昨日特急サンダーバードで金沢を訪れたことは,昨日紹介した。
そのサンダーバードでのことである。
新大阪駅で一人の男性が乗り込んできて隣に座った。
年の頃なら,50歳を少し越したところだろうか。
一見して馬が会いそうな御仁である。
やがて私達は,話し始めた。
聞けば小学校の教員で,会議のため福井に向かっているという。
さらに福岡からの旅行ということで,我々の話は一挙に盛り上がった。というのも,この爺半世紀を越す,西鉄ライオンズファンだから・・・。
この御仁,若い頃に台湾は高雄の日本人学校に,三年間赴任していたとおっしゃる。
「いあやぁ,私はシンガポールに住んでいるんですよ。そして同じマンションに,日本人学校の先生が住んでいらっしゃいますよ。」
と申し上げれば
「シンガポールの日本人学校,クレメンティ校とチャンギ校ありますよねぇ。」
と,さすがに詳しい。
「日本人学校への赴任,我々には希望先なんて主張できないんです。」
との事。特に福岡県では,応募用紙に希望先を書き込むだけで,落とされてしまうそうで,
「派遣は,国際貢献のために働きますという意思のもとに,採用されるんです。だから希望国なんてあったらだめなのです。」
とのこと。さらに
「管理職になったらもう一度応募して見たかったのですが!」
だそうだが,最近では管理職の派遣は,定年後という事になったそうで,
「定年になったら,また一度応募してみます。」
との事であった。ちなみに現在の勤務小学校,
「始業前に,全児童は体育用の服に着替え,はだしになって10分間グラウンドを走ります。35年前の初代校長から続いている教育方針で,地元の大学や靴メーカーと共同で,その効果に関する研究も進めています。」
のだそうだ。

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