霜月晦日
オーストラリアで、16歳未満のSNS使用を禁止する法案が可決された。
SNSがあれこれ社会問題化している今日ながら、よくぞ法律ができたものとある意味感心する。ところが日頃小中学生のSNS利用を問題視している大人達が、いざ法律ができたとなると、自分の国の事ではないのに
「子供の発言の権利はどうなるのだ?」
と、訳知り顔で言い出すから、天邪鬼爺の私は鼻白んでしまう。
がこの種の問題は、新しいメディアが大衆化するたびに繰り返されている。
例えば、この爺が子供の頃の「漫画本」、中学生になった頃の「テレビ放送」、いずれの時も「子供達が考えなくなってだめになる。」だの「一億総白痴化」だのと言った流言飛語がマスコミ報道などでまことしやかに語られた。その後はコンピュータゲームや携帯電話でも似たような危惧を大人達がしたのだろう。
話題を今回オーストラリアで成立した、SNSの禁止法今後多くの国に広がっていくのか、はたまたオーストラリアだけで終わるのかは爺には予測不可能だが、
「要するに、親達が自分の子供をどう教育するのかちやうんか?」
だと理解している。つまるところ、子供に権利がある様に、親には子供を育て上げる義務がある。この爺は息子や娘と30年近くも昔によく主張しあった。子供の権利を主張する彼らに、「私はあなたを成人まで育て上げる義務があるんだ!」と返し、彼らが高校生活を終えるまでの門限を厳しく午後10時としたし、携帯電話も与えることはしなかった

クリックして投票を!