2018年03月16日

専攻長してたなぁ

⇒⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
私は、大阪大学在職中の2006~2009年度の4年間、工学部電気系の専攻長をやらせて頂いた。電気系は、かつての電気工学科、通信工学科、電子工学科、情報工学科、原子力工学科が、大学の独立法人化に合わせて一つの大きな学科となって再編成され、その後何度かの改変もあって、教授数(昔風に言うなら講座数)25という大学科を構成していた。定年して5年経った今でも多分組織としては大きく変わってはいない筈で、少し小さくなったとはいえ地方の大学なら一つの学部ほどもある大世帯であった。そんな大世帯の専攻長なのだが、私達は構成員おおよそ70名の選挙で選ぶという手続きを取っていた。その昔の小さな学科の時は、教授輪番で学科長を務めるという制度が確立していたけれど、いろいろな学科が集まっての大学科制、旧学科間の利益相反という事も多々あり、
「それなら選挙でリーダを選べば、恨みっこなし!」
という事になった次第である。そして毎月一度(確か第二木曜だったと記憶しているが)定例の教授会を開催し、懸案事項をあれこれ議論して合議制で学科の運営を行っていた。ただどうしても合意に至らないような案件には、議論の後に多数決を取るという「民主制」を引いていた。
ここまでは何の面白みもない話ながら、専攻長を仰せつかっていた4年間に、たびたび経験したというか、あるいは先輩の教授から頂いた助言で、未だに引っかかっている。それは
「河崎さん、選挙で選ばれたんやから、もっと自由にやってええんや。強権発動でもええんやで!」
という励ましの有り難い言葉である。ただ私は、選挙で選ばれたのは舵取りを任されただけで、とても思いのままにという気持ちにはなれなかった。今からして思えば、その頃強い指導力を持った府知事が選ばれていた頃で、
「選挙の結果が民意。だから私のやることが民意。」
と、民主主義をはき違えた強弁がテレビ画面を賑わしていて、だから助言を下さった先輩は
「府知事のリーダーシップに憧れを持たれていたのかもしれないなぁ!」
なんぞと思い出している。私自身は先ほども書いたように、選ばれたのは舵取りを託されただけで、思いのままやろうなんぞとは考えたこともなかった。
昨今選挙で勝てば、やりたい放題、それを指導力と勘違いする一般大衆が多い様で、私は危惧している。いやなにこれは国政の事ですが・・・。
lanking.gif
クリックして投票を!



posted by zen at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/182702009
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック