2018年01月16日

1・17 阪神大震災

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明日は阪神大震災の日。
以来23年を経過した。速いものである。
この爺昨今学会関係にはとんとご無沙汰ながら、地震前兆現象をとらえるという研究はどうなっているのだろう。地震の専門家集団は、発生の事前予測は困難であると結論を出したようながら、大気電気学からその分野に入って行った、地震電磁気関係の研究者は、決して諦めてはいないようだ。それでもこれだけ時が経過してしまうと、勢いはおのずと低下してしまう。東北の地震からだってもはや七年に喃々とするものだから、当然とは言いたくないものの、研究姿勢の勢いが減じるのも、自然の理なのだろう。
一方大地震の前兆現象という立場から、宏観現象に注目した研究者もいた。だから阪神大震災の直後には、宏観現象の写真集も出版されたけれど、こちらはすっかり消えてしまった。地震雲なんぞといった怪しげな写真まで載っていた。宏観現象の中には、ナマズが騒ぐ、犬の遠吠え等も含まれるが、そうそうスマトラの大地震の時は、象が内陸部に向かって走り出したという話もあったっけ、江戸時代からも噂されていたと聞く。まんざら嘘でもないのだろうが、どう科学につなげるかが鍵なのだろう。
科学的な議論をと考えるとき、高校の数学で学習した「必要条件・十分条件」を思い出す。早い話、
「大地震発生前に、かくかくしかじかの現象が起こった!」
という必要条件に加え
「かくかくしかじかの現象が起こるときに、大地震が起こる。」
という十分条件であることも担保されねば、科学以前の未科学としか評価されない。言い換えれば宏観現象が淘汰されてしまったのは、必要条件(状況証拠ともいえようが)ばかりを集め一時はベストセラーになったものの、一般大衆でさえもが
「予兆減少としてはつかえない!」
と判断してしまったからなのかも知れない。
先日も、北海道沖で30年以内に大地震の起こる可能性が高いといった報道があった。ただこれでは悲しいけれど予知・予報にはならない。それでも気象庁は大真面目で発表している。本音で「大地震発生の直前予測」はまだまだ道半ば、いや端緒についたばかりかもと思案しつつ、1・17阪神大震災を思い出している。
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posted by zen at 09:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学一般
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