2024年10月06日

幼馴染 2

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昨日も書いた75歳になった今日でも続いている親友Y君との交流も、母の長期にわたる入院と二年後の早世が無ければと考えれば、「縁とは不思議なもの」とついつい考えてしまう。私自身は12歳の8月に母を亡くし、大仰な言い方をするなら「天涯孤独」となったし、Y君は10歳となる直前に両親と離れて「養子」に出たのだから、似たような身の上という事にでもなるのだろうか。そんな二人がお向かいどうしになるのだから、縁とは不思議なものと考えてしまうのである。小学生の頃はともかく、中学生になってからは、どちらかが風邪などの病気で欠席とならない限り、登校は二人一緒であった。不思議なことに、そんな二人なのに、小学校、中学校は同じクラスになったことがなかった。高校はY君は大阪市内の私学に進学したので、一緒に登校という事は無くなったけれど、夕方帰宅してからは、どちらかが訪ねて行って、たわいない話題で一時間程度楽しむという事が多かったように記憶している。当時は今日のスマートフォンはおろか、電話も簡単には使えないといった状態で、Y君は夜中でも話し合えるような「仕組み」を考えたいと、途方もないことを言い出した。
(この稿続く)
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posted by zen at 10:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白