「北陸の冬季雷」ちゅうて特別の名前つけられてくらいやから、それなりにわいらが長く見たり聞いたりして知ってる夏の雷とは、違うた性質有るねん。
それを今思い出して並べてみたらこんなになるねん。
雪起こし(鰤起こし)、早い話降雪の前触れ
一発雷、ほんまに間歇的な雷活動なんや
正極性落雷、正と負比べたらほんまに1:1に近いんや
連続電流、落雷の後長い間電流が続くねん
大電荷、中和される電荷量が際立って大きいのんあるねん
大電流、電流の値も際立って大きいのんあるねん
上向き放電で始める落雷、この比率も高い
水平放電路
スーパーボルト
雷放電の研究に取り組んで、10年程たった頃かなぁ、わいは研究会で
「冬季雷を理解するためには、こういった性質を併せて説明できるような、冬季の雷雲のモデルが必要!」
ちゅうような発表したことがある。以来30年近く経ったけど、どうやろなぁ。
一つ一つの性質は確かに、いや二つ三つ併せて理解はできるけど、全部併せてちゅうたらきっとまだまだやと思うで。余談やけど、わいの一番弟子のWさんが知り合った頃
「蘭州の雷も、水平放電路が長いんです!」
ちゅうて説明してくれた。30年近くも昔の話やけどなぁ。
話を元に戻したらおまけにガンマ線放射が見つかったり、ほんでもって一番新しいのは「反物質の生成」まで発見されたんやから、ほんまにアメリカ人の同業研究者が言う
「Japanese Mystery and/or Miracle of Japan」
や。わいは定年退職して5年近う経ったけど、「反物質の生成」ちゅう記事以降、なんやもう一回年甲斐もなく雷放電の研究活動再開したいちゅう意欲が湧いてきたような気がするなぁ。

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