2024年11月30日

SNS禁止法

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霜月晦日
オーストラリアで、16歳未満のSNS使用を禁止する法案が可決された。
SNSがあれこれ社会問題化している今日ながら、よくぞ法律ができたものとある意味感心する。ところが日頃小中学生のSNS利用を問題視している大人達が、いざ法律ができたとなると、自分の国の事ではないのに
「子供の発言の権利はどうなるのだ?」
と、訳知り顔で言い出すから、天邪鬼爺の私は鼻白んでしまう。
がこの種の問題は、新しいメディアが大衆化するたびに繰り返されている。
例えば、この爺が子供の頃の「漫画本」、中学生になった頃の「テレビ放送」、いずれの時も「子供達が考えなくなってだめになる。」だの「一億総白痴化」だのと言った流言飛語がマスコミ報道などでまことしやかに語られた。その後はコンピュータゲームや携帯電話でも似たような危惧を大人達がしたのだろう。
話題を今回オーストラリアで成立した、SNSの禁止法今後多くの国に広がっていくのか、はたまたオーストラリアだけで終わるのかは爺には予測不可能だが、
「要するに、親達が自分の子供をどう教育するのかちやうんか?」
だと理解している。つまるところ、子供に権利がある様に、親には子供を育て上げる義務がある。この爺は息子や娘と30年近くも昔によく主張しあった。子供の権利を主張する彼らに、「私はあなたを成人まで育て上げる義務があるんだ!」と返し、彼らが高校生活を終えるまでの門限を厳しく午後10時としたし、携帯電話も与えることはしなかった
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2024年11月29日

雨季到来

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今シンガポールは、雨季である。
ここ一週間近く、赤道直下とは思えない程、凌ぎやすい。
年によってこの雨季、甚だしく有り様が異なる。
でも「気象は常に異常」だから驚くにはあたらない。
昨年はどうだったか、あまり雨が降らなかったような気もする。
そして今年は、ともかく雨が多い。
昨日マンションのエレベータで一緒になった男性から、
「今雨季だ。今年は涼しいから有難い。」
と語りかけられ、適当に相槌をうったら
「あなたはこのシンガポールに何年居るのだ。」
と返えして来たので、
「10年余り!」
と答えると、納得気に頷いていた。
ただワンコ達には受難の季節で、夕方の散歩あまり歩き回れない。
だから我が家のワンコ達は、フラストレーションをためている。
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2024年11月28日

坂の上の雲を目指す

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何日か前、「坂の上の雲」の話をした。
それは、司馬遼太郎さんの著作「坂の上の雲」の書き出しにある、坂の上の「一朶の雲」を目指す若者が日本には少なくなったのではないかと、天邪鬼爺の私が危惧しているからである。それにこの時期、10年ほど前に放送されたTV ドラマ「坂の上の雲」が、NHKで再放送されており、たまたま観る機会に恵まれたこととも関係している。
私の弟子の一人に、韓国気象庁に勤務していた韓国人の弟子が居る。年齢は10歳位程度の差で、私が大阪大学の教授になる二三年前だったろうか、どういうきっかけだったか全く忘れてしまったけれど、「雷放電の研究をして、博士の学位を取りたい。」
と申し出があった。言葉の問題で、いささか意思の疎通に難があったけれど、もとより断る理由でもなく、博士課程学生として受け入れた。そしてそれから三年余り、主として国内の野外の実験(福井県美浜町のレーザ誘雷実験)に参加してもらって、めでたく工学博士の誕生となった。
彼の帰国後何年かして、ソウルで会うことになったのだが、
「おかげさまで副台長になりました。」
という彼が、私のおめでとうの言葉に続いて
「先生は私が出世すると嬉しいですか。それなら頑張って気象台長をめざします。」
と真顔で言ったので大いに感心し、
「韓国にはまだ坂の上の雲を目指す若者がいるんだ!」
と大いに感激した。弟子の彼が若者だったかどうかはともかくとして・・・。
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2024年11月27日

能登でまた地震

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昨夜午後10時過ぎ、日本のテレビ放送を見ていると、地震速報が流れまたまた能登で震度5の地震とか。おまけに雨も降っているそうで、土砂崩れの注意喚起も流れていた。いやはや、自然は「弱り目に祟り目」が好みなようで、能登地方に住む方々は大迷惑に違いない。
それにしても、自然災害がなぜに弱い者いじめの様に、同じ場所で続いて起こるのだと不思議に思う。ただかつてもう20年近くも昔だったろうか、地震を専門にされている研究者の方から
「河崎さん、大雪の時になぜ地震がと不思議に思うでしょうが、私は大雪の重さが、大地にも影響を及ぼすと確信しているんだよ。現時点では証明できないけど。」
と教えられた。日本海側の大雪が、太平洋側の雪の無い地域との間で、例えば本州に歪を起こすと考えられないだろうか、というのである。その後そのお方とは会う機会も減ってしまったけれど、能登の事を考え今さらながらに思い出している。
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2024年11月26日

琴櫻優勝

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大相撲九州場所、大関琴櫻が優勝した。
琴櫻関にとって来場所は横綱のかかる場所となり、大相撲協会としては喉から手の出るといった具合だろう。
一方多くのファンから期待されていた新鋭大関の大の里は、今場所はあまり芳しくなかった。芳しくなかったといっても、九勝六敗だから及第点なのだろうが、期待を集めているだけに厳しい評価となっている。大関に昇進した場所で、場所前にあれこれ行事もあったのだろうが、元栃東の玉ノ井親方が、初日だったか二日目だったかに
「今場所は、体のはりが良くないですねぇ!」
と解説されていて、結果的には「やはりプロ眼」だったと感心させられた。
ただ相撲狂としては、13日目、14日目の大関対決で豊昇龍、琴櫻への負け方、
「攻め込みながら負けた!」
とみる向きもあろうが、天邪鬼爺は
「研究されたんだろう!」
の感をぬぐえない。
まぁお互い研究しあってお互いを高めていくんだろうと、来場所に期待している。

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posted by zen at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 時の話題

2024年11月25日

晩秋

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11月の下旬は、かつて「ロケット誘雷(名古屋大学グループ)」実験の時期であった。
この天邪鬼爺が、そのロケット誘雷に関わっていたのは1988年から2000年の10年余りである。もともと籍を得ていた名古屋大学空電研究所は、誘雷実験には強く関わっていなかった。悲しい事ながら、空電研究所で大気電気学(雷放電物理)を研究されていた助教授の、工学部教授へのライバル意識が、一緒に実験研究することを拒んでいた。
実際1982年の冬季には誘雷実験に参加したのだが、翌年か翌翌年
「誘雷実験に参加するなら、仲野君と河崎君だけが参加すればいい。研究所本来の野外観測は、今年は福井県の三国町で。」
とその助教授が一方的に主張して、助手である我々はその主張に従う事になったのである。
ところが、二年ほどして空電研究所の改組が現実のものとなり、大気電気分野の我々は、いずれ研究所から出て、どこかに籍を探さねばならなくなり、1988年から、石川県の獅子吼高原での誘雷実験に参加、さらには工学部の教授を担ぎ上げて、インドネシアでの誘雷実験を実施、仲野さんと私はそれぞれ、名古屋大学工学部、大阪大学工学部に籍を移したのである。
11月も下旬となって、懐かしいロケット誘雷実験の事を思い出した次第である。
その誘雷実験を、愛弟子のM君が今年も実施する。爺も参加しよう。
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posted by zen at 09:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 時の話題

