以上も昔に彼ら固有の文字を尋ねたら、彼自身は確かに知っていてそれでも「今の子供達は知りませんよ。」と教えられたのを思い出す。マレーシアの友人にも、これは共同のプロジェクトが始まってからのことながら、二年前に訪ねたら、記憶もあやふやなようながら、彼ら固有の文字のあったことを教えてくれた。東南アジアのほかの国々のことは現時点では知らないけれど、少なくともタイは、彼らの文字をきちんと守っていらっしゃる。固有の文字は、固有の文化でもあるのだから、おいそれと捨ててもらっては困るというのが、天邪鬼爺の意見である。
翻って我が国日本、中学、高校と英語を学習しているのに、英語音痴の国民性があり、
「太平洋戦争に負けたとき、公用語を英語にしたらよかったのだ!」
という意見を聞いたことがあるけれど、その時
「なんかちゃうなぁ。」
と考えたことを思い出す。
(この稿続く)

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2024年09月19日

Rayonの風

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去年の今日の内容(手抜きのためではないけれど)
今日はタイの・Rayonにいる。去年はマレーシアだったんだ。


マレーシア・クアラルンプール南部の、プトラジャヤにいる。
昨日はノベナの自宅までレンタカー(国際)に来てもらい、会社で干渉計のアンテナを積み込み、ウッドランド・ジョホールバルを経由して、陸路でクアラルンプール南部のプトラジャヤにやって来た。朝七時半の出発だったことも幸いしたのだろう、かつては結構時間がかかった筈の通関も思いのほか早く済み、プトラジャヤのUNITENには午後12時40分頃到着。正味5時間というから、航空機利用よりも実質的には短いことになった。UNITENに到着して、待ち合わせ場所の駐車場に着くと、JICAのNさんが待機して下さっていて
「ちょうど観測が終わったところで、今機材の片づけ中です。」
と、教えてくれた。そしてほどなくして、日本から来ているT君とUNITENのZafri君が現れ、輸送してきたアンテナをプロジェクトカーに積み替えた。これで明日以後の数日のサイトサーベイが、予定通りできると一安堵して、遅めの昼ご飯となった。

あれからちょうど一年。早いもんだ!
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2024年09月18日

バンコックの風 3

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いよいよ今日は、バンコック東南部にある、ラヨーンに移動する。
漸く、本当に漸く懸案のLFセンサーの設置を、開始できる段取りとなった。
とはいえネットワークが完成して後の調整もあれこれあるだろうから、ようやく入り口にかかったというのが正直なところである。明日に一局か二局が設置できれば、残りは現地のスタッフに任せてシンガポールに帰り、週明けには日本に向かわねばならない。
友人のG君はそんな私を
「相変わらず飛び回っていますねぇ!」
と感心してくれるけれど、本当のところは
「相変わらず這い廻っている!」
といったところである。
ラヨーンは今年一月にサイトサーベイに訪ねて以来。
いずれにしてもここタイは、熱帯の国だから暑かろうがなぁ。
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2024年09月17日

バンコックの風 2

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本日は、中秋の名月 Happy full moon

昨夕、愛弟子のA君がホテルまで会いに来てくれた。
A君は文部省の奨学金を得て、1990年代半ばから2000年まで大阪大学に在籍し、工学博士となられたタイ人である。彼が博士号を得るのと私が教授に昇進したのとは多分同じ頃で、その頃付き合いのあった愛知県の碍子会社に就職の世話をした。ところが二年後に退社して帰国したと、その会社の担当者から報告を受け、私個人としては忸怩たる気持ちになったのは事実である。
その後私は定年退職後、シンガポールにやって来てからはお互いの連絡も復活、昨日で確か四度目のランデブーである。四度目にして初めて退社したわけを尋ねたところ
「ガールフレンドがタイに帰ってしまって、寂しかったんですかねぇ。会社では英語も堪能という事で、何度かアメリカ出張もさせてもらったのですが・・・。親しい友達もいなかったし。」
としみじみ語ってくれた。
ただ帰国してから数年は、タイの会社で職を得ていたらしいが、その後京都にある日本の大企業のタイ支社に職を得て、
「FA機器の販売に関わってます。」
との事、よくよく尋ねれば支社には150名位ほどの従業員がいて、支社長に続く事業部長との事であった。年齢も49歳という事だし、
「次は支社長かな?」
と尋ねたら、恥ずかしそうに
「もう少しかかります。」
と返って来た。
「じゃあ僕は、あなたが支社長になるまで頑張るから。」
と励まして別れた。
久しぶりに、弟子の「坂の上の雲」を目指す姿に、感動を覚えていた。ちなみに彼の日本語は、変わらず堪能であった。

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2024年09月16日

バンコックの風

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昨日から、タイ・バンコックに来ている。
昨日朝午前5時に起床して身繕いし、5時半にはチャンギ空港を目指してグラブタクシーに乗っていた。当然朝ご飯は食べる気にならないので、家人におにぎりを作ってもらった。日曜日の早朝はPIEの渋滞もなく、20分足らずでターミナル4に到着できた。車で走りながらふっと思い出したのは、泉南地方での偉人、松田竹千代さんの事。岸和田中学校を中退してアメリカ合衆国にわたった時、母親から鰹節を持たされ船に乗ったと、年寄りから教えられたものである。75歳の爺のおにぎり弁当と、昔の10代前半の若者の弁当を比較するも大して意味は無かろうが、なぜかそんな昔話を思い出してしまった次第である。ちなみにその松田さん、記憶に間違いなければ、文部大臣を務めていらっしゃった頃だろうか、中学校に来られたような記憶が残っている。
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2024年09月15日