2024年11月24日

冷たい雨

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この時期、シンガポールは雨が多い。
そして気温も比較的低いので、ある意味凌ぎやすい。
日本でいうなら冬にあたるのだろうが、さすがに熱帯だけに高々「凌ぎやすい」だけである。多分に漏れず、昨日も午後はほぼ終日雨。だからワンコ達の散歩に困る。雨の止んだタイミングを見計らって、ワンコ達と出かけるのだが、多くも歩かないうちに大粒の雨が落ちてきて、大急ぎで帰るしまつ。雷鳴も何もないので、多分「冷たい雨」だろうと考えながら、ワンコ達を走らせる。
ちなみに、雷雲となるには、雲の中に霰が出来ねばならない。雲の中での電荷分離には、雲の中の氷が必要不可欠。かかる意味から、雷活動の伴わない雨を、大気電気の分野では「冷たい雨」と呼んでいるのである。「冷たい雨」なんぞというと、歌謡曲のフレーズになりそうながら、まぎれもなく「科学用語」なのである。私の専門分野、「大気電気学」もなかなかしゃれている。
ご常連様、そのように思われませんか?
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posted by zen at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外生活

2024年11月23日

勤労感謝の日

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日本では「勤労感謝の日」祭日。
だから、年内最後の三連休になるのだろう。
わいが高校生だった1960年台にはこの時期、日本では随分秋も深まっていた。
ただ近年の「地球温暖化」により、11月の初旬に夏日があったりする。
いやはやかなわない。
そんな時代が来ているというのに、次期アメリカ大統領に決まったドナルドさんは、
「掘りまくれ!」
と、石油の増産を勧めているという。
「アメリカ第一主義」
を主張する彼が、選ばれるのだから、同盟国と仲良くしつつも、100%心を許せない。
以前から何回も書いているように、個人的に親しいアメリカの友人は多いけれど、群れを成すとき彼らは「白人優位主義」が頭を持ち上げるのである。
もう一度、いやはやかなわない!
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posted by zen at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常生活

2024年11月22日

思い出したこと

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一昨日昨日「坂の上の雲」と題した内容を揚げた。
細かな話はさておき、これは司馬遼太郎さんの著作の題名で、わいの好きな作品の一つである。好きな作品には違いないけれど、「司馬さんの歴史観」に共鳴してというのが正直なところで、大学闘争、学園闘争世代の生き残り(?)として、新左翼シンパのわいは、司馬さんの言説で未だに啓発されている。ただ同じ世代のやや右寄りだが親しい同僚は、「司馬遼太郎」さんを受け入れらないらしく、全く否定的でこの件に関しては、意見がかみ合わなかった。1970年台当時は、多分敵対していたのだろうが、お互い教授に昇進した2000年台には、左右「イデオロギー」の差はともかく気の合う仲間となっていた。
話は少し変わるが、あのころ大阪大学も大学院重点化の波が寄せ、あれこれ改革を余儀なくされたのも、我々団塊世代が指導者になった頃であった。そして電気系は大学科制となり、40講座教授数40名弱、准教授、助教も入れると100名を越す大所帯となった。だからそれまで持ち回りで担当することになっていた学科長も、選挙ということになった。そしてわいは二代目の学科長を務めることになったのだが、先に述べた右寄りの同僚が
「河崎さん、選挙で選ばれたんやからやりたいようにやりや!」
と「暖かい」言葉をかけてくれた。
ただわい自身選ばれたからと言ってやりたいようにやる気など全くなく、
「舵取り任されただけや。やりたいようにやちゅうなんて、さすがきゃつは右寄りなんや!」
と、あの時は改めて30年昔を思い出していた。
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2024年11月21日

訃報

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火野正平さんが、亡くなったという。
自転車で全国を行脚するという、NHKの「心旅」という番組で、元気なサイクリング姿を見せていらっしゃるというのに、なんとも寂しい限りである。実のところ火野さんとは同い年だから、天邪鬼爺の私もついつい弱気の虫が出る。ネット新聞によれば、今春のサイクリング取材も、腰を痛めて代役を立てていたそうで、彼のおしゃべりによる視聴者からの手紙紹介が無ければ、面白さも半減であろう。
ここまで書いたら、今度は相撲解説の北の富士さんの訃報が入った。
ちなみに北の富士さんは82歳。爺よりも7歳年上ながら、やはり寂しくなる。
谷川俊太郎さんも鬼籍に入られた。
天邪鬼爺のわいは、それでもまだまだ年貢をおさめへんでぇ。
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