文庫本つばさよつばさ

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昨日は朝から大雨。
午前10時頃になってようやく上がったので、日本人会に出かけた。
明日からのタイ・バンコク出張に備えて、日本人会の図書室へ。
文庫本を二三冊借りてきた。
先日ちょっと述べた浅田次郎さんの、「つばさよつばさ」が文庫本になっていて、これ幸いと借ることにした。ちょうど「中原の虹」を執筆されていた頃の随筆なのだろう、北京・瀋陽間の列車での旅の内容があったりした。
その中で、「万里の長城」にも少しだけ言及しており
「北の女真満州族や匈奴の侵略対策には役に立たないことは明らか・・・。」
といった記述があって、
「これは、トランプ候補に読ませたいなぁ!」
なんぞと考え面白かった。
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2024年09月14日

聖徳太子の真似

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昨今、男性はとか、女性はとか、言う修飾語をつけた話は禁忌ながら、
「総じて女性の方が仕事を並列処理できない傾向にある。」
とは、空電研究所当時可愛がってくださったE教授の持論であった。もう四十年近い昔の話ゆえ、もはや時効であろうが。
とはいえ現実に我が家人殿もこの傾向が非常に強く、何か作業をしている最中に声をかけようものなら、気が散ると言って、こっぴどく叱られることも少なくない。それゆえ私は、E教授の観察眼はそれなりに正しいとの印象を長く持っていた。
そして最近、現在お世話になっているシンガポールの会社で、男性にもそのような方がいることに気付いた。昨日尋ねたいことがあり何気なく声をかけたら
「今考えていることがあるので、邪魔しないで!」
と、かなり厳しく注意され驚いてしまった。質問自体決して込み入った内容ではなかったのでこの爺にしては本当に意外で、
「男性にもこんな人がいるんだ!」
と新しい発見であった。
私の場合、特に現役であった時には、並列処理を旨とした。例えば電話中にスタッフが入って来て恐縮気に出て行こうとしたら、
「いいから用件を話してくれ!」
と、例えばメモ書きで渡しながら電話の会話はそのまま続けたりしたものである。それに聖徳太子を真似して、一度に何人かに話をしてもらって聞き分けようと努力したこともあった。そして三・四人までなら聞き分けることができた記憶がある。とりたてて言う自慢話ではないけれど。
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2024年09月13日

他国のことながら

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他国のことながら、アメリカ合衆国の大統領選挙が興味深い。
民主党の大統領候補だった現大統領のバイデン氏、6月に開催された共和党の候補の元大統領トランプ氏との討論会は散々な出来。だから討論会直後の視聴者の判断は、トランプ対バイデンは67%対33%と散々であった。11月の投票を待つまでもなく、これでは全く勝負にならないとさえ思われた。さすがの現大統領バイデン氏も懲りたのだろう、候補者たることを断念、その結果副大統領のハリス女史が引き継いだものだから、がぜん盛り上がって来た。実際先日の討論会では、ハリス女史の評価が非常に高く、11月の選挙が結構良い勝負になるのじゃないかと思わせてくれる。
それにしても、世界中何やら右傾化が進み、天邪鬼爺は面白くないというよりは、世界の行く末に懸念を禁じ得ないことしきりなのである。だからハリス女史、リベラルであって欲しいと念じている。なんといってもトランプさんは、American Firstの右寄り人間だもの。
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2024年09月12日

貴景勝の悲劇

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昨日はあのSeptember 11, 2001
もはや23年もなる。あの夜は名古屋で、Lightning Physics Workshopに参加していた。
アメリカからも同業の研究者が何人も参加していて、ニューヨークの惨事を一緒にテレビで見ていたっけなぁ。


大関から関脇に落っこちた貴景勝、10勝ルールでの大関復活特典を利用できなくなった。長年痛め続けている首の具合が芳しくなく、今場所とうとう途中休場。再出場もあり得ないという。ある意味この貴景勝も、相撲協会の「依怙贔屓」の犠牲者の一人と、天邪鬼爺は気の毒に感じている。というのも、相撲協会としてはモンゴル勢の活躍が面白くないのか、貴景勝関が少し良い成績を残すと
「来場所は綱とり!」
と煽り、マスコミ報道も盛り上げるように取り上げる。
昨年の秋場所だったかなぁ11勝4敗で優勝したら、
「九州場所は綱とり!」
といった具合で、九州場所は素人目にも無理な状態で15日間出場し、どうにか勝ち越したけれど、その後は散々で、とうとう大関から陥落したというのが実際のところではないかと考えている。
少し旧聞ながら、元横綱の稀勢の里だって同様の犠牲者というのが爺の理解で、依怙贔屓がどちらの例も負に働いてしまったに違いない。
「依怙贔屓のある社会は栄えない!」
くどいけど天邪鬼爺の個人的理解ながら・・・。
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2024年09月11日

被爆体験者

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困ったときの「天声人語」氏。
今日の話題は、一昨日判決が下りた長崎の原爆被害者の訴え。
いやはやなんとも妙な「被爆者と被爆体験者」の色分け。
原爆が投下された当時の気圧配置等の記録から、風況等を再計算して求めることで黒い雨が降った地域を求め、「被爆者と被爆体験者」の識別をしたという。原爆が投下されて79年、この間ある意味ほったらかしにされていた被害者の何人かに、今回救済の手が延ばされたという事だろうから、喜ばしいことは間違いない。
それにしてもである。
79年も経過してようやくとは、
「いかにもお役所仕事ではないのか!?」
と苛立たしい。だから
「長崎を、最後の被爆地にしたい。」
と願っている長崎の被害者の方々に、この爺は申し訳なさを感じてならない。
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